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レコード決着も評価微妙なビッグアーサー【高松宮記念の回顧】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週は高松宮記念が後味の悪いことになりましたが、日経賞は見応えのあるレースでした。

各開催場の馬場差

3月26日(土)
中山 芝 +1.0 
中山ダート-0.3 
阪神 芝 -0.1 
阪神ダート-0.6 
中京 芝 -2.6 
中京ダート-1.0 

各開催場の馬場差

3月27日(日)
中山 芝 -0.8 
中山ダート+0.1 
阪神 芝 -0.6 
阪神ダート-0.1 
中京 芝 -4.0 
中京ダート-1.4 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

 
中山は、芝もダートも土日で一変。芝は土曜が遅く、日曜が速かった。ダートは土曜が速く、日曜が遅かった。

阪神は、土日ともに芝もダートも、時計が速かった。

中京は、まったく別のコースに替わったかのような激変ぶり。とくに日曜の芝は驚異的なタイムが出ている。
JRAは、馬場をいじったなら、ちゃんと公表してくれないと困ります、ホント。

レコード決着も評価微妙なビッグアーサー/高松宮記念

日曜の中京で行われた、高松宮記念から振り返る。
馬場差-4.0で、レースタイム差が-2.3

ここまで時計が速いとなると、明らかに馬場に手が加えられたとしか思えない。AコースからBコースに替わっただけで、ここまで馬場が急変するのは考えられない。

馬場をいじるのは構わないが、前日発売も行っているのだから、金曜の段階でしかるべき発表をしてくれないと困ります。

さて、ここまで時計が速くなってしまえば、時計勝負に強い馬たちの独壇場。その最たる馬が勝ったビッグアーサーであり、2着のミッキーアイルである。

この2頭は、とにかく時計が速くないとダメなタイプで、本来は中京芝1200mにはまったく向いていない。
また、これだけ速い決着になると、後方からではノーチャンス。
そういう意味でも、ビッグアーサーミッキーアイルには展開も向いた。

◎ウキヨノカゼは、前半600m32.7秒の超ハイペースに、序盤からまったくついていけなかった。
しかし、直線ではもの凄い勢いで伸びてきた。鞍上の四位騎手も予想外のスピードだったのだろう。あまりに急激に差を詰めたものだから進路がなくなり、ゴール前でブレーキをかける始末。
見どころはあったが、こんな馬場では、タイム面でも展開面でも◎ウキヨノカゼには無理レース。

6着▲ティーハーフ、7着×スノードラゴンにも同じことが言える。
時計がかかる馬場を想定して参戦を決めた馬もいただろうに、なんとも後味の悪いレースとなった。

時計の字面だけを見ると、かなりの高評価を与えてしかるべきなのだが、同日第7Rの500万下平場戦が1.07.3の超高速決着だったように、ハッキリ言って時計が出て当たり前の馬場である。

高松宮記念だけでなく、先週、中京芝コースを走った馬たちが故障しないか心配で仕方ない。


 

まさに突然変異の怪物 ゴールドアクター/日経賞

次は、土曜の中山で行われた日経賞を振り返る。
馬場差+1.0で、レースタイム差が+4.2
開幕週とはいえ連続開催で、土曜の中山芝は時計がかかっていた。
そうは言っても、日経賞のレースタイム差+4.2はタイムが遅すぎる。

その最たる原因は、×ディサイファが作り上げた超スローペースである。
序盤のポジション取りが終わると、700m通過から13秒台が5F続くという超スロー。

勝った○ゴールドアクターは、序盤から敵は▲サウンズオブアースただ1頭といったレース振り。それは、対する▲サウンズオブアースもそうだった。

これだけの超スローペースだから、当然上がりは速くなる。
○ゴールドアクター▲サウンズオブアースは4角2番手から、ラスト3Fは11.8秒-10.9秒-11.2秒というとてつもない時計。
2番手からこの時計で上がられたら、他馬の出る幕はない。

○ゴールドアクターは、本質的には時計が速くなって良いタイプなのだが、これでアルゼンチン共和国杯、有馬記念に続いて、遅いタイムで重賞3連勝である。
これは、よっぽどの安定感がないとできない芸当である。
長距離戦では、○ゴールドアクターの1強状態が続きそうだ。

2着の▲サウンズオブアースもかなり強い競馬をしているが、58キロの○ゴールドアクターに対して、自身は56キロだから、3/4馬身差は決定的といっていい。
ただ、○ゴールドアクター以外となら、当然主力を形成していくだろう。
 
 

3歳戦の注目馬はビッシュ/500万下戦(中山芝1800m)

土曜の中山第5Rに行われた3歳500万下戦(芝1800m)の時計が速かった。

勝ったビッシュの勝ちタイムは1.48.9。馬場差+1.0で、レースタイム差-0.4。

この日の中山芝でレースタイム差マイナスになったのは、ビッシュと、最終レースのソールインパクトの2頭だけ。

古馬戦ならあり得るが、この時期の3歳戦ではなかなかの高評価。
ただ、中山芝1800mはもともと時計がかかるコースなので、たとえば先週の中京芝コースのような高速馬場だと厳しいが、そこそこの時計ならオープンでも通用する。

ビッシュは、これで新馬戦、500万下と2連勝だが、両レースともスローペースを好位差し切り。重賞でやっていくには、一度ハイペースを経験しておく必要があるが、潜在能力は十分。
 
 

次走の注目馬・ブルーストーン

土曜 中京第10R 春風S(1600万下)・ダ120m14着ブルーストーン

この日の中山ダートの馬場差は-0.3で、春風Sのレースタイム差は+0.9。

中山ダ1200mは時計が速いコースで、春風Sのレースタイム差+0.9は、かなり時計が遅い。

ブルーストーンは、今回のメンバーの中でもっとも時計が速い馬場に向くタイプで、今回の時計だと掲示板も苦しい。

そもそも中山ダ1200mは、戦績項目からも相性が悪いコースで、これで中山ダ1200mで3連敗という結果。
この3連敗のなかで、掲示板を確保したのが3走前の仲冬Sで、これがいちばん時計が速かったレースでもあることからも、やっぱり時計が速くならないとダメなタイプ。

次走以降、時計が速いコースに替われば見直したい。
 

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