レース回顧 PR

【日経新春杯2017の回顧】ミッキーロケット成長力を見せつける快勝

日経新春杯の回顧
記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんばんわ、ウキョーです。
先週は雪の影響で中京と京都が代替競馬となり、どの競馬場も馬場が渋くなっていました。

各開催場の馬場差

1月14日(土)
中山 芝 +0.7
中山ダート-0.2
京都 芝 +0.3
京都ダート+0.1
中京 芝 -0.4
中京ダート-1.1

各開催場の馬場差

1月15日(日)
中山 芝 +0.3
中山ダート+0.9

各開催場の馬場差

1月16日(月)
中京 芝 -0.6
中京ダート-0.6

各開催場の馬場差

1月17日(火)
京都 芝 +0.5
京都ダート-0.7

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

中山は、土曜のダートがかろうじて馬場差プラスになっているが、芝もダートも時計がかかっている。とくに日曜ダートの時計は遅く、時計勝負に強いタイプの馬は壊滅状態だった。

京都は、土日ともに芝の時計が遅く、ダートの時計は速かった。

中京は、雪のため月曜に代替となったが、芝の時計は速いまま。雪が降らなければ、いったいどれだけの時計が出たのだろう。中京の馬場は読みづらい。

ミッキーロケット成長力を見せつける快勝/日経新春杯

火曜に代替となった日経新春杯は、最強世代の呼び声も高い明け4歳馬のワンツーとなり、今年の飛躍への足がかりを築いた。

馬場差+0.5で、レースタイム差+0.6。

雪の影響で時計がかかる馬場で、日経新春杯の時計も遅かった。
京都芝2400mはそもそも時計が速い馬場なので、このレースタイム差でも若干、基準タイムより速い。
もう少し時計がかかると踏んでいたので、◎モンドインテロは一歩届かなかった。

ヤマカツライデンの逃げは、1000m通過60.2秒で、馬場を考慮すれば速めのペース。
アドマイヤフライトが絡んで行ったが、まったく意に介さずに、ヤマカツライデンにとってはマイペースの競馬。
最後は踏ん張れずにコンマ7秒差の6着に沈んだが、逃げ切りが難しい京都芝2400mでこの競馬だから悪くはない。

勝った◎ミッキーロケットは、これまで神戸新聞杯2着、菊花賞5着と、どちらもスローのヨーイドンで好走を重ねてきた。
今回、ヤマカツライデンの作ったハイペース、さらに若干時計がかかったこの時計で勝ち切ったことは成長の証であり、今後も重賞戦線での活躍を期待できそう。

2着シャケトラは、1000万を勝ったばかりの格上挑戦で、53キロの軽ハンデがきいたとはいえ、このメンバーでハナ差の2着は文句ない。
時計勝負にも対応できるスピードもあるので、今年が飛躍の一年となる可能性は高い。

今回の時計が合わなかったのが、4着のレッドエルディストである。
この馬はとにかく時計が速くならないとダメなタイプで、今回の時計では若干足りない。
ダービー、菊花賞で9着とG1では足りなかったが、G2クラスなら、時計さえ速くなってくれれば勝てる力はある。
次走以降の走りに注目したい。


レイデオロの強さが浮き彫りになったコマノインパルスの勝利/京成杯

○コマノインパルスが、3戦目で初重賞制覇を飾った京成杯を振り返る。

馬場差+0.3で、レースタイム差+0.9。

時計がかかる馬場だったとはいえ、このレースタイム差は遅い。
皐月賞と同コースの重賞ではあるが、今年に限って言えば、皐月賞に直結するとは思えない。

勝った○コマノインパルスは、1000m通過61.6秒のスローペースを、後方追走から徐々にポジションを上げ、4角7番手からラスト35.6秒で突き抜けた。

○コマノインパルスは、それほどスパッと斬れる脚はないが、今回は時計がかかったことが奏功した。
持続力があると言えなくもないが、レースタイム差-1.1だった葉牡丹賞(中山芝2000m)で2着だったように、オープンに入ると若干時計がかかった方が良いのだろう。

2着×ガンサリュートは、これまでの先行策から一転、後方に控える差し競馬。
序盤の位置取りで終わったと思ったが、まさかの上がり最速で2着を確保。
また、どちらかというと時計が速くなった方が良いタイプで、この時計で走れたのも糧となる。
ここまで負けた相手が、ペルシアンナイト、リスグラシュー、カデナだから、今回の好走もフロックではない。

今回の結果で浮き彫りになったのは、ホープフルS(中山芝2000m)勝ちのレイデオロの再評価である。
3着のマイネルスフェーンが、そのホープフルSの2着馬だから、レイデオロの強さを改めて印象付けることになった。

3歳戦の注目馬はアロンザモナ/紅梅賞(京都芝1400m)

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、代替の火曜、京都第10Rに行われた紅梅賞(芝1400m)である。

馬場差+0.5で、レースタイム差-0.1。

雪の影響で時計がかかった火曜日の京都芝コースで、レースタイム差がマイナスになったのは紅梅賞だけだった。
3歳牝馬限定戦での時計だから、かなり高い評価を与えられる。

アリンナの逃げは、600m通過34.2秒-800m通過46.0秒のハイペースで、アロンザモナは4角5番手から、ラスト35.2秒でまとめた。

レースタイム差がマイナスになったのは、アリンナの逃走力によるところが大きかったのは確かだが、それでもこの時計で走り切ったアロンザモナの評価は揺るがない。

デビュー戦がスローの瞬発力勝負だったので、ここでハイペースを経験できたのも、次に生かせる糧となる。
桜花賞云々はまだ早いが、次走の結果次第ではクラシック候補に躍り出るだろう。

次走の注目馬・ワディ

土曜 中山第11R ジャニュアリーS・ダ1200m 6着ワディ

土曜の中山ダートは、ぎりぎり馬場差差がマイナスだったが、ジャニュアリーSのレースタイム差は+0.5と、かなり時計がかかっていた。
中山ダ1200mは、そもそも時計が速くならないコースなので、このレースタイム差では時計勝負に強いタイプでは厳しかった。

実際、勝ったエイシンヴァラーはスピードランク5位、2着のナンチンノンが同ランク7位だったように、時計がかかった方が良いタイプの馬が上位を占めた。

この時計で割を食ったのが、6着の▲ワディだった。
この馬は時計勝負でこそのタイプで、オープンに昇級してからNST賞(新潟ダ1400m)がレースタイム差+0.1、天保山S(阪神ダ1400m)がレースタイム差-0.2で、今回のレースタイム差が+0.5だから、時計に恵まれないことが多い。

ただ、これでオープンの壁と言うのは早計で、時計が速くなれば巻き返すチャンスは大きい。
次走以降に期待したい。

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
応援よろしくお願いします!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA