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出走全馬、とにかく早く休養に入ってください【菊花賞のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週は台風の影響で、府中も淀も近年稀にみる不良馬場となりました。
水しぶきが舞う超不良馬場で行われた菊花賞は、キセキが重賞初制覇となりました。

各開催場の馬場差

10月21日(土)
   東京 芝+2.3
   東京ダート-1.8
   京都 芝+3.0
   京都ダート-0.8
   新潟 芝-0.4
   新潟ダート+0.1
10月22日(日)
   東京 芝+6.4
   東京ダート-0.9
   京都 芝+5.6
   京都ダート-1.4
   新潟 芝+1.0
   新潟ダート-1.1

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は台風による暴雨の影響で、日曜芝の時計がダートの時計と見紛う遅さでした。

京都も、芝は土曜から時計がかかっており、日曜に至っては馬場差+5.6という、これまで見たことのない馬場差になっています。

新潟もやはり芝の時計がかかっており、ダートの時計が速くなっていました。ただ、新潟の場合は、まだ許容範囲の重馬場です。

出走全馬、とにかく早く休養に入ってください/菊花賞

泥田と化した菊花賞を制したのは、神戸新聞杯2着のキセキだった。

馬場差+5.6で、レースタイム差+7.2。

過去10年で経験したことのない馬場差で、菊花賞もレースタイム差+7.2とかなりの時計を要している。

レースも前半1000mが64.1秒、中盤1000mが68.8秒のスローだったが、ここからクリンチャーが仕掛けてペースアップ、後半1000mが66.0秒と先行集団には厳しいラップとなった。

仕掛けが速そうだが、スローの瞬発力勝負にはしたくないクリンチャーにとっては、おそらく計画通りで、鞍上藤岡佑騎手の好騎乗。
この展開ならクリンチャーが勝ってもおかしくなかったが、今回は相手が悪かった。

勝ったキセキは、ただただ重巧者。他馬がのめって前に進まなかったり、踏ん張りがきかなかったりするなか、レインボーアンバーかと見紛うくらいにスイスイ走っていた。

今年の菊花賞は、時計勝負に強いスピードタイプには厳しい馬場で、スピードランク1位タイのミッキースワローが6着、マイネルヴンシュが4着、トリコロールブルーが15着。この3頭はノーカウント。

今年の菊花賞はかなりタフなレースとなったので、出走全馬のダメージが心配になる。できれば全馬、今すぐに休養に入ってほしい。キセキは、JCも有馬もパスしてください!


時計がかかる馬場でスタミナタイプが上位独占/富士S

富士Sは、◎エアスピネルが重賞3勝目を挙げた。

馬場差+2.3で、レースタイム差+1.8。

日曜の馬場よりましだったが、それでもかなり時計を要する馬場となっていた。
勝った◎エアスピネルがスピードランク7位で、2着○イスラボニータが同10位で、逆にスピードランク1位の×ブラックムーンは8着で、同2位のグランシルクが9着だった。

勝った◎エアスピネルは、時計がかかった方が良いタイプなので、今回は時計に助けられた感が強いが、左回りで初勝利という事実は評価したい。
とはいえ、まだまだ高速決着になると厳しいので、本番に向けて視界良好とは言い難い。

それは、2着の○イスラボニータも同じで、今回は遅い時計に助けられた。

上位2頭より、3着のクルーガーが高評価。スピードランク2位タイのスピードタイプなのに、ここまで差し込んで来れるとは思ってもいなかった。さらに、4着以下に1+1/4馬身差だから、3着とはいえかなり強烈なインパクトである。
とにかく順調に本番を迎えてほしい。
なしで走ってきたつけが回ってきたかもしれない。ちょっと長めの休養が必要。

 

2歳戦の注目馬はナディア/新馬戦(京都芝1400m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の京都第4Rに行われた新馬戦(芝1400m)である。

馬場差+3.0で、レースタイム差-0.2。

土用の京都芝で行われた全6鞍で、レースタイム差がマイナスになったのはこのレースだけ。
ただ、京都芝1400mはそもそも時計が速くならないコースなので、勝ったナディアが時計勝負に強いとは言えない。

ただ、不利枠を克服し、鞍上がランク外の坂井騎手での勝利だから価値大。
レース上がり35.8秒のタフなレースで勝てたのも、経験値という点では次走につながるはず。

 
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