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レッドファルクスの勝因とビッグアーサーの敗因【スプリンターズSのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週のスプリンターズSは、2番人気と3番人気の組み合わせで40倍台ですから、かなり美味しかったです。
凱旋門賞も当たって、先週は絶好調でした。

各開催場の馬場差

10月1日(土)
中山 芝 -0.4 
中山ダート-0.8 
阪神 芝 +0.2 
阪神ダート-1.6 

各開催場の馬場差

9月26日(日)
中山 芝 -0.3 
中山ダート-0.8 
阪神 芝 +0.1 
阪神ダート-1.4 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

 
中山の芝は基準よりは速いが、最終週らしくそれほど速くなっていない。ダートはやや速い。
阪神は雨の影響で、土日ともに芝の時計が遅く、ダートの時計は速かった。

レッドファルクスの勝因とビッグアーサーの敗因/スプリンターズS

ダントツ1番人気のビッグアーサーが12着に敗れたスプリンターズSから振り返る。

馬場差-0.3で、レースタイム差-0.4。

日曜の中山芝は、基準よりやや速い程度で、最終週らしく時計はそれほど速くならなかった。
中山芝1200mはそもそも時計が速くならないコースで、レースタイム差-0.4も、基準よりやや速い程度。
G1レースでこの時計だと、時計勝負に強いタイプにはちょっと厳しくなる。

勝った○レッドファルクスは、CBC賞(中京芝1200m)をレースタイム差-1.8で制したように、時計勝負にも対応できるスピードを示してはいたが、時計勝負に強いタイプではない。
実際、今回の出走馬のスピードランクでは6番手の扱いだった。
時計面で絶好だったこともあるが、6-9-7といったんポジションを下げながらも、4角手前から鞍上の仕掛けに応え、直線も伸びる一方。

600m通過33.4秒-800m通過44.6秒の平均やや遅めのペースで逃げる◎ミッキーアイルを、クビ差かわしたところがゴールだった。

これまで、コーナーリングの関係で右回りに課題を抱えていたが、まったく問題なかった。
これ以上時計が速くなると厳しそうだが、完全に充実期に入った。

◎ミッキーアイルは、マイペースの逃げを打ち粘りに粘ったが、最後にかわされてしまった。
鞍上の松山騎手はランク外だったが、有利枠を活かした好騎乗。それでも勝ち切れないあたりが、善戦マンということなのだろう。

ダントツ1番人気を裏切って12着に大敗を喫した×ビッグアーサーは、内に閉じ込められたまま何もできず。
このペースで、このタイムだと、たしかに×ビッグアーサーには厳しいが、鞍上の福永騎手がコメントしているように「最低の騎乗」だった。

これなら、前走のセントウルS(阪神芝1200m)のように、スピード任せにレースをした方が良かった。
×ビッグアーサーの場合、時計が速くならないとダメなので、時計がちょっとでもかかってしまうと脚を余すことが多い。
この経験が次に生かせるなら、この敗戦もありだろう。


時計勝負になればマスクゾロの独壇場/シリウスS

土曜の阪神で行われたシリウスSを振り返る。

馬場差-1.6で、レースタイム差-2.1。

雨の影響で、土曜のダートはかなり時計が速かった。
阪神ダ2000mはそもそも時計が速いコースで、レースタイム差-2.1では、時計勝負に対応できないと話にならなかった。

勝った×マスクゾロは、今回のメンバーの中でもっとも時計勝負に強いタイプ。ここまで時計が速くなれば、×マスクゾロの重賞初制覇もうなずける。
ちなみに、2着の○ピオネロは、今回のメンバーでスピードランク2位だから、時計勝負に強い2頭で決まったレースだった。

×マスクゾロは、1000m通過60.5秒の淀みないペースを逃げ切り。
ゴール前でヨレたように見えたので、2000mは距離が長いのだろう。
とはいえ、3連勝で重賞制覇だから、力をつけているのは間違いない。今後も、時計が速くなるコースなら重賞戦線で上位を賑わせそうだ。

◎キョウエイギアは、好スタートを切って2番手追走も、直線に入って早々に脱落してしまった。
時計も展開も、どちらかというと◎キョウエイギア向きだっただけに、1.8秒差の8着敗退にはがっかり。
休み明けの分を差し引いても負けすぎで、古馬に入って2000mは長いのかもしれない。

負けた馬の中では、4着の×ミツバに見どころがあった。
この馬は、時計勝負にも対応できるが、ここまで速くなるとついて行けない。それが、コンマ4秒差の4着まで差し込んできたのは、地力強化の証だろう。次走以降、重賞でも通用する。

 

2歳戦の注目馬はマイネルアムニス/新馬戦(中山芝1200m)

先週の2歳戦で、もっとも時計が速かったのは、土曜の中山第5Rで行われた新馬戦(芝1200m)である。

馬場差-0.4で、レースタイム差-1.3。

今週の2歳戦には注目すべきタイムなく、強いて挙げれば、土曜中山第5Rの新馬戦を勝ったマイネルアムニスだ。

600m通過34.3秒の平均ペースを、3番手追走から抜け出し、2着メーティスに1+3/4馬身差。
中山芝1200mはそれほど速いタイムが出ないコースなので、この時計で昇級即通用とはいえないが、今回と同じように、そもそも時計がかからないコースの開幕週などで、狙って面白い。
 
 

次走の注目馬・スウィフトレイド

日曜 中山第7R 500万下・ダ1800m 1着スウィフトレイド

日曜の中山ダートはそこそこ時計が出る馬場だったが、スウィフトレイドのレースタイム差-2.2は、掛け値なしに速い。
この日の中山レースの芝もダートも含め、レースタイム差-1.0より速かったのはこのレースだけで、しかもレースタイム差-2.2なのだから、時計だけなら準オープンでも通用する。

レースは、800m通過48.6秒-1000m通過61.1秒のハイペース。先行馬有利のコースとはいえ、500万下でこのラップでは前に行った馬は厳しくなる。
スウィフトレイドは、ラスト13.8秒を要したとはいえ、このペースを2番手から抜け出して勝ち切ったことは評価できる。
時計が速いコースなら、昇級即通用。

2着のロードシャリオも、同じような位置からクビ差に粘り込んでいるのだから、これは次走確勝級。
 

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