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【回顧】前残りの展開でも上位2頭は強かった【ダービーのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
ダービーは、福永騎手がダービージョッキーの仲間入りを果たしました。
インタビューとか見てると、やっぱりダービーって他のレースとは違うんだなーと思わずにいられませんでした。

各開催場の馬場差

5月26日(土)
   東京 芝-1.2
   東京ダート+0.1
   京都 芝-1.3
   京都ダート+0.1
5月27日(日)
   東京 芝-2.4
   東京ダート+0.3
   京都 芝-1.4
   京都ダート+0.3

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、芝は高速馬場となっており、とくに日曜のダービーデイはとんでもない速さだった。ダートは、土日ともに時計がかかっていた。

京都も、東京と同じようなコンディションで、土日ともに芝が速くてダートが遅かった。

前残りの展開でも上位2頭は強かった/ダービー

×ワグネリアンが皐月賞7着から巻き返し、世代ナンバーワンの座をつかんだ。

馬場差-2.4で、レースタイム差-2.8。

日曜の東京芝は良好なコンディションで時計が速く、ダービーもかなりの高速決着となった。

レースは、前半1200m73.1秒-後半1200m70.5秒のスローペースで、レースの上がり34.6秒となり、前残りの結果となった。

逃げた◎エポカドーロが2着、3番手追走の×コズミックフォースが3着で、好位の×ワグネリアンが勝ったことから、展開と馬場に恵まれたという見方もあるが、ラップを見ると、最初の1F以外でもっとも緩んだのが12.4秒だから、言われているほど緩いペースではない。

実際、2番手追走のジェネラーレウーノは16着に沈み、好位追走の1番人気△ダノンプレミアムと、2番人気○ブラストワンピースが6着、5着に敗れており、上位3頭が恵まれたわけではない。

勝った×ワグネリアンは、皐月賞とは一転してスタート後の二の脚が速く、さらに内隣のジェネラーレウーノがテンに速く、外隣のサンリヴァルはダッシュがつかなかったことで、難なく好位を取れた。

これこそ連続騎乗のメリット。
テン乗りの騎手だったら、あそこから一列下げていた可能性が高かったが、皐月賞の経験値と×ワグネリアンの力を信じていた福永騎手は、迷わなかった。
まさに人馬一体のレースだった。お見事!

2着◎エポカドーロは、皐月賞がフロックではなかったことを証明した。
この速いラップだと、時計勝負に強いスピードタイプなら問題ないが、スピードランク11位の◎エポカドーロにとっては、かなり厳しいラップのはずである。それを、ラスト34.7秒にまとめて粘り切るのだから、世代トップクラスの実力を持ち合わせている。

1番人気△ダノンプレミアムは、残り200mあたりから脚色が一緒になってしまったが、最後まで食らいついてコンマ2秒差6着なら頑張った。順調に来ていれば結果は違ったかもしれない。

2番人気○ブラストワンピースは、道中包まれ、直線でも詰まる不利がありながら5着に健闘。体質が弱いため、毎日杯からの直行となったローテーションも響いた。まだ完成されていないことを考えれば、秋が楽しみになるレースと言える。


評価は微妙でゴールドクイーンはまだまだ経験が必要/葵S

土曜の京都では、重賞に格上げされて第1回の葵Sが行われた。

馬場差-1.3で、レースタイム差-0.7。

土曜の京都芝はかなり時計が速く、葵Sもレースタイム差-0.7の高速決着となった。

レースは、600m通過33.9秒-800m通過44.9秒秒のほぼ平均ペースだったが、レースの上がりが11.0秒-11.2秒-11.9秒と徐々に失速しており、レースレベルとしては、それほど高くはない。

勝った×ゴールドクイーンは、このペースを逃げ切って、2着以下に1+1/4馬身差の快勝で、今回のメンバーではスプリント能力が抜けていたということだろう。
3歳になってからのハイペースは、ダート戦だった昇竜Sだけなので、古馬とやっていくためには、もう少し経験が必要になりそう。

2着以下で次走見直したいのは、マイル戦でも勝っている2着同着の◎トゥラヴェスーラである。
1200m戦でこそのタイプではないだろうから、ここから経験を積んでいけば、オープンでも通用する。

 

3歳戦の注目馬はプロスパラスデイズ/500万下(東京ダ1600m)

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の東京第5Rに行われた500万下戦(ダ1600m)である。

馬場差+0.3で、レースタイム差-0.5。

日曜の東京ダートは時計がかかっており、ダート戦6鞍中レースタイム差がマイナスになったのは、プロスパラスデイズが勝った500万下戦だけだった。

レースは、前半800m47.6秒-後半800m50.2秒のハイペースで、プロスパラスデイズは上がり最速の37.3秒で、2着以下に3馬身半差の圧勝。

2度目のハイペースレースでしっかり結果を出したあたり、学習能力もあるのだろう。
時計面でも評価できるし、昇級しても通用する。

 

次走の注目馬・モズアスコット(安土城S・京都芝1400m)

日曜 京都第10R 安土城S・芝1200m 2着モズアスコット

日曜の京都芝はかなりの高速馬場だったが、安土城Sだけはレースタイム差+0.1と時計がかかっていた。

勝ったダイメイフジがスピードランク12位で、3着ボンセルヴィーソが同9位だった。
その2頭に割って入ったのが、スピードランク2位の▲モズアスコットである。時計勝負に強い同馬にとっては、今回の時計では遅すぎた。
それでも、56.5キロのトップハンデを背負いながら、上がり最速の32.9秒でクビ差の2着だから、負けて強しの内容。

ここで賞金を加算できなかったのは、次走以降のローテーションに影響を及ぼしそうだが、短距離戦なら重賞でも通用する。

 

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