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【回顧】付け入る隙を与えずアーモンドアイ完勝【オークスのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
オークスの◎アーモンドアイは別格の強さでしたね。
秋だけでなく、来年の活躍が今から楽しみです。

各開催場の馬場差

5月19日(土)
   東京 芝-0.5
   東京ダート+0.3
   京都 芝-0.3
   京都ダート-0.3
   新潟 芝+1.7
   新潟ダート-0.7
5月20日(日)
   東京 芝-1.4
   東京ダート+1.0
   京都 芝-1.0
   京都ダート-0.5
   新潟 芝+0.6
   新潟ダート-0.9

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、相変わらず芝の時計は速いままで、ダートの時計は遅かった。とくに、日曜ダートの時計がかかっており、時計勝負のスピードタイプには厳しい馬場だった。

京都は、先週の極悪馬場から一転して、芝のコンディションは回復していた。ダートも速かった。

新潟は、雨の影響で芝の時計がかなり遅くなっており、逆にダートは高速決着の場と化した。

付け入る隙を与えずアーモンドアイ完勝/オークス

オークスは、◎アーモンドアイが圧巻の競馬を見せつけ、文句のつけようがない勝利で二冠を達成した。

馬場差-1.4で、レースタイム差-2.6。

日曜の東京芝は時計が速かったとはいえ、オークスの時計はかなり速い。

レースは、前半1200m71.8秒-後半1200m72秒の平均ペースだが、もっとも遅いラップが最初の1F12.6秒で、あとは12秒台前半のラップを刻むハイラップで、ジェンティルドンナのコースレコードにコンマ2秒差といいう速さも頷ける。

サヤカチャンがハイラップで逃げたことで、タフな消耗戦となり、最後は地力の差がはっきり出た。

3歳春の上級レースでこうした展開になると、これまでの経験値がモノを言う。今年でいえば、同じような展開となった桜花賞を走っているかどうかの差である。
掲示板を確保した上位5頭が、すべて桜花賞組だったのは偶然ではない。

それにしても、勝った◎アーモンドアイは掛け値なしに強かった。
このハイラップを好位5番手追走から、ラスト33.2秒という信じられない末脚を披露した。
前走の桜花賞(阪神芝1600m)では、ほぼ最後方からラスト33.2秒で突き抜けたわけだが、5番手から同じ切れ味を発揮されては、他馬の付け入る隙はなかった。

2着×リリーノーブルも、上がり次位タイの33.9秒で上がっており、本来であれば完全な勝ちパターンである。
相手が悪かったとしか言えない。

3着×ラッキーライラックは、序盤に力んだ分、最後の最後に止まってしまったが、それでも上がり次位タイの33.9秒で踏みとどまっており、悪くはない。

3番人気サトノワルキューレは、ここまでスローペースでしか結果を残していなかった経験値の差がもろに出た。
中団からレースを進めたものの、前走のような末脚は発揮できなかった。この経験を糧にできるかどうかが、同馬の将来を左右する。


人気馬2頭を尻目に堂々の逃げ切りサンライズソア/平安S

土曜の京都で行われた平安Sは、○サンライズソアが逃げ切った。

馬場差-0.3で、レースタイム差-0.3。

平安Sのレースタイム差は-0.3とそこまでではないが、京都ダ1900mはそもそも時計が速いコースなので、このレースタイム差でも高速決着と言っていい。

実際、勝った○サンライズソアがスピードランク4位で、2着クイーンマンボが同1位タイだった。

勝った○サンライズソアは、700m通過44.2秒-900m通過56.7秒のスローペースを逃げ切り。
2番手追走のプリンシアコメータが動かなかったことも幸いしたが、マイペースで先行できれば、やはりしぶとい。
ゲートが安定しない課題はあるが、今後も注意は必要となりそうだ。

1番人気◎グレイトパールは、よもやの5着敗退。
発馬がイマイチだったのは確かだが、それはいつものことで、これまではそれでも結果を出してきた。いつものように捲り気味に上がっていき、いつものように4角で鞍上の川田騎手が仕掛けたが、今回ばかりは反応が鈍く、最後はようやく伸びてきたが時すでに遅かった。

敗因が、長期休養明けを走った反動なら、立て直しは容易だろう。
ただ、前走のアンタレスS、去年の平安Sのように、ペースが流れないと決め手を発揮できないとなれば、今後も相手関係と展開しだいとなってくる。
個人的には、ダート王者ゴールドドリームにも匹敵する実力の持ち主だと思っているので、2走ボケだと信じたい。

2番人気テイエムジンソクは、フェブラリーSに続けての敗戦となり、去年の勢いはどこへやら。
とはいえ、コンマ3秒差の6着なら、悲観するほどではない。

 

3歳戦の注目馬はスリーマグナム/未勝利(新潟芝1200m)

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の新潟第1Rに行われた未勝利戦(芝1200m)である。

馬場差+0.6で、レースタイム差-0.6。

先週の新潟は、雨の影響で時計がかかっており、芝のレースは土日合わせて全11鞍あったが、レースタイム差がマイナスになったのは、スリーマグナムが勝った未勝利戦だけだった。

スリーマグナムは、ダートで結果が出ずに、芝転向2戦目で見事に結果を残した。
新潟芝1200mはそもそも時計が速いコースでもあり、高速決着に対応できるスピードを見せつけたと言える。

昇級しても、時計が速いコースなら好勝負可能。

 

次走の注目馬・オーバースペック(大日岳特別・新潟芝1200m)

土曜 新潟第11R 大日岳特別・芝1200m 5着オーバースペック

土曜の新潟芝は馬場差+1.7とかなり時計がかかっており、大日岳特別もレースタイム差+1.2と遅かった。
×オーバースペックは、スピードランク2位のスピードタイプなので、今回の馬場コンディションは合わなかった。

それでも後方から脚を伸ばし、ラスト35.1秒でコンマ5秒差の5着なら頑張っている。
時計が速いコースに替われば、巻き返しがあっても驚けない。

 

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