【回顧】超スローペースで近年稀に見る凡戦【エプソムCのタイム分析】

 

エプソムCは、出走馬中2頭しかいなかった4歳馬同士のワンツーで、波乱の決着となりました。
この2頭は、昨年までならレイエンダは準オープン、サラキアは1000万下に降級していたはずで、降級が廃止された今年ならではの結末となりました。4歳世代は、思った以上に強いのかもしれません。

各開催場の馬場差

6月8日(土)
   東京 芝 -1.4
   東京ダート -2.3
   阪神 芝 +0.3
   阪神ダート -1.4
6月9日(日)
   東京 芝 +0.1
   東京ダート -1.9
   阪神 芝 +0.1
   阪神ダート -0.5

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、雨の影響でダートは一気に時計が速くなった。芝の方は、土曜はコンディションを維持できたが、さすがに日曜は時計がかかっていた。

阪神も、雨の影響でダートの時計が一気に速くなった。芝も雨の影響が色濃く、土日ともに時計がかかった。

予想以上の超スローペースで予想は的外れ/エプソムC

エプソムCは、4歳馬同士の波乱決着となった。ただ、レースレベルとしては疑問符がつく。

馬場差+0.1で、レースタイム差+3.2。

雨の影響で、日曜の東京芝は若干時計がかかるようになったとはいえ、エプソムCのレースタイム差+3.2は遅すぎる。重賞とは思えないほど時計がかかっており、お世辞にも時計面での評価はできない。

逃げ馬不在のメンバーでスローペースになるだろうとは思っていたが、予想を超える超スローペースだった。
テンの1Fが13.5秒と2歳新馬戦なみの緩さで、800m通過51.3秒-1000m通過63.9秒という超が2つ、3つつくほどのスローペース。これだけ遅いと、いくら馬場が渋っても、最後は瞬発力勝負になってしまう。
逃げたサラキアがラスト33.0秒で上がってしまっては、後方の馬たちの出番はないし、好位組ですら届かない。

勝ったレイエンダは、2番手追走からラスト32.7秒の瞬発力。勝ったこと自体は素晴らしいのだが、このレベルでは諸手を挙げて喜べない。
現段階では、時計がかかる瞬発力勝負に強いということくらいしかわからない。上位2頭は、次走が本当の試金石になりそう。

◎ブレスジャーニーは、後方追走から、鞍上戸崎騎手がさすがにまずいと思ったのだろう、まくり気味に4角5番手までポジションを上げたが、そこで脚を使ってしまって最後は止まっていた。
展開に左右されるタイプなので、こういう結果も仕方ないか。




人気馬総崩れの波乱決着となった理由は/マーメイドS

阪神で行われたマーメイドSは、こちらも4歳馬のワンツー決着で波乱となった。

馬場差+0.1で、レースタイム差+0.6。

日曜の阪神芝は時計がかかっており、マーメイドSもレースタイム差+0.6と時計がかかっていた。

レースは、前半1000m59.8秒-60.5秒のほぼ平均ペース。そしてラストは、11.8秒-11.4秒-12.8秒と、先週の鳴尾記念よろしく最後の1Fで時計を要した。
勝ったサラスは、ほぼ最後方から上がり最速の34.6秒で見事な差し切り。51キロの軽ハンデ、先行馬が総崩れの展開にも助けられた結果でもあり、これだけで重賞戦線で通用するとは言い難いが、まだ4歳馬でもあり次走以降が楽しみだ。

1番人気○センテリュオは、いつもより後方でのレースになってしまい、サラスと同じような位置から末脚を伸ばすも、早めに仕掛けたことで最後は脚色が一緒に。
1000万下を勝ったばかりの格上挑戦だったことを思えば、今回の挑戦が良い経験になったはず。

◎モーヴサファイアは、好位6番手追走から伸びあぐねて、コンマ5秒差6着まで。500キロを超す大型馬だけに、ひと叩き欲しかったか。

次走の注目馬・ソーグリッタリング(エプソムC・東京芝1800m)

日曜 東京第11R エプソムC・芝1800m 3着ソーグリッタリング

前記の通り、エプソムCはかなり時計が遅かった。勝ったレイエンダがスピードランク10位で、2着サラキアが同11位だった。

そんな中、スピードランク1位だったソーグリッタリングは、上がり32.8秒で差を詰めて、コンマ3秒差の3着に善戦。
1番人気を裏切る結果となったが、六甲S、都大路Sとオープン特別を連勝してきた力は本物だった。ソーグリッタリングは、ペースを問わない自在型でもあり、これで時計の幅も広がった。次走以降が楽しみになった。


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