こんばんわ、ウキョーです。
先週はルメール騎手、Mデムーロ騎手が不在の中、日本人騎手の意地の見せどころだったのですが、阪神JFはCデムーロ騎手が、前日の中日新聞杯に続く土日ジャックでした。
各開催場の馬場差
中山 芝 | -0.5 |
中山ダート | -0.7 |
阪神 芝 | -1.3 |
阪神ダート | +0.4 |
中京 芝 | -1.6 |
中京ダート | +0.1 |
中山 芝 | +0.2 |
中山ダート | +0.1 |
阪神 芝 | -0.8 |
阪神ダート | +0.2 |
中京 芝 | -1.3 |
中京ダート | +0.6 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の中山は、土曜は芝もダートも速かったのだが、開幕2週目にして日曜にどちらも時計がかかり出した。
阪神は、まだまだ芝の時計速いが、ダートは土日ともに時計がかかっていた。
中京も阪神と同じく、土日ともに芝は速いが、ダートは時計がかかっている。
ダノンファンタジーは打倒グランアレグリアの筆頭になれるか?/阪神JF
来年のクラシック戦線を占う阪神JFは、1番人気の○ダノンファンタジーが制した。
馬場差-0.8で、レースタイム差-1.2。
日曜の阪神芝は時計が速くなっており、阪神JFもレースタイム差-1.2の好時計決着となった。
ベルスールの逃げは、前半800m47.0秒-後半800m48.0秒の平均やや速めのペースで、レースの上がり3Fが11.0秒-11.8秒-12.2秒とタフなレースとなった。ラスト1Fで時計を要しているのは、1000m-1200mで12.1秒-11.0秒と一気に加速したからで、ベルスールが勝ちに行った結果だろう。
このペースアップで、先行馬は総崩れとなった。勝った○ダノンファンタジーが4角16番手で、2着×クロノジェネシスが4角17番手と、かなり極端な結果となった。
今週の朝日杯FSのグランアレグリアの走りしだいではあるが、グランアレグリアは好位から速い時計で上がってくるので、正直なところ、今回の結果では打倒グランアレグリアには程遠い。
ただ、○ダノンファンタジーも×クロノジェネシスも、ここまでスローペースばかりのレースだったので、この経験を糧にできれば、来年が楽しみになってくる。
◎ビーチサンバは、本来であれば抜群の仕掛けだったが、さらに後方からエンジン全開の2頭に上がってこられては、今回ばかりは仕方ない。今回の結果だけで、上位2頭との力差は感じない。
ギベオン 強い3歳世代からまたしても新星登場/中日新聞杯
土曜の中京で行われた中日新聞杯は、今年のNHK杯で2着だった×ギベオンが、念願の重賞タイトルを手に入れた。
馬場差-1.6で、レースタイム差-1.5。
土曜の中京芝は時計が速く、中日新聞杯もレースタイム差-1.5とまずまずの好時計となった。
レースは、×マイスタイルが飛ばし、前半1000m58.7秒-後半1000m60.6秒のハイペースで、レースの上がり3Fが12.3秒-11.8秒-12.4秒だからかなりタフな展開となった。
勝った×ギベオンは、これまでNHKマイル(東京芝1600m)の平均ペース以外はスローのヨーイドンで結果を出してきただけに、この展開で上がり35.3秒で勝ち切れたのは収穫だった。
さらに言えば、2着ショウナンバッハとはハナ差だったが、3着以下には4馬身差をつけているのだから、完勝と言っていい。
それにしても、今年の3歳世代は強い。
……、それとも古馬勢がだらしないのか。
◎ドレッドノータスは、オープンのハイペースでは、まだ力が足りなかったか。
ただ、上位2頭には離されたものの、3着ストロングタイタンとはコンマ4秒差だから、いずれチャンスは回ってくるだろう。
2歳戦の注目馬はヴァイトブリック/500万下(中山ダ1800m)
先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の中山第7Rに行われた500万下(ダ1800m)である。
馬場差-0.7で、レースタイム差-1.0。
5F目までのラップが、12.7秒-11.2秒-12.5秒-12.9秒-12.7秒と、一度も13秒台に落ちないハイペースで、2歳戦としてはかなりの消耗戦となった。レースの上がり3Fが13.1秒-13.5秒-13.2秒と時計がかかってしまったのも仕方ないところ。
勝ったヴァイトブリックは4番手追走から、ラスト39.6秒と最後はバテ気味になっているが、それでも後続に3馬身差だから、500万クラスでは力が上だった。
ここで、このペースを経験できたことは将来につながるはずで、オープンに入っても遜色ない。
次走の注目馬・オウケンビリーヴ(カペラS・中山ダ1200m)
日曜 中山第11R カペラS・ダ1200m 6着オウケンビリーヴ
日曜中山ダートは時計がかかっており、カペラSもレースタイム差+0.1と時計がかかっていた。中山ダ1200mはそもそも時計がかかるので、これでは時計勝負に強いスピードタイプには厳しい。
勝った▲コパノキッキングがスピードランク4位で、2着サイタスリーレッドが同4位、3着キタサンミカヅキが同13位だった。
オウケンビリーヴは、今回のメンバーではスピードランク1位。さすがに、もっと時計が速くならないと6着がいっぱい。
ただ、久しぶり中央場所でも行き脚はついていたし、ペースに呑まれることもなかった点は、次走へ向けて収穫となった。
次走以降、時計が速いコースに替われば、巻き返しも十分可能。