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価値ありのレースはローズS【セントライト記念、ローズSのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
ローズSは波乱の決着となりましたが、好メンバーが揃ったこともあり、かなりレベルの高いレースとなりました。

各開催場の馬場差

9月16日(土)
   中山 芝-0.5
   中山ダート-0.6
   阪神 芝+0.4
   阪神ダート-0.2
9月17日(日)
   中山 芝+1.0
   中山ダート-1.8
   阪神 芝-0.5
   阪神ダート-0.1
9月18日(月)
   中山 芝-0.3
   中山ダート-1.6
   阪神 芝+0.2
   阪神ダート-0.7

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、雨が降る前の土曜日の芝の時計が最もかかっており、17日18日の両日の時計は速くなっていた。とくに18日は、予想以上に馬場の回復が早かった。ダートは、3日間すべて時計が速かった。

阪神も、芝はそれほど雨の影響を受けておらず、土曜の馬場差+0.4がもっとも時計がかかっていた。ダートも思ったほど時計は速くならず、馬場を読むのが難しかった。

伏兵ラビットラン勝利もフロックではない/ローズS

ローズSは8番人気の伏兵ラビットランが、2連勝で重賞初制覇を決めた。

馬場差-0.5で、レースタイム差-1.1。

阪神芝1800mはそもそも時計が速いコースで、馬場差-0.5でレースタイム差-1.1なら高評価。
レースは、×カワキタエンカが800m通過46.4秒-1000m通過58.6秒の平均ペースで逃げると、そのまま×カワキタエンカが先頭で直線へ。

ラビットランは、このペースを4角13番手からラスト33.5秒の末脚で、×カワキタエンカに1馬身1/4差の圧勝劇だった。

決して楽なペースではないし、基準タイム差-0.2だった前走の500万下(中京芝1600m)から、今回は基準タイム差-2.1と一気に時計を詰めており、本番に向けて視界良好といえるだろう。

2着に逃げ粘った×カワキタエンカも、かなりの好レース。追いかけたヤマカツグレースが大差シンガリ負けで、3番手追走の△ブラックスビーチが16着と敗れるなか、3着◎リスグラシューの追撃を3/4馬身封じているのだから、こちらも本番の秋華賞でも面白い存在となりそうだ。

1番人気ファンディーナは、時計勝負に強いタイプだけに、このタイムなら結果が欲しかった。
ただ、+22キロと太め残りだったのは確かだし、牝馬にしては500キロと大型でもあり、叩いた次走が試金石。


菊花賞へ視界良好なのはミッキースワローだけ/セントライト記念

セントライト記念を勝ったのは、トーセンホマレボシ産駒のミッキースワロー。菊沢調教師が自ら購買を進めたというだけに、ここは譲れなかったか。

馬場差-0.3で、レースタイム差-1.3。

予想以上に馬場の回復が早く、馬場差はまさかのマイナス数値で、セントライト記念に至ってはレースタイム差-1.3の高速決着となった。

この時計なら、時計勝負に強いスピードタイプの馬たちの絶好機。勝ったミッキースワローがスピードランク5位で、2着×アルアインが同1位、3着△サトノクロニクルが同3位だった。

勝ったミッキースワローは、1000m通過61.8秒のスローペースを、4角6番手から33.4秒の上がりで2着以下に1+3/4馬身差だから強かった。
前走のいわき特別(福島芝1800m)3着は、菊沢騎手のボーンヘッドだったが、今回は横山典騎手に手替わりして盤石の態勢。
折り合いにも問題なく、操縦性の高さは本番でも脅威となりそうだ。

2着×アルアインは、もっと時計が早い方が良いとは言え、このメンバーなら勝ってほしかった。
残り100mきったくらいでミッキースワローに並ぶ間もなくかわされてしまったあたり、若干距離に不安が残った。

3着△サトノクロニクルは、とにかく反応が遅い。エンジンがなかなかかからないので、どうしても直線に入って不利を被る可能性が高くなってしまう。
そこさえクリアできれば、地力はあるので、先々が楽しみになる。

◎サンデームーティエは、この時計では走れない。
ハイペースの消耗戦にすると×アルアインの思うつぼだし、かといって今回のようなスローの瞬発力勝負だと切れ負けしてしまう。
一線級とやるには、まだ力が足りなかった。

 

2歳戦の注目馬はリュクスポケット/新馬戦(阪神芝1800m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の阪神第5Rに行われた新馬戦(芝1800m)である。

馬場差+0.2で、レースタイム差-1.2。

雨の影響でもっとも時計がかかった日曜日の芝レースで、レースタイム差がマイナスだったのはリュクスポケットだけで、デビュー戦とは思えない出色の時計である。

レースは、リュクスポケットが1000m通過61.0秒のスローペースを逃げ切ったもので、それ自体に特筆すべき点はないが、メガリージョンに並ばれてからがしぶとかった。
ラストは34.8秒で上がっており、もう少しペースが速くても大丈夫そうで、昇級しても楽しみ。

 

次走の注目馬・スズカビスタ(レインボーS・中山芝2000m)

土曜 中山第11R レインボーS・ダ1200m 2着スズカビスタ

土曜の中山芝は馬場差-0.5とまずまず時計が出ていたが、メインのレインボーSはレースタイム差+0.7とかなり時計がかかっていた。
これでは、時計勝負に強いタイプには厳しかった。
実際、勝った×ゲッカコウがスピードランク11位で、3着ショウナンマルシェが同10位だった。

そんな中、スピードランク2位の▲スズカビスタだけが、コンマ3秒差の2着に踏みとどまった。
これが昇級初戦だったことを考慮すれば、準オープン卒業も目前だろう。

 
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