【回顧】馬場悪化で時計は出なかったが内容は及第点【ラジオNIKKEI賞のタイム分析】

 

先週は、福島も中京も大雨の影響で馬場が一気に悪化しました。
こういう馬場になると、ダートは常に時計が速い状態になりますが、芝の方はレースごとに馬場状態が変わってしまい、馬場差の分析が非常に難しくなります。

各開催場の馬場差

6月29日(土)
   福島 芝 -1.3
   福島ダート -0.8
   中京 芝 -0.7
   中京ダート -2.3
   函館 芝 -2.1
   函館ダート -1.3
6月30日(日)
   福島 芝 +1.6
   福島ダート -1.5
   中京 芝 -0.7
   中京ダート -2.3
   函館 芝 -1.3
   函館ダート -0.8

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の福島は、開幕週らしく土曜は芝もダートも時計が速かったが、降り続く雨の影響で日曜になると芝の時計は一気に遅くなり、ダートの時計は加速した。

中京でも雨が降っていたが、芝の時計は土日ともに速いままだった。ダートはそれ以上に速く、土日ともに馬場差で-2.0より速かった。

函館は、相変わらずの好コンディションで、芝もダートも速いままだった。

馬場悪化で時計は出なかったが内容は及第点/ラジオNIKKEI賞

不良馬場で行われたラジオNIKKEI賞は、ブレイキングドーン▲マイネルサーパスのワンツーで、クラシック路線を歩んできた両頭が貫録を見せつけた。

馬場差+1.6で、レースタイム差+1.6。

雨の影響で日曜の福島芝は時計がかかっており、ラジオNIKKEI賞もレースタイム差+1.6と、かなり時計がかかっていた。

逃げたのは、大方の予想通り◎ダディーズマインドで、前半800m48.5秒-後半800m48.8秒の平均ペース。
◎ダディーズマインドは不良馬場に脚を取られたか、皐月賞のような行きっぷりがなく、思っていたよりペースが上がらない。正直、これくらいのペースでは同馬の良さは出ない。4着敗退も仕方ないが、問題はレース後の宮崎北騎手のコメントである。
曰く「最高のレース」だったそうだが、この内容で「最高」と言ってしまうということは、次走以降もハイペースで逃げることはなさそう。善戦マンに終わらないといいが……。

さて、勝ったブレイキングドーンは、この馬場をものともしないまくり戦法で、12-11-7-5の積極策から貫録の勝利。
稍重の新馬戦を勝ち、重馬場の弥生賞で3着だったように、同馬は重馬場が得意なのだろう。実際、今回もラスト3Fを12.4秒-11.9秒-12.2秒とスピードを落とさずに勝っており、今後も馬場が悪化したときには注意したい。

驚いたのは、2着▲マイネルサーパスの方だ。予想以上に馬場が悪化し、レース前はスピードタイプのこの馬には厳しいかと思ったが、まったく問題なかった。
相当に福島競馬場と相性が良いのだろう。




スプリント能力の高さを証明した上位2頭/CBC賞

中京で行われたCBC賞は、×レッドアンシェルが初重賞制覇を成し遂げ、群雄割拠のスプリント界に躍り出た。

馬場差-0.7で、レースタイム差+1.0。

日曜の中京は雨が降り続いていたものの、馬場差は-0.7とそれほど時計は遅くならなかった。しかし、午後になって雨脚が強くなり、10Rから不良馬場になったように、CBC賞が行われた頃にはかなり馬場が悪化しており、レースタイム差+1.0も仕方ない。

レースは、前半600m34.9秒-後半600m34.9秒の平均ペースで、最後の1Fで12.4秒と時計を要した。かなりパワーを要したようだ。

勝った×レッドアンシェルは、前走の彦根S(京都芝1200m)がレースタイム差-1.2の高速決着で、今回は不良馬場のレースタイム差+1.0。まったく違う馬場状態で連勝するのだから、かなりのスプリント能力を有しているといえる。
スプリント戦線でトップを張れるかは、時計勝負の重賞でどんなレースをするか見てみないとわからないが、将来有望であることに違いはない。

2着◎アレスバローズも、×レッドアンシェルと同じようにスプリント能力は現役屈指といえる。
同馬は、本来は重馬場が得意ではない。にも関わらず、この馬場で上がり最速の34.4秒で、勝ち馬にクビ差だから内容は悪くなかった。
高松宮記念では3角で大きな不利を被って競馬にならなかったが、スムーズなレースができれば、まだまだ力は衰えていないことが証明された。

次走の注目馬・ダイワダグラス(未勝利戦・福島芝2000m)

日曜 福島第7R 未勝利・芝2000m 1着ダイワダグラス

レースタイム差は+2.0と、時計面ではまったく評価できないが、レース自体は素晴らしかった。
その最たるものが、上がり3Fにある。ここまで馬場が悪化しているにも関わらず、12.9秒-12.4秒-12.3秒と加速しているのだ。1000m通過61.9秒のスローペースも奏功したが、初出走の身でこのレース内容なのだから、ここでは力が違いすぎた。

骨折でデビューが遅れたが、これなら次走以降も期待できる。


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