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成長を感じさせたレイデオロの完勝劇【神戸新聞杯のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週の神戸新聞杯は、時計がかかると思っていたのですが、予想以上に時計が速くなってしまい、本命◎マイスタイルには厳しい結果となりました。

各開催場の馬場差

9月23日(土)
   中山 芝-0.5
   中山ダート-2.1
   阪神 芝-0.6
   阪神ダート-0.5
9月24日(日)
   中山 芝+0.3
   中山ダート-1.6
   阪神 芝-1.8
   阪神ダート-0.6

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は開催が進み、雨の影響もあって芝の時計がかかっており、とくに日曜の馬場差はプラスになった。ダートはかなりの高速決着となった。

阪神は、芝もダートも時計が速く、とくに日曜の芝はかなり時計が速くなっている。

成長を感じさせたレイデオロの完勝劇/神戸新聞杯

神戸新聞杯は、△レイデオロがダービー馬の貫録を見せつける勝利を挙げた。

馬場差は-1.8で、レースタイム差-2.8。

阪神芝2400mは時計がかかるコースで、レースタイム差-2.8はかなりの高速決着であり、時計面では高評価となる。
ただ、アダムバローズの逃げは1000m通過61.4秒-1200m通過73.7秒の超スローペースだったにも関わらず、レース上がりが34.5秒という平凡な記録となった。

とはいえ、菊花賞は例年スローの瞬発力勝負+高速決着となるので、前哨戦としては申し分ない。

勝った△レイデオロは、前走のダービー(東京芝2400m)のレースタイム差+0.1から大幅に時計を詰めており、懸念であった時計勝負への対応力を見事に克服してみせた。
さらに、このペースで2着以下に2馬身差というのは力差がなければできないことで、少なくとも同距離の瞬発力勝負では、現時点で2着以下の馬たちの巻き返しは厳しいだろう。

菊花賞なら好勝負間違いなしの△レイデオロだが、どうやらジャパンC(東京芝2400m)へ向かうようなので、残念ながら今回のレースが糧になることはない。

では、2着以下の馬に菊花賞での可能性はどのくらいあるだろうか。

正直なところ、これといってめぼしい馬は見当たらないが、強いて言うなら最速の上がり33.9秒で2着に差してきた×キセキだろうか。
×キセキは、前走の信濃川特別(新潟芝2000m)をレースタイム差-2.2で勝っているように、高速決着に向くスピードタイプ。
現在の菊花賞はスタミナ勝負になりにくいこともあって、スローの高速決着なら上位に食い込む余地はある。


ルージュバック レースレベルが低く次走に人気になったら要注意/オールカマー

オールカマーは、1800mのスペシャリスト・▲ルージュバックが見事な勝利を飾った。

馬場差+0.3で、レースタイム差+1.0。

いくら時計がかかる馬場だったとはいえ、G2クラスでレースタイム差+1.0はいただけない。
レースも、3F目に13.2秒と一気にペースが落ちると、1000m通過63.1秒-1200m通過75.6秒という未勝利並みの超スローペース。にも関わらず、ラストの1Fが12.0秒と時計がかかっており、凡レースの典型。

勝った▲ルージュバックは1800mのスペシャリストで、今回距離を克服したかに見えるが、これはレースレベルが低かったため。言ってみれば、他馬が走らなさすぎた結果であり、この勝利だけで距離を克服できたとは言えない。
天皇賞・秋(東京芝2000m)、エリザベス女王杯(京都芝2200m)で人気になるようなら、かなり危ない人気馬となりそう。

2着×ステファノスは、本来は休み明けでは走れないタイプなのだが、こちらもレースレベルが低かったおかげで、地力に勝った感じ。
ここを叩いて、さらに上昇してくるだろうから、本番の天皇賞(秋)でも面白そうだ。

 

2歳戦の注目馬はデンコウケンジャ/新馬戦(中山ダ1200m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の中山第4Rに行われた新馬戦(ダ1200m)である。

馬場差-1.6で、レースタイム差-2.6。

時計が速い馬場だったが、それにしても新馬戦でレースタイム差-2.6は出色の時計である。
さらに、600m通過34.0のハイペースから、ラスト2Fが12.7秒-12.5秒と加速している点も高評価。

時計がかかったときには未知数だが、時計が速いコースなら昇級しても即通用。オープンに入っても、十分にやれるポテンシャルを感じさせた。

 

次走の注目馬・サトノファンタシー(大阪スポーツ杯・阪神ダ1400m)

土曜 阪神第11R 大阪スポーツ杯・ダ1400m 1着サトノファンタシー

土曜の阪神ダートは、馬場差-0.5とまずまず速い時計が出ていたが、大阪スポーツ杯はレースタイム差+0.1と時計がかかっていた。
2着カネトシビバーチェがスピードランク15位、3着◎ダノンフェイスが同7位、4着▲エルフィンコーブが同5位と、上位陣は時計がかかって良いタイプが占めた。

そんな中、勝った○サトノファンタシーはスピードランク2位と、時計勝負でこそのタイプ。
本来ならこの時計では走れないはずだが、それを勝ち切ったということは、ここでは力が違った。
オープンに昇級しても通用するはず。

 
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