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ソウルスターリング来年のクラシックが非常に楽しみ【阪神JFのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週のソウルスターリングは強かったですね。初マイルでペースに戸惑うかと思ったら、まったく意に介することなく圧巻の勝利でした。

各開催場の馬場差

12月10日(土)
中山 芝 +0.5 
中山ダート+0.3 
阪神 芝 +0.1 
阪神ダート-0.6 
中京 芝 -1.8 
中京ダート-0.6 

各開催場の馬場差

12月11日(日)
中山 芝 +0.5 
中山ダート+0.5 
阪神 芝 +0.4 
阪神ダート-0.4 
中京 芝 -1.2 
中京ダート-0.8 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

中山は、土日ともに芝もダートも時計がかかっており、それほど時計が速くない中山で時計勝負に強いタイプの馬たちには厳しいコンディションとなった。

阪神は、芝の時計が遅く、ダートは時計が速かった。

中京は、先週より時計がかかり始めているが、それでも芝もダートも時計は速い。

ソウルスターリング来年のクラシックが非常に楽しみ/阪神JF

ソウルスターリングが3戦無敗でG1を制した阪神JFを振り返る。

馬場差+0.4で、レースタイム差-0.5。

時計がかかる馬場だったが、阪神JFはレースタイム差-0.5とそこそこ速い決着となった。
レースはアリンナが逃げ、800m通過46.7秒-1000m通過58.8秒の平均やや速めのペース。

○ソウルスターリングは、前2走より2秒近く速いペースにも戸惑いを見せることなく、3番手追走からラスト34.8秒でまとめて後続を完封。
2歳馬の場合、スローペースばかりのレースから一気にペースが上がると力を発揮できないことが多いのだが、○ソウルスターリングにとっては、まったく問題なかった。とにかくレースセンスが抜群で、ルメール騎手の仕掛けにも即反応しており、現状では弱点らしい弱点は見当たらない。
今回のレースができるなら、ハイペースになっても大丈夫だろう。

2着×リスグラシューは、出遅れで万事休すかと思いきや、4角13番手からラスト34.5の末脚で2着死守。
○ソウルスターリングも強かったが、×リスグラシューも強い競馬をしている。
×リスグラシューの場合は、未勝利戦(阪神芝1800m)でハイペースを経験していたことが活きたということだろう。

この上位2頭は、来年のクラシックでも面白い存在となりそう。

3着▲レーヌミノルは、よく走っているが、上位2頭には完全に切れ負け。
マイルの距離を克服できたのは好材料だが、小倉2歳S(小倉芝1200m)のように飛ばして逃げる方がいいと思う。

◎ブラックオニキスは、4角10番手から伸びを欠いて、1.7秒差12着の完敗。
時計面では問題なかったはずだが、まったく見せ場なし。
ここでは力が足りなかった。


ノボバカラ来年のG1戦線に向けて視界良好/カペラS

ノボバカラが重賞3勝目を飾ったカペラSを振り返る。

馬場差+0.5で、レースタイム差+0.1。
時計がかかる馬場で、レースタイム差+0.1はほぼ基準通り。

◎ノボバカラの逃げは、600m通過33.3秒のハイペース。ラスト1Fで13.0を要したが、後続はまったくついて行けずに2着○ニシケンモノノフに1+3/4馬身差の完勝。

オールダートだと序盤に脚を使わされる傾向があるので、芝スタートの中山ダ1200mはピッタリだった。
オープン昇級後は短距離指向にシフトしているが、距離はマイルまでならもつ。同じく芝スタートの東京ダ1600mで行われるフェブラリーSでも、面白い存在になりそうだ。

2着○ニシケンモノノフは、◎ノボバカラには及ばなかったものの、3ヶ月の休み明けだったことを考えればまずまずの結果。
なかなか重賞に手が届かないが、いずれ重賞も勝てる力はある。

1番人気コーリンベリーは、4角5番手から最後に脚が止まって、ラスト37.0秒でコンマ5秒差の3着。
逃げた方が好成績なのだが、芝スタートだと若干行き脚がつかない部分があり、今回は精一杯の結果だろう。
やはり、ハナを切ってマイペースに持ち込んだ方が良い。

 

2歳戦の注目馬はジュリエットベール/未勝利(中山芝1800m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の中山第3Rに行われた未勝利(芝1800m)である。

日曜の中山芝の馬場差は+0.5で、ジュリエットベールのレースタイム差は-0.6。

時計がかかる馬場でありながら、レースタイム差-0.6は高評価。
この日、芝レースでレースタイム差がマイナスになったのは、このレースと準オープンの美浦S(中山芝1800m)だけで、2歳の牝馬限定戦でこのレースタイム差は、かなり速いと言っていい。

レースは、トゥザイオンが800m通過47.5秒-1000m通過59.6秒というハイラップの逃げを打ち、ジュリエットベールは直線外に持ち出すと一気にスピードに乗り、ラスト36.0秒で差し切り勝利。
前走のデビュー戦(東京芝1600m)がレースタイム差+0.3で4着だったから、現状では時計が速くなった方が良い。
この時計なら、昇級しても即通用する。

このハイペースを2番手追走から2着に粘ったエレクトリイオネは、次走確勝級。
 
 

次走の注目馬・ヒルノマテーラ

土曜 阪神第11R チャレンジC・芝1800m 10着ヒルノマテーラ

チャレンジCのレースタイム差は+0.3だった。
阪神芝1800mはかなり時計が速いコースなので、このレースタイム差でも基準より速いタイムだが、重賞ともなると、このタイムだと時計勝負に強いタイプでは一歩届かない。

勝ったマイネルハニーがスピードランク11位だから、やはり時計勝負に強いタイプでは厳しかった。

この時計で割を食ったのが、スピードランク1位の△ヒルノマテーラである。
10着敗退とは言え、最後方追走から直線でも脚が止まったわけではない。勝ったマイネルハニーとの差は、わずかコンマ4秒差だから、少しでも時計が速くなれば上位争いに加わることはできるはず。
 

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