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【展望】瞬発力勝負に不向きな馬を狙え【宝塚記念の分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
阪神芝2200mは、上がりが35秒を切ることがないタフなコースで、スローのヨーイドンばかりで結果を出してきた馬には厳しいコースです。
下が緩いのに高速決着が続く今の阪神は馬場が読みづらいですが、スピードとスタミナの両方が必要になるため、フロックで勝てるレースではありません。

阪神芝2200mの傾向

有利枠3枠・6枠・7枠・8枠
不利枠1枠・2枠・5枠
脚質逃げ・差し
騎手3割超え武豊騎手
人気武豊騎手・川田騎手
人気薄池添騎手・小牧騎手

 

 予想優先順位
1位
戦績
2位
展開
3位
騎手
4位
タイム
5位
コース

阪神芝2200mは、それほど時計を必要としないコースで、とにかく上がりがかかるので、タフなレースになりやすい。

逃げ馬と差し馬に有利なコースで、先行勢は厳しくなる。

有利枠は3枠、6枠、7枠、8枠で、不利枠は1枠、2枠、5枠

連対率3割を超える騎手は武豊騎手(ダンビュライト騎乗予定)。
人気で安定しているのは武豊騎手(ダンビュライト騎乗予定)と川田騎手(ストロングタイタン騎乗予定)。
人気薄なら池添騎手(ゼーヴィント騎乗予定)、小牧騎手(サイモンラムセス騎乗予定)。

宝塚記念で人気、話題になりそうな馬

ヴィブロス  評価:B
戦績ランク5位 スピードランク16位
戦績のトータルは「+2」で、出走登録馬中5位とまずまずの安定感。
相性の良いコースで【2 1 0 0】の好成績で、秋華賞(京都芝2000m)勝ちとその中身も濃い。しかし、その秋華賞も、今年・昨年のドバイターフも、結果を出してきたのはすべてスローの瞬発力勝負ばかりで、上がりがかかるタフなレースになったときに対応できるか疑問。また、時計がかかった方が良いタイプなので、先週のような高速馬場は合わない。

キセキ  評価:C
戦績ランク9位 スピードランク1位
戦績のトータルは「+-0」で、出走登録馬中9位と強調できない。
相性の良いコースで一度しか走ったことがなく、それがすみれS(阪神芝2200m)3着だから強調はできない。逆に、相性の悪いコースで信濃川特別(新潟芝2000m)勝ちに、神戸新聞杯(阪神芝2400m)2着だから、このコースは向いていない。極悪馬場の菊花賞(京都芝3000m)を勝っているが、本質的には時計勝負に強いスピードタイプなので、時計が速くなればなるほどアドバンテージは高い。

サトノクラウン  評価:B
戦績ランク12位 スピードランク5位
戦績のトータルは「-4」で、出走登録馬中12位とまったく走れていない。
去年の覇者ではあるが、相性の良いコースでは【2 1 0 5】と、それほど強調できない。それでもスピードランク5位なら時計は足りるし、瞬発力勝負になると切れ負けしてしまうので、このコースは合っている。レースタイム差+9.2の極悪馬場だった去年の天皇賞(秋)でも2着に来ているように、展開さえ向けば時計は不問。

サトノダイヤモンド  評価:A
戦績ランク5位 スピードランク2位
戦績のトータルは「+2」で、出走登録馬中5位とまずまずの安定感。
相性の良いコースのトータル成績は【3 0 1 1】で、掲示板を外したのは前走の大阪杯(阪神芝2000m)7着だけ。同馬のベストパフォーマンスは去年の阪神大賞典(阪神芝3000m)。その中身も、前半1000m61.5秒-中盤1000m60.4秒-後半1000m60.7秒という、中盤が一番速いというかなり厳しいラップを勝ち切っており、タフなレースになればなるほど同馬の真価は発揮される。フランス遠征から結果が伴わないが、再び輝きを取り戻すとしたらここだろう。

ステファノス  評価:B
戦績ランク1位 スピードランク12位
戦績のトータルは「+8」で、出走登録馬中1位とかなりのアドバンテージ。
相性の良いコースのトータル成績は【3 3 1 4】で、掲示板を外したのは去年の安田記念(東京芝1600m)7着と、天皇賞・秋(東京芝2000m)10着の2回。安田記念は距離が短く、天皇賞は極悪馬場に泣かされたことを考えれば、酌量の余地はあるし、何より3勝6連対は今回のメンバーでは随一。時計が速い方が良いタイプなので、今週の雨で時計がかかってしまうようだと苦戦しそう。

ダンビュライト  評価:A
戦績ランク2位 スピードランク6位
戦績のトータルは「+6」で、出走登録馬中2位とかなりのアドバンテージ。
相性の良いコースのトータル成績は【2 1 3 1】で、掲示板を外したのは前々走の大阪杯(阪神芝2000m)6着だけ。それでも、その大阪杯はスワーヴリチャードからコンマ6秒差から、決して悪くはない。問題は、AJCC(中山芝2200m)勝ちも、サンタクロースS(阪神芝2000m)勝ちもスローのヨーイドンだったことだが、ハイペースでタフなレースとなった皐月賞(中山芝2000m)で3着に好走しているので、可能性はある。

パフォーマプロミス  評価:A
戦績ランク5位 スピードランク6位
戦績のトータルは「+2」で、出走登録馬中5位とまずまずの安定感。
相性が良いコースで【1 0 0 0】、相性の悪いコースで【0 0 0 1】と一戦ずつしかしていないが、戦績レベルが低い今回のメンバーなら及第点。時計が速くなりすぎると甘くなるので、今週の雨が恵みの雨となりそう。ただ、前々走の日経新春杯(京都芝2400m)勝ちが、スローの瞬発力勝負で上がり最速だったように、上がりがかかるレースに対応できるかが課題になる。

ミッキーロケット  評価:D
戦績ランク14位 スピードランク15位
戦績のトータルは「-6」で、出走登録馬中14位とまったく走れていない。
相性が良いコースで【1 1 0 4】、相性が悪いコースで【2 2 0 0】となっており、阪神芝2200mはまるっきり合わない。また、スピードランクも15位で、このメンバーに入ると時計も足りない。去年の天皇賞・秋(東京芝2000m)で崩れた以外は、重賞戦線で常に安定した成績を残してきたが、G1に入ると決めて不足。ここも掲示板を確保できればいいところ。

 

宝塚記念の注目馬はゼーヴィント

今回、戦績項目とタイム項目の両方でプラスを計上した馬は、サトノダイヤモンドゼーヴィントダンビュライトノーブルマーズパフォーマプロミスと多いが、ここではゼーヴィントを取り上げる。

ダンビュライトノーブルマーズパフォーマプロミスらは、いずれもスローのヨーイドンで結果を残してきたが、ゼーヴィントだけはそうではない。

昨年の七夕賞(福島芝2000m)は、1F目~2F目が12.0秒-10.5秒というスプリント戦並みのハイラップで、1400m通過が81.6秒のハイペース。レースの上がりが12.9秒というタフなレースとなり、これを勝ち切ったゼーヴィントの経験値は高い。

今年に入って日経賞(中山芝2500m)、目黒記念(東京芝2500m)はスローペースで勝ち切れなかったので、ここはなんとしてもペースが上がってほしい。
 


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