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凡戦を制したアドマイヤリードの今後はどうなる【ヴィクトリアマイルのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週の東京は、とにかく時計が読みづらくて難しかったですね。
土曜はともかく、日曜は前半の芝レース2鞍はレースタイム差がマイナスだったので、馬場が回復したのかと思ったら、後半になって一気に時計がかかり出しました。
ヴィクトリアマイルは、レースタイム差+1.0まで馬場が悪化しており、これは読み切れませんでした。

各開催場の馬場差

5月13日(土)
東京 芝 +1.8 
東京ダート-1.3 
京都 芝 +2.3 
京都ダート-2.1 
新潟 芝 +0.1 
新潟ダート+0.8 

各開催場の馬場差

5月14日(日)
東京 芝 +0.1 
東京ダート-2.4 
京都 芝 -0.1 
京都ダート-1.7 
新潟 芝 -0.3 
新潟ダート+0.6 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、雨の影響で土日ともにダートの時計は抜群に速かった。土曜の芝は時計がかかっており、日曜は午前中にいったん馬場が回復傾向を見せたものの、午後からは一転して時計がかかり出していた。

京都も雨の影響が色濃く、土曜の芝が極悪馬場となっていたが、日曜にはある程度まで回復していた。ダートは土日とも高速決着が頻発していた。

新潟は芝の時計はほぼ基準通りだが、なぜかダートの時計が遅い。

凡戦を制したアドマイヤリードの今後はどうなる/ヴィクトリアマイル

1番人気~5番人気の人気どころが揃って討ち死にしたヴィクトリアマイルは、3連単90万円の波乱となった。

馬場差+0.1で、レースタイム差+1.0。

日曜の東京は、午後から馬場の悪化が進み、ヴィクトリアマイルも時計がかかっていた。
レースは、1000m通過60.1秒のスローペース。ラスト3Fが11.1秒-10.8秒-11.9秒という瞬発力勝負となり、時計勝負に強いスピードタイプの馬たちには、かなり厳しいレースとなった。

勝ったアドマイヤリードはスピードランク15位で、時計がかかったことが好走の要因なのは間違いない。
また、時計のかかる瞬発力勝負が得意なタイプで、展開もドンピシャはまった。
日曜の午前中のタイムを見て、ここまで時計がかかるとは思わず、アドマイヤリードは完全にノーマークだった。

ただ、レースレベルが高いとは言えず、アドマイヤリードが今後も安定して走れるかと言うと、かなり疑問符がつく。
とはいえ、得意の舞台なら重賞でも通用することは証明できた。
馬場が渋れば、狙ってみたい。

2着の△デンコウアンジュも、スピードランク11位だったように、時計がかかったことが奏功した格好。
ただ、これまでスローのヨーイドンで切れ負けしていただけに、上がり最速の33.2秒を使えたのは収穫だった。
次走以降、時計勝負になったときに同じ脚を使えるか難しいが、時計がかかればいつでも連対圏。

1番人気◎ミッキークイーンは、たしかに時計勝負に向くタイプだが、前走の阪神牝馬S(阪神芝1600m)で重馬場を克服していたので、対応できるかと思ったが、G1では勝手が違ったようだ。
時計がかかるレースの場合、ハイペースの地力勝負にならないと厳しいのかも。

2番人気▲ルージュバックは、分析の記事でも書いたが、やはり1800mのスペシャリスト。マイルは1F短かった。

3番人気レッツゴードンキは、ペースが落ちた800m-1000m辺りで折り合いを欠いていたように見えた。
マイル戦だと、ペースが流れてくれないと今後も苦戦が続きそう。


安田記念にはつながらないがレッドファルクス貫録の勝利/京王杯SC

安田記念の前哨戦となる京王杯SCは、唯一のG1馬×レッドファルクスが貫録の勝利をおさめた。

馬場差+1.8で、レースタイム差+2.3。

土曜の東京は雨の影響で時計がかかっており、京王杯SCもかなり時計が遅かった。
ペースも、800m通過49.0秒-1000m60.6秒のスローペースで、安田記念の前哨戦としては物足りない。

勝った×レッドファルクスは、スピードランク7位が示すように、時計がかかった方が良いタイプで、今回は恵みの雨となった。
次走は安田記念になると思われるが、ハイラップの時計勝負になりがちな東京マイルでは、今回のレースが本番につながるとは思えない。

1番人気サトノアラジンは、高速決着に向くタイプなので、この時計では走れない。9着とはいえ、コンマ4秒差なら想定内だろう。
高速決着なら安田記念でも通用しそうだが、ハイペースの地力勝負で結果を出したことがないので、できればハイペースを経験しておきたかった。

3番人気キャンベルジュニアも、サトノアラジンと同じく時計勝負でこそのタイプで、この敗戦は仕方ない。
時計が速いコースに替われば見直せる。

 

3歳戦の注目馬はアンジュデジール/500万下(東京ダ1600m)

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の東京第6Rに行われた500万下(ダ1600m)である。

馬場差-1.3で、レースタイム差-2.6。

土曜の東京ダートは時計が速かったが、この日のダート6鞍でレースタイム差が-2.0より速かったのはアンジュデジールだけだった。
レースも、800m通過45.7秒のハイペースで、なかなかレースレベルは高かった。

アンジュデジールは、昇級してから芝レースで3連敗してから、ダートに替わって1勝2着1回。
前走の500万下(京都ダ1400m)もハイペースで2着に来ているが、東京のマイル戦で結果を出せたことは次につながる。

時計だけなら、オープンに入っても十分に通用する。
 
 

次走の注目馬・トーセンデューク

日曜 東京第10R 青竜S・ダ1600m 3着シゲルベンガルトラ

今回は最内枠を生かして、初めて逃げの手に出た。
しかも、2F目10.9秒-3F目11.4秒のハイラップを刻み、ラスト11.8秒-12.2秒というタフなレースに持ち込みながら、コンマ2秒差3着に踏みとどまっている。

東京ダ1600mは1枠が不利枠になっており、負けて強の内容と言える。
ただ、スローの瞬発力勝負になると切れ負けするので、ハイペースなら重賞でも通用する。
 

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