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【回顧】サートゥルナーリア想像をはるかに凌駕する強さ【神戸新聞杯のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
神戸新聞杯のサートゥルナーリアは、とんでもなく強かったですね。菊花賞ではなく秋天に回るようで少し残念ですが、今後の活躍に期待したいです。

各開催場の馬場差

9月21日(土)
   中山 芝-0.7
   中山ダート-0.9
   阪神 芝-1.4
   阪神ダート-0.5
9月22日(日)
   中山 芝-0.3
   中山ダート-0.4
   阪神 芝-1.6
   阪神ダート+0.3

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山は、芝の時計がかかりだしたが、まだまだ高速決着が多い。ダートも、土日ともに時計が速かった。

阪神は、とにかく芝の時計が抜群に速かった。ダートは、先週と同じように日曜だけ時計がかかっていた。

サートゥルナーリア 時計は遅かったが別次元の強さ/神戸新聞杯

神戸新聞杯を制したのは1番人気の○サートゥルナーリアで、◎ヴェロックス×ワールドプレミアの3頭が菊花賞への優先出走権を手にした。

馬場差-1.6で、レースタイム差+0.1。

日曜の阪神はかなりの高速馬場だったが、神戸新聞杯はレースタイム差+0.1までで、時計面では評価はできない。

ここまで時計が遅くなったのは、超スローペースだったから。▲シフルマンの単騎逃げは、600m通過37.1秒という遅さで、そこからさらに13秒台のラップが続くペースダウン。ラスト3Fが10.8秒-10.2秒-11.3秒という究極の瞬発力勝負になってしまった。

勝った○サートゥルナーリアは、ダービーでは折り合いを欠いていたが、この緩い流れでも折り合いバッチリ。最後は完全に流していたが、それでもラスト3Fは驚愕の32.3秒。超スローの上り勝負だったとはいえ、この瞬発力は尋常ではない。
菊花賞へは向かわないようだが、歴戦の古馬を相手にしても好勝負できるのではないだろうか。

◎ヴェロックスは、3馬身離された完敗の2着。
またもや重賞初勝利はお預けとなってしまったが、4角3番手からラスト32.5秒で脚を伸ばしているのだから、止まっているわけではない。相手が強すぎただけ。




スティッフェリオ すべてが噛み合ったとはいえ高評価の勝利/オールカマー

日曜の中山で行われたオールカマーは、×スティッフェリオが重賞3勝目をあげた。

馬場差-0.3で、レースタイム差-0.8。

日曜の中山芝は若干時計がかかりだしており、オールカマーのレースタイム差-0.8は及第点以上。

×スティッフェリオの逃げは、前半1000m61.8秒-後半1000m58.4秒のスローペース。
2番手追走が格上挑戦のトニーファイブだから、完全に>×スティッフェリオのマイペース。

×スティッフェリオは、展開と丸山騎手の好騎乗に助けられた面はあるが、これで重賞3勝目だから力はある。
ただ、中距離戦線にはキセキがおり、これとやりあっては勝ち目がないだけに、G1では陣営の策が必要になる。

◎ウインブライトは、3番手追走から直線で脚を伸ばしにかかったが、残り200m手前から手応えがなくなり、1.5秒差の大敗。
松岡騎手は「距離が長かった」とコメントしているが、それだけを理由にここまで負けるのはあり得ない。後ろにいたのは、2勝クラスからの格上挑戦だったトニーファイブだけだ。つまり、実質最下位の結果である。
馬体に異常がなければいいのだが。

1番人気△レイデオロは、高速決着の瞬発力勝負と絶好の舞台となったはずが、グレイルにも後れを取る4着敗退。
今年は良いところなく敗退を続けており、ドバイ以降、調子を取り戻すのに手間取っている印象。休養に出したほうがいい。

次走の注目馬・ゴールドクイーン(ながつきS・中山ダ1200m)

土曜 中山第11R ながつきS・ダ1200m 1着ゴールドクイーン

土曜の中山ダートは時計が速かったが、ながつきSのレースタイム差はー1.6。
オープンクラスのダート短距離戦で、レースタイム差が-1.5より速くなるのはなかなかお目にかかれない。5馬身差の圧勝となったのも頷ける。

勝ったゴールドクイーンは、牝馬で57キロを背負いながら、前半600mは驚異の33.0秒という超ハイペース。
2000年以降、ダート1200mで前半600mが33.0秒以下だったオープンレースは12鞍あったが、逃げ切ったのはゴールドクイーンが初である。

これだけのスピードと持続力があったとは驚きで、これなら重賞戦線に入っても遜色ない、どころか圧倒的なスピードは他馬の脅威となるだろう。

2歳戦の注目馬はチュウワノキセキ/新馬(阪神芝2000m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の阪神第5Rに行われた新馬戦(芝2000m)である。

馬場差-1.6で、レースタイム差-2.5。

日曜の阪神芝は高速馬場となっていたが、チュウワノキセキが勝った新馬戦のレースタイム差-2.5は掛け値なしに速い。

実際、2000mの新馬戦で2分2秒を切ったのは、2000年以降13頭しかいない。そして、その13頭はすべて10月以降の新馬戦である。9月の新馬戦でレースタイム差-2.5は、相当に速いと言っていい。

また、1000m通過61.7秒のスローペースだったとはいえ、ラスト33.9秒は、馬体が心配になってしまうほどの瞬発力である。これだけの競馬ができれば、昇級しても即通用。


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