【回顧】レコードはおまけだがレース内容は抜群のトロワゼトワル【京成杯AHのタイム分析】

 

こんばんわ、ウキョーです。
中山も阪神も開幕週で、レコード決着は想定内でしたが、京成杯AHもセントウルSも、そのレースラップは想定外でした。

各開催場の馬場差

9月7日(土)
   中山 芝 -0.5
   中山ダート -0.3
   阪神 芝 -0.9
   阪神ダート -0.8
9月8日(日)
   中山 芝 +0.1
   中山ダート -0.8
   阪神 芝 +1.0
   阪神ダート -0.8

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、開幕週らしく芝は高速馬場となった。ただ、ダートはそれほど速くならなかった。

阪神も、開幕週らしく芝はかなりの高速決着となっていたが、ダートは時計がかかっていた。

レコードはおまけだがレース内容は抜群のトロワゼトワル/京成杯AH

サマーマイルシリーズ最終戦は、シリーズ初参戦の◎トロワゼトワルが優勝し、サマー2000に続き優勝馬なしとなりました。

馬場差-1.5で、レースタイム差-3.2。

日曜の中山はかなりの高速馬場で、京成杯AHもレースタイム差-3.2のレコード決着となった。

◎トロワゼトワルの逃げは、前半800m44.2秒-後半800m46.1秒のハイペース。
2F目から10秒台のラップを連発し、ラスト3Fも11.4秒-11.5秒-12.0秒のハイラップで、さすがに潰れるだろうと思ってみていたのだが、終わってみれば3馬身半差の完勝劇だった。

開幕週の馬場なので、時計もラップも速くなって当然なのだが、このペースは凄まじい。1400m通過が1.18.3なのだから、他馬がついてこられないのも必然である。
◎トロワゼトワルはそもそも時計勝負に強いスピードタイプで、タフな消耗戦に強いのだが、これほどまでとは思わなかった。
今回は軽ハンデが利いたのは確かで、斤量が増える次走が試金石となるが、マイル戦線で面白い存在となりそうだ。

1番人気グルーヴィットは、今回のスピードランクが15位で、この時計ではついていけない。それは、2番人気のクリノガウディーも同じで、こちらはスピードランク16位だった。
どちらも、今回の消耗戦が良い経験になったはず。ある程度時計がかかれば、まだまだ見限れない。




タワーオブロンドン 決定的な3馬身差で圧巻勝利/セントウルS

日曜の阪神で行われたセントウルSは、タワーオブロンドンが優勝し、サマースプリントシリーズも同時にかっさらっていった。

馬場差-1.6で、レースタイム差-1.1。

日曜の阪神は開幕週らしく時計が速く、セントウルSもレースタイム差-1.1のレコード決着となった。

マテラスカイの逃げに、△ラブカンプーがついて行ったことで、前半600m33.0秒の超ハイペースとなった。
戦前、ラブカンプー陣営から「今回は控える」発言が出ていたので、ここまで速くなるとは思っていなかった。

勝ったタワーオブロンドンは、スタートはあまり良くなかったが、促すとラクにポジションを取っていたように、前走、前々走の1200m戦を使った経験が活きた。
4角7番手から、外から先頭集団を飲み込むと、一気に脚を伸ばして2着以下に3馬身半差の圧勝。1200m戦の3馬身差は、とてつもなく大きい。明らかに力が違った。

タワーオブロンドンを無印にしたのは、函館→札幌の連戦から、中1週の強行軍がイヤだったからだが、そんなこと関係ないくらい力が違った。
さすがにスプリンターズSは見送ると思いたいが、高速馬場なら今後も期待できる。

1番人気◎ミスターメロディは、直線に入るまでは絶好のポジションで、ここから伸びてくると思ったら、反応一息で1秒差の8着惨敗。
時計勝負には対応できるはずなので、敗因は時計ではない。思った以上に休み明けが良くないのか、初の58キロが響いたのか。もしくは右回りが向かないのか。いずれにせよ、本番のスプリンターズSでの巻き返すには、陣営の調整力が問われることになりそうだ。

昨年と酷似するラップでパッシングスルー将来有望/紫苑S

土曜の中山で行われた秋華賞のトライアル紫苑Sは、×パッシングスルーが優勝し、2着フェアリーポルカ、3着◎カレンブーケドールの3頭に優先出走権が与えられた。

馬場差-1.3で、レースタイム差-1.7。

メイクハッピーの逃げは、前半1000m60.5秒-後半1000m57.8秒のスローペース。ラスト3F34.0秒の瞬発力勝負となった。

本来ならスローペースの瞬発力勝負では評価が難しい場合が多いのだが、この紫苑Sは少し違う。というのは、後半1000mの尋常でない速さである。
57.9秒以下というと、他開催場ではまぁまぁ見られるものの、中山芝2000mでこれを記録したのは、去年の紫苑Sのノームコアに続き史上2頭目である。そのノームコアが今年のヴィクトリアマイルを制しているのだから、ここを勝った×パッシングスルーにも、相応の期待をしてしまう。

1番人気◎カレンブーケドールは、本質的にはスローの瞬発力勝負に向かないタイプなので、これだけ後半が速くなってしまうと厳しい。
それでもラスト34.0秒でコンマ1秒差3着なら、始動戦としては及第点を与えられる。

次走の注目馬・マッスルビーチ(鳥取特別・阪神ダ1800m)

土曜 阪神第10R 鳥取特別・ダ1800m 1着マッスルビーチ

土曜の阪神ダートは時計がかかっていたが、鳥取特別のレースタイム差は驚きの-2.2。
前半800m47.6秒のハイペースながら、ラスト3Fは12.4秒-12.4秒-12.3秒とまったく落ちていない。つまり、前が止まっていないということ。
このラップを、4角12番手から上がり最速の35.8秒で差し切り、2着以下に3馬身半差をつけたマッスルビーチは掛け値なしに強い。

今回は、3か月半の休み明けで、場隊を6キロ増やしてきた。まだ3歳馬ということもあり、準オープンどころかオープンでも楽しみな存在だ。


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