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乱ペースになって各馬の経験値がUP!【チャンピオンズCのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週のチャンピオンズCは面白かったですねー。
スローのヨーイドンばっかり見せられて辟易してましたので、こういう地力勝負は見ていても楽しいです。
馬券が外れた負け惜しみかもなー

各開催場の馬場差

12月3日(土)
中山 芝 -0.6 
中山ダート-0.6 
阪神 芝 +0.7 
阪神ダート-1.1 
中京 芝 -2.7 
中京ダート-1.4 

各開催場の馬場差

12月4日(日)
中山 芝 +0.6 
中山ダート+0.4 
阪神 芝 +0.9 
阪神ダート-0.2 
中京 芝 -1.5 
中京ダート-1.8 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

中山は、思った以上に週末の雨の影響が残っていたようで、開幕週のわりに芝の時計がそれほど速くない。日曜の芝に至っては、すでに馬場差がプラスになってしまっている。

阪神も雨の影響で、芝の時計がかかっており、ダートは速くなった。

中京は開幕週らしい高速馬場で、芝もダートも速かった。ただ、前開催・前々開催のような異次元タイムではなかったので、一安心。

乱ペースになって各馬の経験値がUP!/チャンピオンズC

サウンドトゥルーが去年3着の雪辱を果たしたチャンピオンズCを振り返る。

馬場差-1.8で、レースタイム差-2.0。

モンドクラッセの逃げは、800m通過48.8秒のスローペースだったが、ブライトラインがプレッシャーをかけに行くと、そこから11.8秒-11.8秒と一気にペースが上がり、先行馬には厳しい展開となった。
その結果、ラスト3Fが12.4秒-12.3秒-13.0秒と時計がかかったにも関わらず、走破時計はレースタイム差-2.0という、かなりタフなレースとなった。

勝った○サウンドトゥルーは、ほぼ最後方からの追走で、ペースが上がった際にも慌てず、直線に向いてギアを上げると一気に加速。ラスト35.8秒という驚異の末脚で、先に抜け出したアウォーディー×アスカノロマンを差し切った。

展開が向いたのは確かだが、この切れ味は一級品。
ペースに左右されてしまう脚質なので、毎度毎度勝ち負けに加われるかとなれば難しいが、少しでもペースが上がれば、この切れ味は脅威となる。

2着アウォーディーは、ペースが上がった向正面でいったん置かれる気の悪さを見せており、明らかにペースに戸惑っていた。
また、×アスカノロマンをかわしたところで「抜け出すとブレーキをかけるのは想定内だったが、それでもすごい止まり方」と武豊騎手がコメントしているように、○サウンドトゥルーにその弱点を突かれた形となってしまった。
それでも、初めてのタフな展開で2着を確保できたのは地力の証であり、評価が下がることはない。

3着の×アスカノロマンは、かなり強い競馬をしている。
この乱ペースについて行って、最後の最後まで粘り切り、コンマ1秒差なのだから一番強い競馬と言ってもいい。
前走のみやこS(京都ダ1800m)では、14着と不可解な大敗を喫していたが、やはり地力はある。

◎ロワジャルダンは、時計面でも展開面でも悪くはなかったはずだが、前走のみやこS(京都ダ1800m)に続いて、序盤から置かれる形となった。
それでも内をすくって4角9番手から脚を伸ばすも、ジリジリとしか伸びず、コンマ5秒差の8着。
ただ、◎ロワジャルダンより前にいた馬たちは、スピードランクがジャルダンより上位の馬たちばかりで、順当と言えば順当。

2番人気×ゴールドドリームは、この乱ペースについて行けずに12着敗退。
今回はまったく歯が立たなかったが、この経験は次走以降に生きてくるはず。

3番人気コパノリッキーは、ペースアップした向正面で一緒に上がって行って、最後は脚が止まってしまった。
マイペースでないと力を発揮できない弱点を露呈した格好。


超スローで先行馬が掲示板を独占/金鯱賞

土曜の中京で行われた金鯱賞を振り返る。

馬場差-2.7で、レースタイム差-1.4。

時計が出る馬場だったわりには、それほど時計は速くならなかった。
その要因は、1000m通過61.5秒-1200m通過74.1秒という超スローペースにある。
中京芝2000mはそもそも時計がかかるコースで、重賞でレースタイム差―1.4だと、基準よりちょっと速い程度で、時計勝負に強い馬は最後のツメを欠く。

勝った○ヤマカツエースも、2着のパドルウィールも、時計勝負に強いタイプではない。

それにしても、マイネルラクリマの逃げは、いくらなんでも遅すぎる。誰もプレッシャーをかけに行かないものだから、これでは後方待機組の出番はない。

○ヤマカツエースは、これで重賞4勝目。地味なタイプだが、いつでも自分の力は出し切っており、これ以上時計が速くなると厳しいが、中距離重賞の常連として、いつでも注意は必要だ。

パドルウィールは、準オープンの身で、さらに不利枠を克服しての2着は評価できる。ただ、今回は超スローペースの展開に恵まれた感が強いため、オープンでやっていくためには次走が試金石になる。

◎レコンダイトは、どうやらこの時計でも速すぎるようだ。4番手追走から直線に向いて加速するも、脚色が一緒になってラスト33.6秒でコンマ3秒差の6着。
もうちょっと時計がかかってくれないと厳しいが、重賞でこれ以上時計がかかるとなると、かなりの凡戦ともいえるので、G2では苦戦が続くかもしれない。

 

2歳戦の注目馬はレイデオロ/葉牡丹賞(中山芝2000m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の中山第9Rに行われた葉牡丹賞(芝2000m)である。

馬場差-0.6で、レースタイム差-1.1。

時計が出る馬場だったので、走破時計自体にはそれほど勝ちはないが、ラスト2Fのラップはなかなかの好評価。
ミドルペースから、レースのラスト2Fは12.1秒-11.9秒と各馬のスピードが落ちることなく、こうなると先行馬が残りやすいか、もしくは差し馬の接戦となりやすい。

それを、4角10番手から、ラスト3F34.7秒で突き抜けて、2着馬に1馬身半差をつける圧勝劇。さらに3着馬はそこから3馬身半離れているのだから、ここではレイデオロの格が違ったということだろう。

この結果でクラシック云々は早いかもしれないけれど、今後の重賞戦線でも十分通用する器だと思う。
 
 

次走の注目馬・モンドクラッセ

日曜 中京第11R チャンピオンズC・ダ1800m 10着モンドクラッセ

チャンピオンズCの乱ペースについては前述したとおりで、先行馬には厳しいレースとなった。
○サウンドトルゥーの勝ちっぷりや、負けて強しのアウォーディー×アスカノロマンに目がいきがちだが、モンドクラッセも頑張っている。

向正面でブライトラインのプレッシャーを受けながら、直線半ばまで粘り込み、最終的にコンマ6秒差に踏みとどまっているのだから、逃げ馬としての脚力は十分に示したと言える。

1800mは若干長いタイプなだけに、この粘りは高く評価できる。
また、芝スタートの方が良いタイプでもあり、逃げ馬苦戦のフェブラリーS(東京ダ1600m)でも面白い存在となりそうだ。
 

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