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展開に恵まれた感が強いダッシングブレイズ【エプソムCのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
マーメイドSは藤岡佑騎手騎乗のマキシマムドパリが勝ちましたが、藤岡佑騎手の重賞勝ちは4年ぶりだそうで、個人的には意外な感じです。そんなに勝ってなかったのか!

各開催場の馬場差

6月10日(土)
東京 芝 -0.5 
東京ダート-0.2 
阪神 芝 -1.7 
阪神ダート+0.6 

各開催場の馬場差

6月11日(日)
東京 芝 -0.7 
東京ダート+-0 
阪神 芝 -1.3 
阪神ダート-0.5 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は開催が進んで時計がかかり出していたとはいえ、それでも馬場差はマイナスのままで、コンディションは良好だった。ダートはそれほど時計速くならなかった。

阪神は、土曜のダートだけ突然タイムが遅くなっており、原因は不明。日曜には元に戻っていた。芝は、土日ともに時計が速かった。

展開に恵まれた感が強いダッシングブレイズ/エプソムC

エプソムCは、ダッシングブレイズが初重賞制覇を成し遂げた。

馬場差-0.7で、レースタイム差-0.1。

時計が出る馬場で、レースタイム差-0.1は重賞では若干物足りない。
マイネルハニーの逃げは1000m通過59.7秒のスローペースで、ラスト34.5秒の瞬発力勝負となった。

勝ったダッシングブレイズは、珍しくスタートからポジションを取りにいって、早め先頭からラスト34.2秒で押し切った。
今週の東京芝コースは内側が相当に傷んでいたようで、どのレースでも内がぽっかり空いた状態で、ポジションを取りに行けない馬は内を嫌がって外を回らざるを得ず、脚を余すシーンがよく見られた。

ダッシングブレイズ騎乗の浜中騎手は、当日の馬場を熟知していたようなコース取りで、まさにウイニングロードだった。
また、馬場差のわりに時計がかかったのも、スピードランク10位だったダッシングブレイズにとっては奏功した。

1番人気◎アストラエンブレムは、半馬身届かずの2着。スピードランク3位だったように、想定より時計が遅くなってしまったのが敗因だと思われる。
それでも、この時計で2着に残れたのは力上位の証で、あと少し時計が速くなってくれれば重賞勝ちも遠くないだろう。

2番人気×タイセイサミットは、スピードランク1位が示す通り、時計勝負になって強いタイプなので、今回の時計では遅すぎた。
また、直線は外を回って追い上げたものの、直線半ばから勝ち馬と同じ脚色。今回は、馬場も時計も合わなかった。


レベルは低いがマキシマムドパリ圧巻の勝利/マーメイドS

日曜の阪神で行われたマーメイドSは、○マキシマムドパリが貫録の勝利をおさめた。

馬場差-1.3で、レースタイム差-0.1。

日曜の阪神芝コースは時計が速かったが、マーメイドSはレースタイム差-0.1止まり。
それでも、阪神芝2000mは時計が速くなるコースなので、このレースタイム差でも及第点以上。

とはいえ、レースは1000m通過60.6秒のスローペースで、レースレベル自体は高くない。
勝った○マキシマムドパリは、4角2番手からラスト34.8秒で粘り切った。
ここ数戦はポジションを取り行けずにいたが、1年ぶりに騎乗した藤岡佑騎手で行き脚がまったく違った。
さらに藤岡佑騎手は、道中も積極的に動いて行って、まさに横綱相撲の競馬。
レースレベルは低かったが、○マキシマムドパリの勝利にはケチのつけようがない。

2着クインズミラーグロは、相変わらずツメが甘い。
おそらくスローのヨーイドンでは切れ負けしてしまうのだろう。
もっとペースが上がらないと、今後も差して届かずの場面が多くみられそう。

1番人気△トーセンビクトリーは、スピードランク9位だったから、今回の時計は絶好だったはず。
トップハンデだったとはいえ56キロだから、斤量が堪えたとは思えない。
それなのに、直線に入ったらまったく反応がなく、コンマ7秒9着に流れこんだだけ。
馬に走る気がなかったような感じなので、休養に入った方が良い気がする。

 

2歳戦の注目馬はアマルフィコースト/新馬戦(阪神芝1400m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の阪神第5Rに行われた新馬戦(芝1400m)である。

馬場差-1.7で、レースタイム差-1.8。

土曜の阪神芝コースは時計が出る馬場だったとはいえ、2歳戦でレースタイム差-1.8なら及第点以上を与えていい。
レースも、600m通過35.0秒-1000m通過58.8秒と流れており、このラップで逃げたアマルフィコーストが、2着に1+3/4馬身差の完勝。
3着馬はそこから2馬身半離れており、ここでは完成度が違った。

早熟の可能性は捨てきれないが、しばらくはオープンでの活躍が期待できる。
 
 

次走の注目馬・マイネルミラノ

日曜 東京第11R エプソムC・芝1800m 7着マイネルミラノ

エプソムCは、前記の通りのスローペース。
本来ならマイネルミラノが逃げたかったクチなのだが、まさかの同馬主マイネルハニーにハナを叩かれてしまった。

マイネルミラノは、ミドルからハイペースのスタミナ勝負に持ち込みたいタイプなのだが、マイネルハニーに競りかけるわけにもいかず、最後まで中途半端な競馬となってしまった。

鞍上の丹内騎手は、それでも道中動いてなんとかしようと試みたが、結局どうにもならずにコンマ4秒差7着に流れこみ。
時計がかかったのは良かったのだが、いかにも展開が向かなかった。
時計が速くなるとまだまだ未知数だが、時計がかかるコースでマイペースで行けるようなら、いつでも連対候補。
 

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