こんにちわ、ウキョーです。
昨日が忙しくて、こんな時間の更新になりました。
それにしても、きさらぎ賞のサトノダイヤモンドは強かったですねー。
皐月賞に直行するのか、どこか挟むのかわかりませんが、クラシックの有力馬に間違いないですね。
各開催場の馬場差
東京 芝 | -1.3 | |
---|---|---|
東京ダート | +-0 | |
京都 芝 | -0.2 | |
京都ダート | +-0 |
各開催場の馬場差
東京 芝 | -0.3 | |
---|---|---|
東京ダート | -0.1 | |
京都 芝 | -0.6 | |
京都ダート | +0.4 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
東京は、土曜の芝が格段に速いが、それ以外はほぼ基準タイムどおり。
京都は、土日ともに芝は速かったが、ダートは時計がかかっている。
目次
強さ別格! サトノダイヤモンド圧巻の勝利/きさらぎ賞
×サトノダイヤモンドが、圧巻の3連勝を飾ったきさらぎ賞から振り返ってみる。
馬場差-0.6で、レースタイム差が-0.8。
時計が速い馬場だったこともあり、きさらぎ賞のタイムはレースレコードをマーク。馬場を差し引いても、このタイムは評価できる。
さらに、2着○レプランシュにコンマ6秒差だから、他馬とは完成度が違った。
この時期の3歳重賞で、2着にコンマ6秒差をつけるというのは、並大抵のレベルではない。それこそ、ナリタブライアン(94年共同通信杯コンマ7秒差)、スペシャルウィーク(98年きさらぎ賞コンマ6秒差)、テイエムオペラオー(99年毎日杯コンマ7秒差)といった名馬が辿った道である。
もちろん完成度の差があったのは確かだが、それにしても×サトノダイヤモンドの強さは別格である。
クラシック戦線でも、十分に主役をはれるだけの力量である。
2番人気◎ロイカバードは、完全に×サトノダイヤモンドをマークするレースで、満を持して追い出すも、最後は脚が止まってしまった。
序盤に引っ掛かっていたことも原因だが、距離が長いのかもしれない。むしろ、1200mのレースを見てみたい。
さて、×サトノダイヤモンドと2着以下の馬との差は、現状では覆しようがないほど絶望的である。
×サトノダイヤモンドは、果たしてこれが完成形なのか、それとも、まだまだ先があるのか。これ以上の伸びシロがあるとしたら、本物の怪物である。
まさかの奇襲でスマートレイアーの作戦勝ち/東京新聞杯
次は、日曜の東京で行われた東京新聞杯を振り返る。
馬場差-0.3で、レースタイム差が+1.3。
時計が出る馬場で、レースタイム差+1.3は、いくらなんでも遅すぎる。
この日の東京芝レースで、レースタイム差がプラスになったのは、東京新聞杯と第5Rの新馬戦の2つだけだった。その新馬戦ですら、レースタイム差+0.3で踏みとどまっているのだから、東京新聞杯のタイムの遅さは尋常ではない。
レースは、スマートレイアーが意表を突く逃げで、半マイル通過48.4秒の超スローペース。
このペースを33.5秒で上がられたら、他馬の出る幕はない。
2着×エキストラエンドが3番手追走、3着◎マイネルアウラートが2番手追走で流れこみ、後方の馬たちは、4着○ダノンプラチナ以外は、レースに参加すらしていない。
勝ったスマートレイアーは、時計がかかる馬場に向くタイプで、まさに作戦勝ち。
時計勝負でこその○ダノンプラチナは、33.0秒の脚で追い上げるも、4着が一杯。コンマ5秒差なら、かなり頑張っている。
1番人気ダッシングブレイズは、浜中騎手が強引に内に進路を取ろうとしたところ、ラチにぶつかって落馬、競走を中止した。
