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時計勝負を克服できたレッドファルクス【CBC賞のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
中京の時計が速すぎますね。
前開催の最終週、高松宮記念が行われた日の時計も異次元でしたが、先週の時計もとんでもない時計が連発してました。
前開催がレコード祭だったものだから、先週のタイムが目立ちませんが、とくに芝の時計は尋常じゃないです。

JRAさんは、よっぽどスピード競馬が好きなんでしょうね。
でも、これじゃ、どこの競馬場に行っても同じようなレースばっかりで面白くないんですけど。

各開催場の馬場差

7月2日(土)
福島 芝 -1.4 
福島ダート-0.6 
中京 芝 -2.3 
中京ダート-2.3 
函館 芝 -0.7 
函館ダート-0.3 

各開催場の馬場差

7月3日(日)
福島 芝 -1.1 
福島ダート+0.1 
中京 芝 -2.6 
中京ダート-2.4 
函館 芝 -0.9 
函館ダート-1.9 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

 
福島は開幕週らしく芝の時計は速かったが、ダートの時計が思いのほか遅くなっており、来週のタイムに注意したい。

中京は、芝もダートも抜群に速かった。たしかに開幕週なので、ある程度は速くなるとは思っていたが、いくらなんでも速すぎる。もう、去年の中京とは馬場が全く違うと思った方がいいのかもしれない。

函館は、土曜に雨が降ったが、芝の時計はまずまずの速さ。ダートはかなり速くなった。

時計勝負に強い馬たちが上位独占/CBC賞

レアケースだと思っていた、前開催最終週の時計が、なんだかスタンダードになりそうな今週の時計でした。
来週以降の時計に注目していきたいのですが、とりあえず中京コースはデータを取り直さないといけませんね。

さて、先週の日曜に行われたCBC賞は、馬場差-2.6でレースタイム差-1.8。

CBC賞の勝ちタイム1.07.2もめちゃくちゃ速い時計だが、先週の中京芝コースはとにかく時計が出る馬場だったので、オープン戦なら、これくらいの時計が出て当たり前。

 
この時計でもっとも割を食ったのが、6着に敗れた○スノードラゴンである。
陣営が、「時計がかかる中京を、今季の最終目標にしてきた」と言っていたように、本来なら時計がかかるはずだったのに、驚愕の異次元タイムである。

時計がかかるからという理由で、ここを目標に仕上げてきたのにこの結末では、あまりにもかわいそうだ。
JRAさんは、こうしたことも考えて、コースの整備を行ってほしいものだ。

 
レースは、前半3F33.8秒-後半3F33.8秒の後傾ラップの平均ペースで、開幕週の馬場コンディションも手伝って、前有利なのは明らか。勝った▲レッドファルクスは、4角9番手からラスト32.7秒で差し切った。

▲レッドファルクスは、決して時計勝負に強いタイプではなく、この時計で勝ち切るとは思わなかった。
しかも、ラスト32.7秒の切れ味だからビックリした。
右回りが苦手なので、コースが替わってどうかだが、このレースだけを見るとスプリンターズSでも通用しそうである。


ダイワドレッサーの将来性に期待/ラジオNIKKEI賞

ラジオNIKKEI賞は、馬場差-1.1で、レースタイム差-0.9。

開幕週で時計が出る馬場だったので、タイム自体にそれほどの価値はない。
ペースも、1000m通過59.6秒の平均やや遅めで、上がり最速がブラックスピネルの34.1秒では、見るべき点はない。

 
福島芝1800mは、そもそも時計が速くなりにくいコースだが、開幕週の先週はさすがに時計が速くなった。
そのため、時計勝負向きではない馬たちにとっては、レベルの低いレースとは言え、厳しいレースとなってしまった。
その筆頭が、6着に負けたジョルジュサンクである。

ジョルジュは、今回のメンバーでもっとも時計勝負に向いておらず、この時計では苦しかった。
それでも、積極策からコンマ3秒差なら、もうちょっと時計がかかるコースに替われば見直せる。
ただ、今回のメンバーで時計勝負に対応できないとなると、クラシック王道路線では苦戦は免れないだろう。

 
もう一頭挙げると、コンマ5秒差8着に破れた◎ミライヘノツバサだ。
個人的には、このくらいの時計なら克服できると思っていたが、やはり時計はかかった方が良いのだろう。

 

2歳戦の注目馬はタイムトリップ/新馬戦(福島芝1200m)

今週に行われた新馬戦の中でもっとも時計が速かったのは、土曜の福島第5Rに行われた新馬戦(芝1200m)だった。

馬場差-1.4で、レースタイム差-1.8。

かなり時計が出る馬場だったので、できればレースタイム差-2.0はほしかったが、まぁ-1.8でも及第点。
逃げたタイムトリップは、2F目から10.6秒-11.0秒とペースアップしたハイペースで、2着に1馬身差だから、今回のメンバーでは完成度が違った。

福島芝1200mはそれほど時計が速くならないコースなので、タイムトリップは、今後も時計が速くなるコースなら、昇級しても通用する。

コンマ2秒差の2着ニシノマッハも、次は確勝級。
 
 

次走の注目馬・ヴァイサーリッター

土曜 函館第11R TVh杯(1600万下)・芝1200m9着ヴァイサーリッター

土曜の函館は時計が速くなったが、Tvh杯のレースタイム差は+0.2と時計がかかってしまった。
この時計でもっとも割を食ったのが、9着に敗れたヴァイサーリッターである。

 
ヴァイサーリッターは、これまで函館や札幌といった洋芝で結果を出してきたが、本質的には時計が速くなった方が良いタイプ。
1000万クラスまでなら能力で何とかなったが、準オープンになるとさすがに厳しかった。

時計が速すぎてもダメなので、開催が進んだ東京や京都でのレースを見てみたい。
また、1200mばかりを使われているが、個人的には距離は延びた方が良いと思う。
 

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