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天皇賞の前哨戦としては物足りない/毎日王冠

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各開催場の馬場差

10月10日(土)
東京 芝 -0.2 
東京ダート+0.3 
京都 芝 -1.7 
京都ダート-0.8 
10月11日(日)
東京 芝 -0.8 
東京ダート-0.4 
京都 芝 -1.3 
京都ダート+0.1 
10月12日(月)
東京 芝 -0.9 
東京ダート+0.1 
京都 芝 -1.1 
京都ダート-0.2 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

東京芝は、土曜午前中の雨の影響か、開幕週のわりには時計はそれほど速くならなかった。ダートはほぼ基準通り。
京都芝は、一転して開幕週のタイムで、軒並みタイムは速くなった。時計勝負に対応できない馬たちは、揃って馬群に沈んだ。ダートは土曜日は速かったが、日・月はほぼ基準通り。

天皇賞の前哨戦としては物足りない/毎日王冠

東京競馬の開幕週は、いつも通り毎日王冠から。
馬場差-0.8で、レースタイム差が-0.2。
勝ちタイムは基準よりやや速い程度で、開幕週のG2戦としては、いかにも物足りない。

〇エイシンヒカリの逃げは、1000m通過59.9秒と、エプソムCより遅いペース。勝ってくださいといわんばかりのマイペースで、展開に恵まれた面が大きい。

2着×ディサイファは、時計勝負になると甘くなるので、時計が速くならなかったのが良かった。それでも、×ディサイファにとっては、この時計で走れたのは収穫。ちょうどいい時計になりそうな最終週の天皇賞(秋)が、非常に楽しみになった。

2番人気のアンビシャスは、出遅れを挽回できずに、コンマ5秒差の6着敗退。上がり最速とはいえ、出遅れて最後方からなら、これくらいの時計は出る。過信は禁物。

◎トーセンスターダムは、この時計なら勝ち負けになっておかしくなかったが、コンマ4秒差の5着。これより相手が揃う天皇賞(秋)では、ちょっと厳しくなりそうな結果となった。

3番人気で9着に負けた×ヴァンセンヌは、2番手から34.4秒の上がりでは、いかにも距離が長い。それに、時計はもっと速くないとダメなタイプなので、今後も馬場しだいとなりそう。

驚きの強さで天皇賞へはずみ ラブリーデイ/京都大賞典

次は、京都で行われた京都大賞典を見てみよう。
馬場差-1.4で、レースタイム差が-1.5。馬場差が速かったので、勝ちタイムそのものは評価することはできないが、そもそも速い京都芝2400mで、レースタイム差-1.5はかなり速い。

この時計では、時計がかかる馬場を得意にするワンアンドオンリーには厳しい。6着敗退もやむなし。次に狙えるのは、有馬記念か重馬場になったときのジャパンCか。

勝った〇ラブリーデイは、時計勝負に強いタイプとはいえ、芝2400mをこのタイムで勝てたのは収穫大。
陣営が言うように「ここは叩き台で仕上げ途上」だったと思われ、次走の天皇賞(秋)に向けて頭ひとつ抜け出した格好。

2着◎サウンズオブアースは、時計勝負でこそのタイプで、この時計でもっとも恵まれたといえる。その結果が〇ラブリーデイにコンマ2秒差なのだから、ここは力負け。

3番人気ラキシスも、時計勝負に強いタイプで、この時計なら勝機もあったが、結果はコンマ4秒差の4着。一線級の牡馬を相手にこの結果なら、次走のエリザベス女王杯で連覇の可能性も出てきた。

3着×カレンミロティックには、ちょっと時計が速かった。ただ、開幕週でも先行馬に不利な京都芝2400mで、2番手から粘りこんでラキシスにかわされなかったのは評価できる。
G1では一歩足りないが、馬場しだいでは逆転の目も十分ありそう。地味で目立たないが、連対圏ならいつでもあり得る。

スピードだけならG1級の力を示したビッグアーサー/オパールS

日曜日の京都で行われたオパールSは、馬場差-1.1で、レースタイム差-1.4。開幕週らしく馬場差も速いが、京都芝1200mでレースタイム差-1.4は、相当に速い。

勝った◎ビッグアーサーは、これでスプリント戦だけで7戦6勝。時計勝負に強いタイプで、開幕週の良馬場も功を奏した。
それにしても、芝1200m戦で2着にコンマ5秒差は、オープン特別とはいえスピードが違いすぎた。
前走の北九州記念の敗戦が糧になったのは間違いなく、前走とは違い、自分でレースを作れるようになっている。距離が延びたとき、時計がかかったときのオープン戦は未知数だが、今後に期待したくなる快勝だったことは間違いない。

土曜日京都第2Rの勝ち馬ジェントルハートは次走でも買い

注目レースは、土曜日の京都第2Rの2歳未勝利戦(芝1200m)である。

馬場差-1.7で、レースタイム差-2.4。馬場差が速いとはいえ、2歳のスプリント戦でこのレースタイム差は出色。2着馬を2馬身離した勝ちっぷりも見事。
これで、どんどん時計が速くなる今後の2歳戦でも、勝ったジェントルハートは面白い存在となりそう。

これら以外で注目したいのが、土曜日の東京第9R本栖湖特別(芝2400m)である。

馬場差-0.2で、レースタイム差-2.3。同日のレースタイム差が-1.0を超えたレースはこれだけで、勝ったアルバートはもとより、2着アルター、3着エイシンアロンジーまで、次走は注目したい。

そのなかでも、2角付近でいったん下げてから33.8秒で2着に差しこんだアルターが、もっとも強かった。これは、次走確勝級。

また、逃げ馬不振の東京芝2400mで、コンマ5秒差に粘った5着テスタメントも、時計が速くなるコースなら常に注意したい。

次走の注目馬・ニューダイナスティ

月曜 京都第11R 京都大賞典(G2・芝2400m)7着ニューダイナスティ

ニューダイナスティは、それほど時計勝負に強いわけではないので、負けて納得のレースだったが、逃げてコンマ7秒差なら上々。2着サウンズオブアースとはコンマ5秒差だから、まだまだ元気。
馬体重も+16キロで、いかにも久々の体型だっただけに、ここを叩いた次走は面白い。左回りの方が良いタイプなので、アルゼンチン共和国杯ならハンデも背負わされないだろうし、好勝負の期待がもてる。

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