【回顧】史上最高レベルだったが、JCとしては致命傷【ジャパンCのタイム分析】

 

こんばんわ、ウキョーです。
とてつもないレコードが出てしまいました。もはや更新は不可能なんじゃないかというレベルのタイムです。本当にびっくりしました。
ただ、それがジャパンCだったというのは、正直なところ痛し痒しでしょうね。

各開催場の馬場差

11月24日(土)
   東京 芝 -0.7
   東京ダート -0.2
   京都 芝 -1.4
   京都ダート -0.6
11月25日(日)
   東京 芝 -2.1
   東京ダート +0.3
   京都 芝 -1.4
   京都ダート -0.4

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、芝の時計が最終週とは思えない速さになっており、JCに向けてかなり調整したんだなと思う。ただ、ダートは時計がかかっており、どうやらJRAは芝しか調整しないようだ。

京都も東京と同じく、芝の時計が最終週とは思えない速さで、ダートも時計が速かった。

アーモンドアイ もはや国内に敵なしと断言できるほどの実力/ジャパンC

ジャパンCは、2.20.6という驚異のレコードでアーモンドアイが駆け抜けた。

馬場差-2.1で、レースタイム差-4.6。

日曜の東京芝はかなり時計が速かったが、それにしてもレースタイム差-4.6は速すぎる。出走全馬の脚元が心配になってくる。みんな有馬とか出ないで休養してほしい。

キセキの逃げは、天皇賞(秋)と同じようなペースで、前半1000mまでは平均ペースなのだが、そこから一気に加速し出すと11.8秒-11.7秒-11.4秒-11.4秒-11.0秒の殺人ラップを刻み、2000m通過はなんと1.57.2!
これでは、後方の馬は脚が溜まらないし、前につけた馬はバタバタになるのが普通。

これは、通常であればキセキの勝ちパターンである。それを、2番手追走から34.1秒で上がって勝ち切ってしまったアーモンドアイは、まさに規格外。
こんな競馬をされたら、他馬はただただシャッポを脱ぐしかない。

また、このラップで2着に残ったキセキも、とんでもない馬である。サイレントスズカを彷彿とさせるけれん味のない逃げは、今後も脅威となるだろう。

さて、レース自体はすばらしかった。史上最高と言って差し支えないレベルだと思う。
ただ、それがジャパンCで記録されてしまったことは、ジャパンCにとっては致命傷になりかねない。
ただでさえ外国馬が集まらない昨今、これだけ時計が速い馬場に、わざわざ遠征してくる馬なんていないだろう。
今年の外国馬2頭も出番なし。ムーア騎乗のカプリに至っては、残り300mくらいから流していた。怪我して帰ったら元も子もない。
もはや賞金が高いからといって集まるわけではない。もう手遅れかもしれないが、JRAは早く手を打った方がいい。


相変わらずレベルが低いスプリント戦線/京阪杯

JCの余韻が醒めやらぬままだった京阪杯は、低レベルなスプリント戦線を象徴する、なんとも哀しいレースとなった。

馬場差-1.4で、レースタイム差-0.1。

日曜の京都芝はかなり時計が速かったにもかかわらず、京阪杯のレースタイム差は-0.1まで。時計面だけでいうと、この日行われた芝レースの中で、もっともレベルの低いレースとなってしまった。

レース自体も、前半600m34.1秒-後半600m33.9秒の平均ペースで、勝ったダノンスマッシュの上がりが33.6秒と、見るべきところがない。
せめて、前半の方が速かったら評価も違ったのだが……。

このレベルなら、オープンで結果が出ていなかったナインテイルズが2着でも驚かない。
おそらく、今後もスプリント戦線は、ころころ勝ち馬が変わる大混戦となるだろう。

 

2歳戦の注目馬はラヴズオンリーユー/白菊賞(京都芝1600m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の京都第9Rに行われた白菊賞(芝1600m)である。

馬場差-1.4で、レースタイム差-3.0。

京都マイルはそれほど時計が速くならないコースだが、白菊賞のレースタイム差-3.0は相当に速い。前日最終の1000万下戦と、コンマ1秒しか違わない好記録である。

勝ったラヴズオンリーユーは、前半800m46.7秒-後半800m46.9秒の平均ペースを、ラスト33.9秒の切れ味で後続に1+3/4馬身差。
逃げたディーブラッドがラスト37.3秒とバタバタになっているため、相手関係に恵まれた感は否めないが、それにしてもこの時計は速い。

オープンのペースになったときは不安だが、少なくとも500万クラスなら即通用する。

 

次走の注目馬・メイクハッピー(カトレア賞・東京ダ1600m)

土曜 東京第9R カトレア賞・ダ1600m 1着メイクハッピー

土曜の東京ダートはあまり時計が速くはなかったが、カトレア賞のレースタイム差は-1.0。この日のダート戦で、レースタイム差が-1.0より速かったのはカトレア賞だけだった。

前半800m48.3秒-後半800m50.0秒の平均やや速めのペースを、勝ったメイクハッピーは、上がり最速の36.6秒で後続に2馬身半差の完勝。
レースは、最後の4Fが13.0秒-12.8秒-12.2秒-12.0秒と、誰も止まっていない中での差し切りだから、ここでは格が違った。
デビュー戦(東京ダ1600m)は、ハイペースを3番手追走から、2着以下に10馬身差の圧勝で、経験値という面でも他馬を凌駕しており、オープンに入っても通用する器だろう。

 

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