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【回顧】ユーキャンスマイル 想定以上にタフなレースで秋競馬へ飛躍【新潟記念のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
新潟記念は、天皇賞(春)以来のユーキャンスマイルが優勝を飾り、サマー2000シリーズは、創設初めての該当馬なしとなりました。

各開催場の馬場差

8月31日(土)
   新潟 芝-0.5
   新潟ダート-0.3
   小倉 芝-0.9
   小倉ダート-0.8
   札幌 芝+0.3
   札幌ダート-0.7
9月1日(日)
   新潟 芝+0.1
   新潟ダート-0.8
   小倉 芝+1.0
   小倉ダート-0.8
   札幌 芝-0.2
   札幌ダート-0.5

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の新潟は、ダートの時計は土日ともに速かったが、芝は日曜だけ時計がかかっていた。

小倉も、ダートは土日ともにかなりの高速決着だった。芝は、土曜は速かったが、日曜は一気に時計がかかっていた。

札幌は、芝の時計は土曜が遅く、日曜は若干持ち直した。ダートは、土日ともに速かった。

ユーキャンスマイル 想定以上にタフなレースで秋競馬へ飛躍/新潟記念

サマー2000シリーズ最終戦となった新潟記念だったが、勝ったのは△ユーキャンスマイルで、「1勝以上」の条件をクリアできずに、初めて該当馬なしとなった。

馬場差+0.1で、レースタイム差-0.6。

日曜の新潟芝は若干時計がかかっていたが、新潟記念はレースタイム差-0.6の高速決着となった。

ブラックスピネルが押っつけてハナを奪うと、前半1000m58.6秒-後半1000m58.9秒の平均ペース。
5F目~6F目で12.5秒とペースが落ち着いたものの、それ以外は12.0秒以下のハイラップ(最初の1F除く)を刻むタフなレースで、最後の1Fも12.0秒とかなりの消耗戦となった。

勝った△ユーキャンスマイルは、菊花賞3着、ダイヤモンドS勝ちのスタミナ自慢で、こうした消耗戦はもってこい。2000m戦で結果を出したのは、同馬にとって価値ある勝利となった。

◎フランツは、後方から脚を伸ばすも、最後は脚色が一緒になって5着まで。むらさき賞勝ちに価値を見出していたのだが、初の古馬重賞でのハイラップについていけなかった。
それでも、掲示板を確保できたのは自力強化の証。このレースが良い経験になったはず。




時計もペースもまずまずの高評価レース/札幌2歳S

土曜の札幌で行われた札幌2歳Sは、ゴールドシップ産駒のワンツー決着となった。

馬場差+0.3で、レースタイム差-0.4。

土曜の札幌芝は時計がかかっていたが、札幌2歳Sのレースタイム差は-0.4と及第点以上。

×コスモインぺリウムの逃げは、前半800m48.3秒-後半800m49.8秒のハイペース。さらに、全ラップが12.5秒以下のハイラップという消耗戦。
1000m通過が60.6秒以下の札幌2歳は、過去に4戦しかない。その勝ち馬はマイネルプラチナム、ストーミーカフェ、ロジユニヴァース、ニシノデイジーという顔ぶれ。プラチナム以外は、いずれもその後に重賞を勝っている(プラチナムも若葉S勝ち)。

勝った×ブラックホールの上り36.5秒は、ロジユニヴァースに次ぐもの。×ブラックホールも、当然ながら期待を抱かせる。

◎ダーリントンホールは、勝負どころでの反応がイマイチで、外へ内へと進路を変えながら直線に入る若さを見せ、コンマ5秒差の3着まで。
まだまだ幼い。ただ、それでも3着に踏みとどまったのは力があってこそ。今後も期待できる。

1番人気○ゴルコンダは、4角手前からまくり気味に先行集団へとりついたが、このハイラップでは最後まで脚が持たないのは当然。
とはいえ、この時期にこのペースを経験できたのは良かった。コンマ6秒差に踏みとどまれたのは収穫といっていいだろう。

次走の注目馬・ブラックスピネル(新潟記念・新潟芝2000m)

日曜 新潟第11R 新潟記念・芝2000m 4着ブラックスピネル

前記の通り、新潟記念はハイラップの消耗戦となった。そんな中、そのハイペースを演出しながら、コンマ4秒差4着に粘ったのがブラックスピネルである。
このペースで粘り切れたのなら、今後も多少のハイペースなら物ともしないだろう。マイペースで行けないと脆いところもあるが、次走以降が楽しみになった。


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