枠しだいだが、サトノルパンとビッグアーサー【シルクロードSの分析】

こんばんわ、ウキョーです。
今週は、シルクロードSと根岸Sの2つの重賞がありますね。
今日は、シルクロードSの分析をします。

京都芝1200mの傾向

京都芝1200mは、一般に言われるほど時計は速くない。タイム項目の優先順位も高くはないので、スピードがなくても他項目のプラスでカバーできる。
京都の芝も時計がかかってきており、一気に速くなるとは思えないので、プラスマイナス0.2秒くらいを想定しておく。

有利枠は5枠、6枠、7枠、8枠で、不利枠は1枠、2枠、3枠。

逃げ・先行に有利なコースで、後方勢は届かないケースが多い。

連対率3割を超える騎手は福永騎手だが、療養中で騎乗予定はない。
人気で安定しているのは浜中騎手（ダンスディレクター騎乗予定）。
人気薄なら川田騎手（アースソニック騎乗予定）。
　

シルクロードSで人気、話題になりそうな馬

アクティブミノル　　評価：Ｂ
戦績のトータルは「－２」で、出走登録馬中12位とあまり走れていない。
アクティブミノルは、時計が速すぎても遅すぎてもダメで、17着に大敗した前走の阪神Cは、時計が遅すぎた。また、前走の阪神Cは、序盤からテイエムタイホーとスマートオリオンにプレッシャーをかけられ厳しい展開。今回も、ネロやローレルベローチェといった強力な先行馬の存在が問題となるが、時計面では有利になるだろう。相性の良いコースでは【1 0 0 2】と強調できないが、騎乗予定の武豊騎手がコースを得意にしているので、有利枠を引ければ好勝負も可。

サトノルパン　　評価：Ｂ
戦績のトータルは「＋４」で、出走登録馬中３位とかなりのアドバンテージ。
サトノルパンは、相性の良いコースのトータル成績が【4 0 1 1】で、掲示板を外したのは去年の京王杯SC（東京芝1400m・6着）だけ。その京王杯SCは、スローペースでレースタイム差＋0.7と、かなり時計がかかったレースで、サトノルパンにとっては時計が遅すぎた。かといって、あまり時計が速くなると厳しいため、京都芝1200mくらいのタイムがちょうど良いのだろう。前走の京阪杯で見せつけたスプリント性能は、今回も脅威となる。

ダンスディレクター　　評価：Ｃ
戦績のトータルは「＋－０」で、出走登録馬中７位可もなく不可もなし。
ダンスディレクターは、時計勝負でこそのタイプで、それほど時計が速くならない京都芝1200mが向いているわけではない。また、開催が進んだ馬場も弱材料。相性の良いコースでは【2 2 0 3】と可もなく不可もない戦績となっており、やはり問題は走破タイムということになる。騎乗予定の浜中騎手が、先週の負傷からどこまで回復してくるかも微妙なところで、今回は静観したい。

ネロ　　評価：Ｄ
戦績のトータルは「－１」で、出走登録馬中10位とイマイチな結果。
ネロは、1000m戦で実績を残してきたが、本質的には時計がかかった方が良いタイプで、開催が進んだ京都芝1200mは合っているはず。実際、2走前に勝利した京洛Sはレースタイム差＋0.8、前走のラピスラズリSはレースタイム差－0.3で、ほどほどの時計から遅いタイムに適性がある。ただ、今回のメンバーに入ると、若干スピード不祖ックなので、好走するためには、とにかく時計がかかってほしい。相性の良いコースのトータル成績は【3 2 1 4】で、掲示板を外したのは葵S（京都芝1200m・8着）と、山城S（京都芝1200m・11着）の2回。

