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ベルカントはまだまだ楽観できない【先週のタイム分析】

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各開催場の馬場差

8月1日(土)
新潟 芝 -1.3 
新潟ダート+0.2 
小倉 芝 -1.4 
小倉ダート-1.4 
札幌 芝 -1.8 
札幌ダート-0.4 
8月2日(日)
新潟 芝 -0.8 
新潟ダート+0.3 
小倉 芝 -1.3 
小倉ダート-1.1 
札幌 芝 -1.9 
札幌ダート-1.1 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

開幕週らしく、3場すべて芝は速かった。
新潟は、芝は-1.0前後とかなり速かったが、ダートは多少時計がかかった。
小倉は、土日ともに芝もダートも速かった。
札幌は、芝が相当速く、ダートは若干速かった程度。

ベルカントはまだまだ楽観できない

日曜日の新潟で行われたアイビスSDから振り返ってみる。

馬場差-0.8で、レースタイム差が-0.4。開幕週の割にはそれほど時計は速くなく、ラップから見ても評価はできない。

馬場差より遅いレースタイムで、時計勝負にそれほど強くない△ベルカントにとっては良かった。
逆に、◎サフィロスはもうちょっと時計が速くなってほしかった。
同じように、時計勝負でこその〇セイコーライコウ(5着)、▲アースソニック(4着)も掲示板が精一杯となった。

勝った△ベルカントは、昨年のフィリーズレビュー以来の勝ち星となって、ようやく復活を果たしたが、今回の好走だけでは、まだまだ楽観はできない。

6着に敗れた◎サフィロスは、時計面もそうだが、ゴール前は行き場を探してウロウロしており、騎手ランク外の三浦騎手がネックとなった。
それでも9か月ぶりだったことを考えれば、次走への見通しはある程度たったといえる。

3番人気で8着に敗れたレンイングランドは、ちょっとでも時計が速くなると、こんなもの。

時計面では評価できないクイーンS

次は、札幌で行われたクイーンSを見てみよう。

馬場差-1.9で、レースタイム差が-0.4。時計面では、さほど評価できない結果となった。
時計は想定通りだっただけに、ここは当てたかったのだが、◎ノットフォーマルはコンマ2秒差の4着。
タイム的には勝ってもいいはずだったが、展開を読み違えた。

2番手の×フレイムコードが、逃げる◎ノットフォーマルに執拗にプレッシャーをかけていき、足が溜まりきらなかった。

さて、勝った△メイショウスザンナは、レースタイム差-0.4くらいがちょうどいいし、展開にも恵まれた。
今後も牝馬戦では無視できないが、牡馬に混じると時計面では物足りない。

1番人気×レッドリヴェールも、このくらいのタイムがちょうどいい。
戦績項目も「+2」で、有利枠を引いてこの結果なのだから、×レッドリヴェールの現在の立ち位置はこの程度。

とんでもないタイムを叩きだしたKBC杯

土曜日の小倉メイン・KBC杯のタイムが、もの凄いことになっている。

馬場差-1.4とたしかに速かったが、レースタイム差-2.4は開幕週を差し引いても速すぎる。砂が浅すぎるんじゃないかと勘繰ってしまうほどの速さである。

これだけ速くなれば、▲ランウェイワルツの独壇場なのも頷ける。▲ランウェイワルツは、芝でも通用するんじゃないかと思うほどのスピードタイプで、この時計で走られたら他馬は手も足も出ない。

それだけに、昇級初戦で2着に入ったサンライズバロンは、今後の活躍が期待できる。

一方、◎フォローハートは、昇級戦の壁の前に9着惨敗。昇級戦のKBC杯が、とんでもないタフなレースとなったので、これが良い経験となってくれれば、次走以降に期待できる。

オープン戦以外で注目したいのが、日曜日の札幌第7R 500万下(芝1800m)である。
馬場差-1.9で、レースタイム差-3.3は、このクラスなら相当に速い。

勝ったネオリアリズムは、2着に3馬身差の圧勝。
長期休養を挟んでキャリアが浅い4歳馬で、取消後の初戦以外は4着以下なしという安定感。
中央場所に戻ってからも十分に勝負になる。

次走の注目馬・ダイワリベラル

土曜 新潟第11R 新潟50周年記念(1600万下・芝2000m)10着ダイワリベラル

新潟50周年記念は馬場差-1.3で、レースタイム差-0.5。

基準タイムより速かったものの、開幕週の準オープンとしては物足りないタイムとなった。この勝ちタイムでは、時計勝負でこそのダイワリベラルにとっては厳しい。

好位からレースを進めるも、直線でまったく伸びず10着敗退。窮屈そうな走りで、明らかにペースに乗れていない感じで、結果は案の定の時計。

そうはいっても、新潟芝2000mでレースタイム差-0.5は速いタイムといえ、これ以上速くなるとオープンクラスになってしまう。
ダイワリベラルは、早いうちに準オープンを卒業して、オープンで走った方が良い結果を出しそう。

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