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【回顧】ブラストワンピース 菊花賞へ向けて視界良好【新潟記念のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
新潟記念は、ブラストワンピースが83年アップセッター以来の3歳馬の勝利。35年ぶりの快挙を成し遂げました。

各開催場の馬場差

9月1日(土)
   新潟 芝-0.1
   新潟ダート-1.0
   小倉 芝-0.1
   小倉ダート-1.6
   札幌 芝+0.6
   札幌ダート-0.4
9月2日(日)
   新潟 芝-0.4
   新潟ダート-1.0
   小倉 芝-1.2
   小倉ダート-1.9
   札幌 芝+0.1
   札幌ダート-0.3

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の新潟は、雨の影響で芝の時計がかかっていたが、基準タイムと比べるとまだまだ速い。ダートも高速馬場となっている。

小倉は、土曜の芝は若干時計がかかったが、日曜には回復した。ダートは土日ともに高速馬場。

札幌は、最終週らしく芝の時計はかなり遅く、ダートはほぼ基準通り。

ブラストワンピース 菊花賞へ向けて視界良好/新潟記念

新潟記念は▲ブラストワンピースが、3歳馬としては実に35年ぶりの勝利を収めた。次走は、菊花賞を予定している。

馬場差-0.4で、レースタイム差-0.6。

新潟は、日曜になって馬場が回復し、新潟記念もレースタイム差-0.6とまずまず速い時計となった。

マイネルミラノの逃げは、1000m通過59.2秒の平均ペース。とはいえ、最初と最後の1Fを除いてすべて11秒台というハイラップで、緩みのないレースで先行勢には厳しくなった。

勝った▲ブラストワンピースは、テンのダッシュがひと息で後方からの競馬で、直線に入ってもジリジリといった感じの伸びだったが、残り300m付近からエンジンが全開になると、ラスト3F33.5秒と長い脚を使って2着以下に1+3/4馬身差の完勝。
アローワンスを考慮すれば、今回は実質57キロのハンデで走ったことになり、ここまで強いとは思わなかった。
菊花賞への直行ローテーションは有利とは言えないが、G1を勝てるだけの力はある。

2着メートルダ―ル、3着ショウナンバッハも後方から。どちらも展開に恵まれた面もあるが、5ヶ月の休み明けで57キロを背負っていたメートルダ―ルは、ここを叩いた次走で狙ってみたい。

2番人気×グリュイエールは、スピードランク6位で、基準タイム差にすると-2.7の今回は時計が速すぎた。また、折り合いを欠く場面も見られ、休み明けが響いた感じ。

◎ストーンウェアは、前走の小倉記念(小倉芝2000m)で高速決着の5着に頑張っていたので、雨で時計がかかるようならと思ったが、時計が速くなると入着が一杯。
今後も重賞では、少し時計がかかってくれないと厳しいかもしれない。


2歳重賞は札幌の方が高評価/札幌2歳S

先週は2歳重賞が2鞍あったが、小倉2歳S(小倉芝1200m)の方はあまり評価できず、札幌2歳Sの方が将来性を感じるレース内容だった。

馬場差+0.6で、レースタイム差-0.7。

土曜の札幌芝は時計がかかっていたが、札幌2歳Sのレースタイム差は-0.7と及第点以上。1つ前の札幌スポニチ杯(芝1200m)が同+0.9で、1つ後の日高特別(芝2000m)が同+1.4だから、時計面ではかなりの高評価。

ラバストーンの逃げは、前半800m48.2秒-1000m通過60.4秒のハイペースで、そのラバストーンは3角で一杯。
ここから後方各馬がまくり気味に上がってきたため、ペースが落ちず、ラスト3Fは12.3秒-12.6秒-12.7秒という消耗戦となった。

勝った×ニシノデイジーは、後方10番手追走から、4角2番手までまくり上げ、そのまま脚色は鈍らずに2着△ナイママにクビ差競り勝った。
クラシック戦線ではもう少し時計を詰めたいところだが、次走以降も注目したい。

また、このラップで早め先頭からクビ差に粘った△ナイママ、ズブさを見せながら3着に差し込んだクラージュゲリエも、今後の重賞戦線で期待できる。

◎ウィクトーリアは、前半のペースに付き合って脚を使った分、最後は止まってしまったが、デビュー2戦目でこのラップを経験できたことは今後の糧になるはず。
もっと時計が速いコースで、もう一度走りを見てみたい。

 

次走の注目馬・コルコバード(丹頂S・札幌芝2600m)

日曜 札幌第11R 丹頂S・芝2600m 2着コルコバード

日曜の札幌芝は時計がかかっており、丹頂Sもレースタイム差+1.4と、かなり時計が遅かった。この時計だと、時計勝負に強いスピードタイプの馬たちにとっては厳しかった。

スピードランク1位ブレスジャーニーは4着と掲示板は確保したが、着差は1.4秒差と離されてしまった。また、同3位のルミナスウォリアーは12着、同4位ハートレーは10着の惨敗だった。

そんな中、スピードランク2位のコルコバードは、初オープン戦にもかかわらず、勝ったリッジマンにコンマ2秒差の2着だから、評価できる。

長距離ばかり使っているため、距離の融通性が不明のままだが、重賞でも注目していきたい一頭である。

 

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