ヒルノデイバロー　　評価：Ｃ
戦績のトータルは「＋－０」で、出走登録馬中７位と可もなく不可もなし。
ヒルノデイバローは、根岸Sではなく、こちらに登録してきた。芝では1戦しかしていないため、戦績項目は当てにならないし、タイム面でも未知数。主戦のダートでは、時計勝負に適性があった馬だが、果たして芝で通用するのかどうか。それでも、騎乗予定の岩田騎手がコースを得意にしているし、何よりも根岸Sに登録すらせずに回って来た、陣営の思惑に乗ってみるのも一興。

ビッグアーサー　　評価：Ｂ
戦績のトータルは「＋４」で、出走登録馬中３位と、かなりのアドバンテージ。
ビッグアーサーは、とにかく時計が速くならないとダメなタイプで、開催が進んだ今の京都芝1200ｍのタイムが合っているとは言えない。それでも、相性の良いコースでは【4 1 1 0】とほぼパーフェクトな成績で、安定感は抜群。ただ、いずれのレースも速い時計の決着ばかりで、時計がかかった前走の阪神C（阪神芝1400m）では初めて連対を外してしまった。今回も、時計が速くならないと届かない場面がありそう。藤岡康騎手からM・デムーロ騎手に乗り替わるそうだが、デムーロ騎手もランク外なので、強材料にはなり得ない。

ヤマニンプチガトー　　評価：Ｃ
戦績のトータルは「－４」で、出走登録馬中13位とまったく走れていない。
ヤマニンプチガトーは、時計勝負に強いタイプだが、今回のメンバーに入ると、これくらいのスピードでちょうどいい。ただ、相性の良いコースで【1 0 0 6】とまったく走れておらず、若干タイムが遅くなってきそうな今の京都芝1200mには向いていない。騎乗予定の村田騎手もランク外だし、有利枠を引けても苦戦は免れない。

リトルゲルダ　　評価：Ａ
戦績のトータルは「＋５」で、出走登録馬中２位と、かなりのアドバンテージ。
リトルゲルダは、相性の良いコースで【5 1 3 5】と着外は多いものの、5勝6連対は強材料。1000ｍ戦ならどんな時計でも対応できるのだが、1200mだと時計が速すぎるとダメなので、京都芝1200mの時計くらいでちょうどいい。前走のスワンSは、レースタイム差－1.5と超高速結果となり、6着敗退も仕方ない。それでも、コンマ3秒差に踏みとどまっていたから、あれより時計が速くなるとは思えない今回は、人気もなさそうだし狙って面白い。

ローレルベローチェ　　評価：Ｃ
戦績のトータルは「＋－０」で、出走登録馬中７位と可もなく不可もなし。
ローレルベローチェは、相性の良いコースで【2 0 0 2】と、掲示板を外したのは休み明けだった芦屋川特別（阪神芝1200m）だけ。戦績面では悪くはないが、今回のメンバーに入ると若干物足りない。また、時計勝負でこそのタイプで、開催が進んだ京都芝1200mが合っているとは言えない。ただ、前走は同コースの淀短距離Sを快勝しており、そのレースタイム差が－0.3だから、レースタイムがプラスにさえならなければ、なんとか対応できそう。騎乗予定の中井騎手がランク外なので、有利枠はぜひ欲しい。
　

シルクロードSの注目馬はアースソニック

今回、戦績項目とタイム項目の両方でプラスを計上した馬はアースソニックと、リトルゲルダの2頭。このうち、騎乗予定のジョッキーがランク入りしているアースソニックを取り上げる。

アースソニックは、相性の良いコースのトータル成績が【3 2 6 6】で、ちょっと勝ち味に遅いが安定感はある。今回のメンバーの中では、戦績項目トップ。

時計が速すぎても遅すぎてもダメなタイプで、京都芝1200mのタイムはピッタリ。ただ、あまり時計が遅くなると厳しいので、レースタイム差がプラスにならないことを祈るばかり。

差し馬には厳しいコースだが、騎乗予定の川田騎手がコースを得意にしているので、有利枠を引ければ鬼に金棒。
　
　

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