浜中騎手の騎乗は誉められたものではないが(過怠金5万円)、今週の東京芝はイン有利が顕著だったので、勝つために内を突く作戦は間違っていない。
▲タガノブルグは、時計が速い方が良いタイプで、この時計では遅すぎて真価は発揮できない。ようやく良馬場でレースができたと思ったら、この時計。ここまで運がないと、気の毒にすら思えてくる。
この時計なら結果がほしかったのが、アルマワイオリと、×トーセンスターダムである。
×トーセンスターダムは出遅れが響いたもので酌量の余地はあるが、アルマワイオリは今後も厳しいレースが続きそう。
3歳戦の注目馬はショパン/未勝利戦(京都芝1600m)
土曜の京都第6Rに行われた未勝利戦(芝1600m)の時計が速かった。
勝ったショパンの勝ちタイムは1.35.2。馬場差-0.2で、レースタイム差-1.4だから、この時計は評価できる。
土曜の京都マイルは3鞍行われたが、ティーエスネオが勝った木津川特別(1000万下)のレースタイム差が-0.1で、レッドアヴァンセが勝ったエルフィンS(3歳OP)のレースタイム差が+1.1だったから、ショパンのレースタイム差-1.4はかなり速いといえる。
レースは800m通過47.6秒で、未勝利戦としては平均やや速めのペースで、ショパンは4角5番手から抜け出した。
ラスト3Fが35.0秒で、ラップ面で評価できないが、それでもこの時計で走れたのは評価していいだろう。
オープンで即通用するかといわれれば厳しいかもしれないが、500万クラスなら十分足りる。そこで経験を積めば、今回やや速かったペースを勝ち切った経験も生きてくるはず。
これら以外で注目したいのが、土曜・京都第3R 未勝利戦(ダ1400m)である。
馬場差+-0で、レースタイム差-0.6。
勝ったレッドヴェルサスの勝ちタイムは、1.25.5。
この日の京都ダートレースは、前半の時計が速かったため、この記録を鵜呑みにはできないが、それでも未勝利戦でこの時計なら及第点以上。
レースは、アテンフェスタが800m通過47.6秒のハイペースで、レッドヴェルサスは2番手から抜け出して快勝。
レッドヴェルサスはダート転向2戦目、通算9戦目での初勝利と時間はかかったが、時計が出るコースなら昇級しても大丈夫(もちろんダート限定で)。
逃げたアテンフェスタが2着に粘っているが、3着馬には4馬身差、4着馬はさらにそこから6馬身離されており、上位2頭はかなり強い競馬をしている。
さすがに最後の1Fは13.0秒とかかったが、未勝利戦でこのハイペースを経験したことは大きな財産となるはず。
ちなみに、2着アテンフェスタは次走確勝級。
次走の注目馬・ノボバカラ
土曜 東京第11R 白嶺S(1600万下)・ダ1600m3着ノボバカラ
白嶺Sは、半マイル通過46.8秒、1000m通過58.8秒という超ハイペース。ダートでこれだけのラップを刻んだら、逃げ馬は潰れて当たり前。
ノボバカラは、△クライスマイルと雁行状態で超ハイペースを作り上げ、残り200mで△クライスマイルを振りきったが、さすがにそこで脚が止まってしまった。
しかし、1400m通過のタイムが1.23.1である。ここをゴールと間違えたんじゃないかという時計である。
それでもコンマ2秒差の3着なのだから、恐るべしである。
さらに、戦績項目がマイナスだったように、本質的に東京ダ1600mには向いていないにも関わらず、このパフォーマンス。次走、コースが替われば確勝だろう。
同じ理由で、△クライスマイルも次走に注目したい。10着だったが、着差はコンマ7秒。
△クライスマイルは時計勝負でこそのタイプなので、白嶺Sのレースタイム差-0.1では遅すぎで、ノボバカラとの差は、時計の差だろう。
時計が速い馬場に替われば、改めて見直しが必要である。