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ハイレベルな一戦をものにしたモーニン【フェブラリーSの回顧】

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こんばんわ、ウキョーです。
フェブラリーSは面白かったですね。
勝ったモーニンも、2着ノンコノユメも、これからますます強くなるんでしょう。
強いダート馬大好き!

各開催場の馬場差

2月20日(土)
東京 芝 +2.0 
東京ダート+0.1 
京都 芝 +1.9 
京都ダート-0.9 
小倉 芝 +0.6 
小倉ダート-0.5 

各開催場の馬場差

2月21日(日)
東京 芝 +2.0 
東京ダート-1.8 
京都 芝 +2.3 
京都ダート-0.8 
小倉 芝 +0.2 
小倉ダート-0.7 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

 
東京は、雨の影響が色濃く、土日ともに芝のタイムは相当に遅かった。ダートは、日曜は抜群に速かったが、土曜の時計は意外にかかっていた。

京都は、東京と同じく、土日ともに芝の時計はかなりかかっている。ダートは、土日ともに速くなっている。

小倉は先週から一転、芝の時計がかかっている。ダートは、土日ともに速かった。

ハイレベルな一戦をものにしたモーニン/フェブラリーS

今週は重賞が4鞍行われたが、まずは日曜の東京で行われたフェブラリーSから振り返ってみる。
馬場差-1.8で、レースタイム差が-1.4

雨の影響で時計が速い馬場で、レースタイム差-1.4はレコード決着。高速決着となったことで、時計勝負に対応できない馬たちは揃って馬群に沈む結果となった。

レースは、コーリンベリーが600m通過34.1秒、1000m通過58.4秒のハイペースを作り上げ、○モーニンは4番手を追走。
脚抜きが良く走りやすい馬場だったとはいえ、このペースはかなり速い。時計が速くなれば先行馬に有利になるものだが、さすがにこのペースでは前には厳しい。
逃げたコーリンベリーが15着、2番手スーサンジョイは12着に敗れ、4角12番手の▲ノンコノユメが2着、9番手にいた×アスカノロマンベストウォーリアが、それぞれ3着と4着を分け合った。

勝った○モーニンは、このタフな流れを4番手から35.2秒で上がりきり、2着▲ノンコノユメにコンマ2秒差をつけての完勝。
時計が速くなったことが勝因なのはたしかだが、それにしても強かった。
スピードが勝ったタイプなので、距離はマイルがギリギリな感じもするが、距離なんて関係ないと思わせるパフォーマンスだった。

◎タガノトネールは、この激流を早め先頭からコンマ5秒差6着。
タフなペースで粘り切るのがこの馬の真骨頂なのだが、さすがにこのペースでは最後までもたなかった。コンマ5秒差だから頑張っている方だが、○モーニンを意識しすぎたのか、ペースが速かったからなのか、いつもより若干、仕掛けが遅かったような気がする。

横綱相撲で他馬に脚を使わせてこそ、◎タガノトネールの勝機が生まれるので、もっと積極的なレース運びを見たかった(これでも十分積極的なのだけど)。

3連覇を狙った×コパノリッキーは、この時計では速すぎる。見せ場はなかったものの、コンマ6秒差なら頑張っている。

逆に、この時計なら結果がほしかったのが、10着のホワイトフーガである。
芝スタートのテン争いについて行けず、1600mへの距離短縮もマイナス。直線で脚が止まっていたわけではないので、今回の経験は、必ず次走以降につながるはず。



 

クイーンズリングはヴィクトリアマイルの最右翼/京都牝馬S

次は、土曜の京都で行われた京都牝馬Sを振り返る。
馬場差+1.9で、レースタイム差が+2.3
かなり時計がかかる馬場で、レースタイム差+2.3は、時計面では評価できない。

しかし、勝ったクイーンズリングは強かった。
抜群に時計が速かった去年の秋華賞で2着に来ているように、本来、この馬は時計勝負でこそのタイプである。
それを、レースタイム差+2.3で勝ち切るのだから、ここでは力が抜けていたということ。最後は×マジックタイムにクビ差まで詰め寄られたが、ここでは勝ったことの価値がデカイ。

同じように時計勝負に強いウリウリ(2番人気)、ウインプリメーラ(3番人気)が連対に届かなかったように、時計面でクイーンズリングに有利だったわけではない。

有馬記念のゴールドアクターでも書いたが、相性の悪いコースで重賞を勝てるのは一流馬の証。クイーンズリングは、ヴィクトリアマイルへ向けて前途洋洋。
牡馬に混じっても重賞を勝てるだけの器だと思う。

◎レッドオーヴァルは、この時計なら結果がほしかった。1400mが長いというわけでもないだろうから、重馬場が予想以上に堪えたということだろう。
時計のかかる良馬場が理想なのだろう。

次走以降に注目したいのは、7着敗退のペルフィカである。
時計勝負に強いタイプで、今回は初の重馬場。馬場が悪くてペースも思ったほど上がらず、最後方から35.3秒の上がりでコンマ7秒差。これだけ走れれば、時計が速い馬場に替われば見直せる。
 
 

3歳戦の注目馬はレッドゲルニカ/未勝利戦(東京ダ1600m)

日曜の東京第3Rに行われた未勝利戦(ダ1600m)の時計が速かった。

勝ったレッドゲルニカの勝ちタイムは1.35.7。馬場差-1.8で、レースタイム差-3.8

時計が出る馬場だったとはいえ、このタイムはかなり速い。
600m通過35.0秒、800m通過47.3秒のハイペースを4角先頭から35.7秒の上がりで押し切り、2着馬に7馬身差。この時期の3歳馬で、1.35秒台をマークするのはレアケース。3戦連続3着とツメが甘かったが、時計勝負に強いのか、単純に重馬場が得意なのかは、次走を見てから判断したい。

それでも、この時計で走れたのだから、時計が速くなるに越したことはないはずで、昇級しても即通用。オープンでも通用するはず。
 
 

次走の注目馬・ハピネスダンサー

日曜 小倉第11R 小倉大賞典(G3)・芝1800m5着ハピネスダンサー

日曜の小倉は良馬場に回復したものの、馬場差は+0.2で時計がかかっていた。小倉大賞典も、レースタイム差+0.6とかなり時計がかかっており、時計勝負に強いタイプは軒並み馬群に沈んだ。

×ハピネスダンサーは、3角あたりでマイネルフロストレッドアリオンがまくってきたときに動かず、通過順位は5-5-10-11と、勝ったアルバートドックと同じような位置取り。

コンマ2秒差をつけられてしまったのは、アルバートドックが時計がかかる馬場でも走れるタイプだっただけで、もう少し時計が速ければ×ハピネスダンサーが勝っていたかもしれない(時計勝負に強いネオリアリズムが3着にいるので、2着だったかも)。

いずれにせよ、時計が速い馬場に替われば、改めて見直したい一頭である。
同じ理由で、6着敗退の△ベルーフも、時計が速い馬場なら、まだ見限れない。
 

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