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スワーヴリチャード 大一番でいくつもの課題克服【大阪杯のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
大阪杯は、スワーヴリチャードが人気に応えて快勝しました。もたれ癖、苦手の右回り、スローでの暴走癖など課題は山積していましたが、それらすべてを払拭しての勝利には驚かされました。

各開催場の馬場差

3月31日(土)
   中山 芝-1.1
   中山ダート-1.1
   阪神 芝-1.1
   阪神ダート+0.2
4月1日(日)
   中山 芝-0.6
   中山ダート+0.6
   阪神 芝-0.4
   阪神ダート+0.8

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、土日ともに芝の時計が速かったが、ダートは日曜になって突然時計がかかりだした。

阪神は、土日ともに芝の時計は速く、ダートは時計がかかっていた。

スワーヴリチャード 大一番でいくつもの課題克服/大阪杯

馬場差-0.4で、レースタイム差-1.5。

今回の▲スワーヴリチャードには、いくつもの課題が山積していた。
手前をうまく替えられないため、左回りに比べて右回りのパフォーマンスが落ちること。直線で苦しくなると内にもたれてしまうため、最後の最後で踏ん張りが利かないこと。かかり癖があり、自身のペースに持ち込めないとかかってしまうこと。
これらの課題を克服しての勝利だけに、この勝利には価値があった。

レースはかなり極端なラップだった。ヤマカツライデンが1000m通過61.1秒のスローペースで逃げるも、そこから▲スワーヴリチャードがポジションを上げると、後半1000mが57.1秒という尋常ではない速さである。
スローで流れながら、最後はタフな消耗戦となった。

このラップで粘りきってしまうのだから、▲スワーヴリチャードの強さはとんでもない。
そして、4角5番手から3着に踏みとどまった◎アルアインも強かった。
◎アルアインにとっては、前半のペースが遅すぎたのが痛かったが、中距離路線では今後も上位争いは必至だろう。

この2頭と対照的だったのが、3番人気で7着に敗れた×サトノダイヤモンドである。
本来であれば、消耗戦は大得意のはずだったが、内から出せずに1秒差の完敗となってしまった。
鞍上の戸崎騎手は、普段から強引な競馬はしないタイプだが、今年はなんだか周囲にやたら気を遣って乗っているような感じで、昨年までのオーラがまったくない。
今回は、はっきりと騎手の差が出たレースだった。



ヒーズインラブ 本格化した今ならG1でもと思わせる/ダービー卿CT

土曜の中山で行われたダービー卿CTは、△ヒーズインラブが準オープンからの連勝で初重賞制覇を成し遂げた。

馬場差-1.1で、レースタイム差-1.3。

時計が速い馬場だったので、ダービー卿CTも高速決着となった。この時計だけで、例年、超高速決着となる安田記念(東京芝1600m)でどうこうとは言えないが、スピードランク6位で勝った△ヒーズインラブは、ハンデ差があったとは言え本格化の兆し。
一気に時計を詰めての重賞初制覇だから、勢いのまま本番で好走したとしても不思議じゃない。

1番人気×グレーターロンドンは5着敗退。
スローの瞬発力勝負で力を発揮するタイプなだけに、前半800m46.2秒-後半800m46.0秒の流れるペースで、もっとも速いラップが最初の1F目の12.5秒という消耗戦では、持ち前の末脚も不発に終わった。
自分でペースを作れないだけに、今後も同じようなレースが続きそうだ。

 

3歳戦の注目馬はレッドガラン/未勝利戦(阪神芝1600m)

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の阪神第6Rに行われた未勝利戦(芝1600m)である。

馬場差-0.4で、レースタイム差-2.0。

日曜の阪神はそこそこ時計が速いコンディションだったが、レースタイム差が-2.0より速かったのは、この未勝利を勝ったレッドガランだけ。

前半800mが47.2秒で、後半800mが47.1秒の平均ペースで、ラスト3Fが11.4秒-12.0秒-11.6秒だから、ラップからはさほど強調はできない。
それでも、500キロを超す大型馬で、今回がデビュー戦。経験馬を相手にしての勝利で、次走はさらなる上積みも見込めそう。

時計だけなら昇級しても即通用する。

 

次走の注目馬・ヤマニンアンプリメ(コーラルS・阪神ダ1400m)

土曜 阪神第11R コーラルS・ダ1400m 4着ヤマニンアンプリメ

土曜の阪神ダートは時計がかかっており、コーラルSもレースタイム差+0.6と時計を要していた。
阪神ダ1400mはそこそこ時計が速いコースとはいえ、OP戦でこの時計ではスピードタイプには厳しかった。

スピードランク1位だった×サクセスエナジーがコンマ7秒差の6着で、同1位の×コウエイエンブレムがコンマ8秒差の8着だった。

その中で、同1位のヤマニンアンプリメは、コンマ2秒差の4着に健闘。オープン2戦目にして、早くもめどを立てた格好となった。
時計が速いコースに替われば、今回以上のパフォーマンスが期待できる。

 
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