こんばんわ、ウキョーです。
エプソムCは、雨の影響が色濃く、時計がかかって明暗を分けました。
各開催場の馬場差
東京 芝 | -0.9 |
東京ダート | -0.3 |
阪神 芝 | -1.6 |
阪神ダート | -0.5 |
東京 芝 | +0.7 |
東京ダート | -0.1 |
阪神 芝 | -0.7 |
阪神ダート | +0.1 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の東京は、土曜は芝もダートも速かったが、日曜の芝は雨で一変し、午後から一気に時計がかかりだした。
阪神は、雨の影響もなんのその、芝は相変わらず高速馬場となっており、ダートは土曜が速く、日曜は時計がかかっていた。
時計がかかって明暗分かれたサトノとダイワ/エプソムC
エプソムCは、○サトノアーサーがようやくタイトルを手にした。
馬場差+0.7で、レースタイム差+1.5。
日曜の東京芝は雨の影響で、午後から一気に時計がかかっており、エプソムCも時計の影響が色濃かった。
勝った○サトノアーサーがスピードランク5位で、2着ハクサンルドルフは同14位、3着グリュイエールが同8位だった。
時計がかかったため、時計勝負に強いスピードタイプは軒並み馬群に沈んだ。
もっとも割を食ったのが、スピードランク1位の▲ダイワキャグニーだった。
道中からまったく前に進んでいかず、直線でも反応のないまま14着に大敗。得意なコースで重賞初制覇をもくろんだが、まったく運がない。
◎サーブルオールも、スピードランク3位で、今回は馬場に恵まれなかった。それでも古馬との重賞初挑戦で、合わない馬場の中、コンマ3秒差4着なら前途は洋洋と言えるだろう。
さて、勝った○サトノアーサーは、スピード上位の実力馬たちが馬群に沈んだ結果、スピードランク5位と許容範囲のスピードがモノを言った。
最後の1Fは12.5秒とさすがに疲れていたが、ここで賞金を加算できたことは、今後のローテーションを組む上でかなりのアドバンテージになる。
オープン返り咲きを重賞Vで決めたアンドリエッテ/マーメイドS
日曜の阪神で行われたマーメイドSは、準オープンからの格上挑戦だったアンドリエッテが初重賞を勝ち取った。
馬場差-0.7で、レースタイム差-0.6。
アンドリエッテは、3歳時にレースタイム差+3.2のチューリップ賞(阪神芝1600m)で2着に来ているように、本来は時計がかかった方が良いタイプで、51キロの軽ハンデが効いたとはいえ、この時計で走れるとは思わなかった。
別定戦でも同じような時計で走れれば、今後の展望も開けてくる。
2着▲ワンブレスアウェイは、苦手な発馬さえ決まれば、このくらいは走れる。レースタイム差2位でもあり、ここは時計もちょうど良かった。
◎エマノンはスピードランク1位で、この時計なら掲示板はほしかったが、コンマ7秒差8着に敗退。レース後のコメントで「馬場が緩いのが苦手」とあったが、できれば戦前に話してほしかった。
人気のレイホーロマンス、キンショーユキヒメは、ともに時計が速くなると甘くなるタイプで、他馬との斤量差もあって、ここは負けても仕方ない。
どちらも、時計がかかるコース、馬場なら見限れない。
次走の注目馬・スマートオーディン(エプソムC・東京芝1800m)
日曜 東京第11R エプソムC・芝1800m 12着スマートオーディン
2年ぶりの出走となった×スマートオーディンは、さすがにブランクが長く、今回はプラス14キロで12着に敗退。
スピードランク2位だったように、雨で渋った馬場もよくなかった。
着差も1.8秒差で、結果だけを見ると見どころはないが、レース内容は悪くなかった。
出脚が速く、二の脚もついており、かかり気味とはいえ、まさかの逃げ戦法をとった。折り合いを欠くくらいなら逃がしてしまえという感じのレースだったが、ついて回ってくるだけではなく、しっかり気勢が見られたのは良かった。
順調にいけば、ここを叩いて次走以降に期待したい。