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タンタアレグリアG1戦線へ向けて視界良好【AJCCのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週は、AJCCも東海Sも予想はハズれてしまいました。
とくに東海Sは、想定以上に時計が遅くなり、まったく見当違いの予想となってしまいました。中京の馬場は読みづらいです。

各開催場の馬場差

1月21日(土)
中山 芝 +0.4 
中山ダート+0.8 
京都 芝 +1.0 
京都ダート+0.4 
中京 芝 -1.5 
中京ダート-0.3 

各開催場の馬場差

1月22日(日)
中山 芝 -0.3 
中山ダート+0.3 
京都 芝 +1.4 
京都ダート+0.1 
中京 芝 -1.4 
中京ダート-0.6 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

中山は、芝もダートも土日とも時計がかかっており、とくにダートの時計がかなり遅く、そもそも時計がかかる中山ダートで、時計勝負に強いタイプの馬たちは馬群に沈んだ。

京都は、先週の馬場悪化の影響を引きずっており、土日ともに芝もダートも時計が遅い。

中京は、芝もダートも速かったが、ダートの時計は若干かかり出しており、今週の最終開催の時計がまた読みづらくなりそう。

タンタアレグリアG1戦線へ向けて視界良好/AJCC

AJCCは、7番人気の△タンタアレグリアが、およそ2年ぶりの勝利をあげた。

馬場差-0.3で、レースタイム差-0.9。

クリールカイザーの逃げは、1000m通過59.6秒の平均やや速めのペース。3角あたりで◎ミライヘノツバサがプレッシャーをかけ始め、スローに落ちないままの地力勝負となった。

勝った△タンタアレグリアは、◎ミライヘノツバサのペースアップにも動じることなく徐々にポジションを上げ、4角では3番手まで押し上げて先頭集団を射程圏内。
そこから35.7秒の最速上がりで、×ゼーヴィント◎ミライヘノツバサを競り落とし、約2年ぶりの勝利を初重賞制覇で飾った。

△タンタアレグリアは、レースタイム差-2.2の阪神大賞典(阪神芝3000m)2着、レースタイム差-1.0の天皇賞・春(京都芝3200m)4着と、時計が速くなった方が良いタイプで、今回の時計に助けられた面はあるが、9か月の休み明けを考えれば、高評価を与えていいだろう。
賞金を加算できたことで、今後のローテーションを組みやすくなったこともアドバンテージ。

2着×ゼーヴィントは、後方からレースを進め、ペースアップに同調してポジションを上げ、4角3番手から粘り込んだ。
3角~4角にかけて一気にポジションを上げながらも、ラスト35.7秒の最速上がりを繰り出しているあたり、長く良い脚を使えるのが強み。
つまり、今回のようなハイペースの地力勝負に向くタイプなので、スローのヨーイドンになったときに、同じような脚が使えるか、次走が試金石になりそう。

3着◎ミライヘノツバサは、苦手な瞬発力勝負を避けてプレッシャーをかけに行った分、最後のひと踏ん張りがきかなかった。
それでも、これまで時計勝負になるとダメだったのが、3着に粘り切ったことは評価できる。
とはいえ、地力勝負になると力差で圧倒されるし、スローになると切れ負けするので、第一線で活躍するにはもう一段階の成長が望まれる。

2番人気リアファルは、時計勝負に弱いタイプなので、この時計では13着敗退も仕方ない。
それに、器用なタイプでもないので、トリッキーな中山芝2200mはそもそも合わない。

4番人気▲シングウィズジョイは、直線で前の馬に躓いて競走中止、予後不良となってしまった。
鞍上のルメール騎手は、この日2度目の落馬。
ここまで5勝12連対と頑張っているが、中山ではいまだに未勝利。完全にリズムが崩れている。
ただ、アジャスト能力はピカイチなので、今週以降の立て直しに期待したい。


グレンツェント手放しには評価できない微妙な勝利/東海S

東海Sは、明け4歳馬の▲グレンツェントが、古馬陣を一蹴して世代交代を告げた。

馬場差-0.6で、レースタイム差+1.1。

時計が速い馬場で、東海Sはまさかのレースタイム差プラス。
この日、中京ダート戦でレースタイム差がプラスだったのは東海Sだけだから、タイム的にはまったく評価できない。

勝った▲グレンツェントは、1000m通過63.7秒のスローペースを、4角6番手からラスト36.7秒で差し切ったが、ペースやラップから見ても高い評価は与えられない。
それでも、▲グレンツェントにとっては、かなり良い経験になったと思う。

まず、▲グレンツェントはそもそも時計勝負に強いタイプで、この時計で好勝負ができるとは思わなかった。ここで勝ち切れたというのは、相当に地力がついてきたということで、本番へ向けての糧となるはず。

また、みやこS(京都ダ1800m・2着)や師走S(中山ダ1800m・1着)、レパードS(新潟ダ1800m・1着)が平均~ハイペースで好走してきように、スローの瞬発力勝負に未知数だったのが、今回のスローペースで完勝できたのは、今後へのアドバンテージとなる。

2着のモルトベーネは、スピードランク12位が示すように、時計がかかったことが奏功した。
次走以降、時計が速くなってどうかとなると、まだまだ疑問が残る。

◎アスカノロマンは、出脚がつかなかった次点でアウト。
この馬は、自分でペースを作れないとダメなタイプで、スローのヨーイドンが一番合わない。
今回は、内で包まれて手も足も出なかった。ノーカウントでいい。

 

3歳戦の注目馬はウインブライト/若竹賞(中山芝1800m)

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の京都第9Rに行われた若竹賞(芝1800m)である。

馬場差+0.4で、レースタイム差-0.7。

土曜の中山芝コースは時計がかかっており、3歳戦でレースタイム差-0.7はかなり速いといえる。
同日に行われた古馬オープンのカーバンクルS(中山芝1200m)がレースタイム差+0.5で、最終の500万下平場戦(中山芝2000m)は同+2.3だから、若竹賞を勝ったウインブライトは高く評価できる。

800m通過49.0秒のスローペースを後方からレースを進め、4角手前で鞍上の松岡騎手が仕掛けると瞬時に反応し、直線に入ると、ほぼ持ったままで先頭。そこから軽くムチを振るったが、余裕綽々の勝利。追えば、さらに時計は詰まっていただろう。
2着以下とは格が違った。

この時計と、レースぶりなら昇級しても即通用するだろう。
次走が楽しみ。
 
 

次走の注目馬・エスティタート

日曜 京都第11R 石清水S・芝1400m 5着エスティタート

日曜の京都芝コースの馬場差は+1.4と相当に時計がかかっており、石清水Sのレースタイム差も+1.6と、かなり遅い決着となった。そもそも時計が速くない京都芝1400mだから、この時計では時計勝負に強いタイプの馬たちは、軒並み馬群に沈んだ。

勝ったムーンエクスプレスがスピードランク12位、2着▲マカハが同7位である。

スピードランク上位馬の結果は惨憺たるもので、ランク1位エスティタートが5着、同2位カシノワルツが14着、同3位ウインムートが7着、同4位△ナガラフラワーが6着である。

この中では、昇級初戦だったエスティタートが、次走以降で時計が速くなるコースに替わって面白そうだ。
もちろん、カシノワルツ以下の3頭もコースが替わって見直したい。
 

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