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【回顧】レベルの低い最後の一冠【菊花賞のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
重賞勝ち馬が3頭しかいない低調メンバーの菊花賞は、予想通り、レースレベルも低いものとなってしまいました。
お釣りが残っているどころか、ケガの心配すらしていたほどで、無事完走できれば十分だと思っていました。
ところが、結果はみなさんご存じの通りです。完勝でした。

各開催場の馬場差

10月19日(土)
   東京 芝-0.2
   東京ダート-2.0
   京都 芝+0.4
   京都ダート-1.9
   新潟 芝+0.9
   新潟ダート-1.1
10月20日(日)
   東京 芝-0.3
   東京ダート-1.6
   京都 芝-0.1
   京都ダート-1.0
   新潟 芝+0.7
   新潟ダート-1.8
10月21日(日)
   東京 芝-0.5
   東京ダート+0.1

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、雨の影響で芝の時計はかかており、ダートは時計が速かった。ただ、月曜の振り替えは、逆に芝の時計が速く、ダートは時計がかかっていた。

京都も、東京と同じく雨の影響が残り、土日ともに芝の時計は遅く、ダートの時計は速かった。

新潟もやはり雨の影響で、芝の時計は遅く、ダートは時計が速かった。

レベルの低い最後の一冠/菊花賞

G1馬がいない飛車角を欠いた菊花賞は、○ワールドプレミアが初重賞、初G1制覇を果たした。

馬場差-0.1で、レースタイム差-0.7。

日曜の京都芝は雨の影響で若干時計がかかっていたが、菊花賞はレースタイム差-0.7と及第点。

逃げたのはカウディーリョ。1000mごとのラップは62.4秒-62.9秒-60.7秒で平均やや遅めで、レース上りが35.2秒。

勝った○ワールドプレミアは、終始内の経済コースを取りながら、直線で馬場の3分どころに出すとスピード衰えず、▲サトノルークスの追撃をクビ差封じ込め、G1初挑戦で見事に戴冠を果たした。

ただ、このラップで○ワールドプレミアの上りは35.8秒。先行、好位勢がいかにもだらしない。
前半、中盤で62.0秒以上のラップで、ラスト1000mで60秒以上かかったのは、2000年以降では、2001年(勝馬マンハッタンカフェ)と、ドボドボの不良馬場だった2017年(勝馬キセキ)の2回だけ。
そのマンハッタンカフェでも、ラスト3Fは34.0秒である。今年の菊花賞はレベルが低いと言わざるを得ない。

◎ザダルは、若干テンションが高かったため、序盤からポジションを取れなかった。後方から直一気という競馬では無理がある。また、ラスト2F過ぎてから脚がなくなっており、距離が長かったか。

1番人気ヴェロックス、2番人気△ニシノデイジーは、どちらも今回のメンバーに入るとスピード負けしてしまう。1、2着がスピードランク4位、2位だったことからも、もっと時計がかからないとダメ。




ノームコアだけ強かった/富士S

土曜の東京で行われた富士Sは、▲ノームコアが貫禄を見せつける勝利。

馬場差-0.2で、レースタイム差+-0。

土曜の東京芝は時計がかかっており、富士Sもレースタイム差+-0と、重賞としては若干物足りない。

逃げたトミケンキルカスのペースは、前半800m47.0秒-後半800m46.0秒のスローペース。
それでもラスト1000mが、11.9秒-11.3秒-11.1秒-11.7秒だから、スピードの持続力が問われたレースとなった。

勝った▲ノームコアは、時計勝負に強いスピードタイプなので、本来はこの時計では苦しいはずだが、ラスト33.2秒で2着以下に半馬身差だから、相当に強い競馬をしている。
次走はマイルCSになるだろうが、胸を張って本番へ向かえる。

◎エメラルファイトは、ダービー以来で馬体重-10キロ。中間の調教5Fからしか時計を出していなかったことからも、仕上がり途上だったと見るより他ない。

1番人気×アドマイヤマーズは、時計勝負に強いタイプなので、今回の時計では若干遅すぎたか。
それでも▲ノームコアは走っているわけで、そこが経験の差と言える。ここを叩いて、次走は変わってくるだろう。

次走の注目馬・モンペルデュ(室町S・京都ダ1200m)

土曜 京都第11R 室町S・ダ1200m 1着モンペルデュ

土曜の京都ダートはかなりの高速決着だったとはいえ、室町Sのレースタイム差-1.4もかなり速い。

△モンペルデュが逃げ、前半600m34.3秒-後半600m34.7秒の平均ペースながら、ノーステッキで2着以下に3馬身半差の圧勝だから驚いた。
51キロのハンデが利いたとはいえ、このメンバーで圧巻のパフォーマンスだから、今後もダート短距離戦線で目を離せない。


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