こんばんわ、ウキョーです。
それにしても、今年の3歳馬は強いですねー。ステルヴィオ、アーモンドアイに続いて、今度はルヴァンスレーヴですからね。
各開催場の馬場差
中山 芝 | -2.6 |
中山ダート | -1.3 |
阪神 芝 | -1.7 |
阪神ダート | -0.4 |
中京 芝 | -1.8 |
中京ダート | -0.3 |
中山 芝 | -0.8 |
中山ダート | -1.0 |
阪神 芝 | -1.1 |
阪神ダート | -0.4 |
中京 芝 | -2.1 |
中京ダート | -0.6 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の中山は、開幕週らしく芝もダートも時計が速かった。
阪神も、芝は開幕週らしい高速馬場だったが、ダートは若干速い程度。
中京は芝の時計は速かったが、ダートはそれほど速くはなかった。
ルヴァンスレーヴの勝利は記録的にも目を見張る/チャンピオンズC
チャンピオンズCは、並みいる古馬の強豪を沈め、△ルヴァンスレーヴが世代交代を高らかに宣言する結果となった。
馬場差-0.6で、レースタイム差-0.9。
日曜の中京ダートはそれほど時計は速くなく、チャンピオンズCもレースタイム差-0.9までと、G1としては若干物足りない時計となった。
レースも、×アンジュデジールの逃げに、サンライズソアが引いてしまったことで、前半800m49.6秒-後半800m48.2秒のスローペースで、ラップ面からもそれほど評価はできない。
しかし、このスローペースで、2着以下に2馬身半差をつけた△ルヴァンスレーヴは、今回のメンバーでは頭ひとつ抜けていたと言っても過言ではない。
というのも、ダートの場合、芝のようにG1レースの数が多くない上に1600mと1800mしかない(中央のみ)ので、どちらにも強豪が揃いやすく、着差がつきにくいのである。
さらに、スローペースともなれば、さらに着差がつきにくくなる。
過去20年のダートG1戦を振り返ってみても、7馬身差でJCダートを勝ったクロフネは別格として、2着以下に2馬身以上離して勝ったレースに、スローペースだったものは一度もない。
ウイングアローもカネヒキリも、エスポワールシチーもトランセンドも、ニホンピロアワーズだって、平均~ハイペースの流れる展開で着差をつけてきた。
それを3歳馬が実現してしまったのだから価値がある。
2着ウェスタールンド以外は、完全に△ルヴァンスレーヴの引き立て役になってしまった。
必見は、2着のウェスタールンドが叩き出した上がり34.4秒である。
ダ1800m以上で34.4秒という上がりなんて、これまで見たことも聞いたこともない。
そう思って調べてみたら、全競馬場のダ1800m以上の上がり最速は、2013年の観月橋S(京都ダ1800m)を勝ったワイルドフラッパーが出した34.7秒だった。
脚質的に展開に注文はつくが、いつ重賞を勝ってもおかしくない。
さて、こうなると△ルヴァンスレーヴは、来年以降は海外遠征が視野に入ってくるとは思うが、唯一の課題は、ここまでハイペースを経験していないことだろう。
実際、今回ただ1頭の外国参戦馬パヴェルは、なす術なく15着惨敗であるから、アメリカのダート戦と日本のダート戦とでは、その質が違いすぎるのだ。
ドバイならなんとかなっても、このままではアメリカでは通用しない。
4連勝で重賞制覇のエアウィンザーの今後は?/チャレンジC
土曜の阪神で行われたチャレンジCは、○エアウィンザーが4連勝で重賞初制覇を勝ち取った。
馬場差-1.7で、レースタイム差-1.4。
土曜の阪神芝はかなりの高速馬場で、チャレンジCもレースタイム差-1.4の好時計となった。
勝った○エアウィンザーは、前半1000m59.7秒-後半1000m58.6秒のスローペースを、4番手追走からラスト33.7秒の上がり最速で、2着以下に3馬身差だから強かった。
最後の1Fで12.0秒と若干時計がかかっていたのが物足りないが、最後は鞍上のM・デムーロ騎手が後を振り返る余裕があったので、それは酌量できるだろう。
○エアウィンザーは、これで4連勝だが、いずれもスローペースの瞬発力勝負ばかり。
時計勝負に対応できるスピードは強みだが、ハイペースを経験していかないと、相手が揃う重賞戦線で安定した活躍は難しい。
1番人気△レイエンダは、1秒差の6着に完敗。何度も言うように人気先行型で、セントライト記念(中山芝2200m)のレースレベルを考えれば、これが今の立ち位置なのだろう。
◎トリコロールブルーは、中団からまったく見せ場なしの10着惨敗。時計勝負に対応できるスピードもあり、スローのヨーイドンでも大丈夫なだけに、ここまで負けるとは思っていなかった。
敗因がわからないので、次走でもう一度走りを見てみない。
2歳戦の注目馬はデアフルーグ/新馬(中山ダ1800m)
先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の中山第5Rに行われた新馬戦(ダ1800m)である。
馬場差-1.0で、レースタイム差-2.4。
日曜の中山ダートは時計が速かったが、デアフルーグが勝った新馬戦のレースタイム差-2.4は掛け値なしに速い。
新馬戦で1分55秒を切ったのは史上初(良馬場のみ)のことで、2着以下が9馬身も離されてしまったのも納得である。
レース自体は1000m通過64.0秒の超スローペースで、ラップ面での評価はできないため、重賞で勝ち負けとなると、もう少し経験が必要になりそうだが、1勝馬クラスのレースなら即通用する。
次走の注目馬・レッドフレイ(500万下・中山ダ1800m)
土曜 中山第6R 500万下・ダ1800m 1着レッドフレイ
レッドフレイが勝った500万下戦は、レースタイム差-3.2の超高速決着だった。
同日、同コースの北総S(1600万下)が同タイムの1.51.4だから、昇級しても即通用の時計である。
これで無傷の2連勝。少なくとも、オープンまでは無敗で行けるのではなかろうか。