こんばんわ、ウキョーです。
先週の土・日のレースの中で「次走の注目馬」に選ばれた馬を書いていきます。
次走の注目馬・ハピ(チャンピオンズC・中京ダ1800m)
昨日書いた通り、今年のチャンピオンズCは時計がかかっていた。タイム面で評価するのは難しいが、3着に好走したハピは次走以降も買いたい一頭である。
なにが良かったかというと、好位3番手でレースができたこと。これまでのハピといえば、序盤のやる気のなさが特徴だった。とにかく序盤は進まない。騎手が促しても前に出ようとしないのだ。
それが、今回は序盤から行く気を見せており、まさに馬が変わった瞬間を見た思いである。これまでは、終いだけのレースで重賞でも好走を繰り返してきたのだが、ポジションを取れるようになった今後は楽しみでしかない。
チャンピオンズCは、いつもと違う展開に多少戸惑ったか、ラストで伸びあぐねたが、これが良い経験になったはず。次走は、また違ったハピが見られるのではないだろうか。
次走の注目馬・ピュアジャッジ(市川S・中山ダ1800m)
先週は、次走の注目馬にもう一頭あげておきたい。
日曜の中山第10R市川Sを勝ったピュアジャッジだ。
逃げたオレンジペコに、ピュアジャッジが付き合った結果、1000m通過59.9秒のハイラップとなった。良馬場の中山ダ1800mで、1000m通過が1分を切ったのは3鞍目となるほどのハイペースである。
ピュアジャッジは、1000m通過後にバテたオレンジペコをかわして早くも先頭に立たされ、なんとそのまま逃げ切ってしまった。過去に、このペースで3角先頭から押し切ったのは、1986年の勝浦特別を勝ったフォスタームサシだけだったが、ピュアジャッジが2頭目の快挙となった。
ちなみにフォスタームサシは、翌年に札幌記念(札幌ダ2000m)を勝っている。
ピュアジャッジも、今後の活躍に期待したい。オープンに昇級しても即通用する記録である。
2歳の注目馬・ミッキーカプチーノ(葉牡丹賞・中山芝2000m)
先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは土曜の中山第9Rで行われた葉牡丹賞。勝ったのはミッキーカプチーノ。
土曜の中山芝は時計が速く、葉牡丹賞もレースタイム差-3.3の超高速決着となった。2歳の2000m戦で1.59.1より速かったのは、2000年以降、これが3鞍目となった。
レースは、前半1000m60.0秒-後半1000m59.1の平均やや遅めのペース。ミッキーカプチーノは、出脚一息で後方11番手からの競馬だったが、徐々にポジションを上げて行って、ラスト34.6秒で突き抜けると、後続に3馬身半差の完勝だった。
勝負どころの加速力は一息に見えたが、エンジンがかかってからはすばらしい瞬発力。
東京や新潟、京都といった大箱のコースでの走りが見てみたい一頭で、次走以降が楽しみだ。