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とても難しいドゥラメンテの評価【先週のタイム分析】

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各開催場の馬場差

4月18日(土)
中山 芝 -2.8 
中山ダート-0.4 
阪神 芝 -0.4 
阪神ダート-0.9 
福島 芝 -0.7 
福島ダート+1.4 
4月19日(土)
中山 芝 -1.5 
中山ダート-0.9 
阪神 芝 -0.5 
阪神ダート-0.5 
福島 芝 -1.5 
福島ダート+0.2 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

中山の芝のタイムが、あり得ない速さになっている。
昨年の改修で速くなるとは思っていたが、前開催までの時計はちょっと速い程度で誤差の範囲だったので、それほど気にならなかった。ところが、今開催になってからの速さは異常である。
この時計が異常なのか、それともスタンダードになってしまうのか、秋開催を待たねばわからないが、コースデータを見直さなければならないかもしれない。
とりあえず、今開催の中山芝レースに出走した全馬の次走の成績を確認し、各コースとの相関関係を調べないと。

とても難しいドゥラメンテの評価

それでは、とてつもなく時計が速くなった皐月賞から見てみよう。

馬場差-1.5で、レースタイム差が-2.6。これまでの皐月賞からは考えられない時計である。さらに、勝ったドゥラメンテの上がりが33.9秒! 時計だけ見るとドゥラメンテはむちゃくちゃ強い。

ただ、ダービー卿CTのモーリスもそうだったように、今の中山芝コースは、やたらと上りが速い。春輿S(芝1600m)のサトノアラジンに至っては、上がりが32.7秒である。
ダービー卿CTではモーリスを評価したものの、今では、その評価が妥当だったのか迷っている。皐月賞のドゥラメンテの評価も悩ましい。

この時計では、◎ダノンプラチナ〇タガノエスプレッソには厳しい。両頭ともに、4角で外に膨れるドゥラメンテに不利を被ったものの、あの不利がなくても上位は難しかっただろう。

さて、皐月賞の結果がダービーに直結するかどうかというと、上位陣で良さそうなのは、4着のブライトエンブレムくらいである。
勝ったドゥラメンテは、M・デムーロ騎手が「怖かった」と言うほどの気性が不安点。タイム面ではたしかに即通用するが、2400mの距離を乗り切れるかどうか。

2着の▲リアルスティールは、マイルから2000mくらいが向きそうなタイプで、距離が延びるダービーでドゥラメンテを逆転するのは相当に難しい。

それは、1番人気で6着に敗れたサトノクラウンも同じ。こちらは、リアルスティールよりもマイル向きに見える。

さほど強調できなかったアンタレスS

土曜日に行われたアンタレスSも見てみよう。
馬場差-0.9で、レースタイム差-0.3。タイム面では、さほど強調はできない結果となった。

1000m通過が60.1秒のやや速いペースから、行った行ったの決着。勝った◎クリノスターオーは、コース相性が抜群に良かったので、これはデータ通り。

2着▲アジアエクスプレスは、よく頑張っている。一線級相手でも見劣らないことは証明できた。

3着〇ナムラビクターは、出遅れが致命傷となった。本来、出遅れることは少ないので、今後もダート戦線では注意が必要。

今週で注目したいレースは、日曜日の福島第3R 3歳未勝利戦(ダ1700m)。
馬場差+0.2で、レースタイム差-0.8は、未勝利戦としては破格の時計。不利枠を克服して勝ったフクノドービルは、9戦目での初勝利。戦績だけ見ると大したことないが、この時計で走れるなら昇級しても通用するレベル。

2着エルブダムールは、3着に6馬身差をつけて惜敗。次走は確勝級。

次走の注目馬・エスメラルディーナ

日曜 中山第10R 京葉S(OP・ダ1200m)10着エスメラルディーナ

京葉Sは、馬場差-0.9で、レースタイム差+0.7。
やけに時計がかかっており、時計勝負に強いエスメラルディーナにとっては無理なレースとなってしまった。
それに、そもそも中山ダ1200mには向かないタイプなので、今回の敗戦は気にしなくていい。コンマ5秒差なら頑張っているし、時計が速くなる馬場に替われば一変しても不思議ない。

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