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ディサイファもラーゼンも、ここでは買いにくい【AJCCの分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
今週の競馬は、京都も中京も中山も、雪の影響がどこまで残るか、当日になってみないとタイムが測りづらいのですが、とりあえずAJCCの分析をしてみます。

中山芝2200mの傾向

有利枠1枠・2枠・3枠・4枠
不利枠5枠・6枠・7枠
脚  質先行・差し
騎  手3割超え
人  気蛯名正騎手
人気薄柴田善騎手

 

予想優先順位
1位 タイム2位 展開3位 戦績4位 騎手5位 コース特性

中山芝2200mは、ほぼ基準タイム通りのコースで、時計面で柔軟性が求められる。
速すぎても、遅すぎてもダメ。
先週の中山芝コースは、土日ともに馬場差がマイナスだが、今週の雪の影響がどこまで残るか、当日のタイムには注意したい。

有利枠は1枠、2枠、3枠、4枠で、不利枠は5枠、6枠、7枠

先行・差しに有利なコースで、時計がかかったときに逃げ馬が残る。

連対率3割を超える騎手はおらず、上位陣が星を取り合っている。
人気で安定しているのは蛯名正騎手(ステラウインド騎乗予定)。
人気薄なら柴田善騎手(ルルーシュ騎乗予定)。
 

AJCCで人気、話題になりそうな馬

サトノラーゼン  評価:B
戦績のトータルは「+2」で、出走登録馬中5位とかなりのアドバンテージ。
サトノラーゼンは、相性の良いコースのトータル成績が【3 1 0 1】で、掲示板を外したのは前々走のセントライト記念(中山芝2200m)だけ。時計が速かった前走の菊花賞は5着に敗れたが、本質的には時計勝負でこそのタイプで、それほど時計が速くならない中山芝2200mは合わない。ただ、戦績項目に大幅なプラスがあるように、メンツ次第では勝負になる。今回、好走するためには、とにかく時計が速くなってほしい。

ショウナンバッハ  評価:C
戦績のトータルは「-4」で、出走登録馬中14位とまったく走れていない。
ショウナンバッハは、相性の良いコースで【2 0 0 4】と強調できない。相性の良い京都芝2000mの未勝利戦で1.2秒離されてしまっており、明らかに中山芝2200m向きではない。ただ、時計面ではちょうど良いし、騎乗予定の戸崎騎手がコースを得意にしているので、有利枠さえ引ければ連対圏突入も一考。

スーパームーン  評価:C
戦績のトータルは「-1」で、出走登録馬中10位と可もなく不可もなし。
スーパームーンは、相性の良いコースのトータル成績が【1 2 3 3】で、掲示板を外したのは3歳時の山藤賞(中山芝2000m・6着)と、英国遠征明けだった3走前のアイルランドT(東京芝2000m・7着)の2回で安定感はある。ただし、3着が多いため他馬と比べると一枚劣る。時計も速い方が良いタイプで、中山芝2200mのタイムとは合致しない。騎乗予定のルメール騎手もランク外で、今回は有利枠を引けても3着候補が精一杯。

スズカデヴィアス  評価:D
戦績のトータルは「+1」で、出走登録馬中7位と可もなく不可もなし。
スズカデヴィアスは、時計が遅い馬場に向くタイプで、中山芝2200mには向かない。相性の良いコースでは【2 1 0 3】と悪くはないが、馬券圏外の3度がすべて掲示板を外しているのは弱材料。最近は長距離ばかりを使われているが、個人的には中距離タイプだと思うので、距離短縮はプラスになるはず。ただ、そうは言っても、騎乗予定の藤岡康騎手がランク外だし、有利枠を引けても苦戦は免れない。

ステラウインド  評価:C
戦績のトータルは「+1」で、出走登録馬中7位と可もなく不可もなし。
ステラウインドは、時計がかかる馬場に向くタイプで、ここも時計がかかれば上位進出も可能。ただ、前走の中山金杯(中山芝2000m)はかなり時計がかかっており、ステラウインドにとっては絶好のタイムだったはずが、5着敗退。それでも、相性の良いコースでは【4 2 0 6】と両極端な成績となっているため、戦績項目にプラスはないが、4勝6連対なら及第点以上。騎乗予定の蛯名正騎手がコースを得意にしているので、有利枠を引ければ好勝負も可。

ディサイファ  評価:D
戦績のトータルは「-10」で、出走登録馬中16位と、出走登録馬中で最下位とまったく走れていない。
ディサイファは、相性の良いコースのトータル成績が【1 2 1 5】で、勝ち鞍は未勝利戦(東京芝2000m)だけ。掲示板を外したのも4回と多く、中山芝2200mには明らかに向いていない。時計がかかった馬場に向くタイプなので、想定以上に時計が遅くなってくれれば好走も可能だが、騎乗予定の武豊騎手がランク外なので、有利枠はぜひとも欲しい。

マイネルフロスト  評価:B
戦績のトータルは「-2」で、出走登録馬中11位とイマイチな結果。
マイネルフロストは、相性の良いコースで【0 1 0 4】とまったく走れていないが、唯一の好走が前走の中山金杯なので、取捨が難しい。時計が速すぎると甘くなるので、そこまで時計が速くならない中山芝2200mは合っていると思う。しかし、かなり時計が遅かった中山金杯で2着に来ているように、どちらかというと時計がかかった方が良い。騎乗予定の松岡騎手がコースを得意にしているので、時計しだいでは勝機十分。

ヤマニンボワラクテ  評価:B
戦績のトータルは「+4」で、出走登録馬中2位とかなりのアドバンテージ。
ヤマニンボワラクテは、相性の良いコースのトータル成績が【1 2 2 1】で、掲示板を外したのは、休み明けで仕上がり途上だった2戦目の未勝利戦だけ。昇級初戦となるが、戦績面からは互角以上。ただ、時計は速い方が良いタイプなので、開催が進んだ中山芝2200mが合うとは言い難い。騎乗予定の藤懸騎手がランク外なので、好走するには有利枠が絶対条件。

ライズトゥフェイム  評価:A
戦績のトータルは「+4」で、出走登録馬中2位とかなりのアドバンテージ。
ライズトゥフェイムは、相性の良いコースで【5 1 2 4】と、抜群の安定感を示している。掲示板を外したのは2年前の常総特別(中山芝2000m・6着)だけ。その常総特別はやたらと時計がかかったもので、ある程度時計が速くなれば、あんなことはない。かといって、時計が速すぎると甘くなるので、中山芝2200mの時計は合っている。騎乗予定の石川騎手がランク外だが、差しが届くコースなので、有利枠を引けなくても上位進出は可。
 

AJCCの注目馬はマイネルメダリスト

今回、戦績項目とタイム項目の両方でプラスを計上した馬はショウナンマイティと、ライズトゥフェイムの2頭だが、ショウナンマイティは19カ月の休み明け、ライズトゥフェイムは人気になりそうなので、ここではマイネルメダリストを取り上げる。

マイネルメダリストは、相性の良いコースで【2 3 2 7】と着外は多いが、2勝5連対なら及第点。

先週の日経新春杯でも注目馬に挙げたが、その日経新春杯はやたらと時計がかかっており、こちらに回って結果オーライとなりそうだ。

今回の出走予定馬に、重賞勝ち馬はマイネルメダリストを含めて7頭いるが、ショウナンマイティとルルーシュは1年以上の休み明け。サトノラーゼンは京都新聞杯、マイネルフロストは毎日杯と、3歳限定戦のみ。フラガラッハはマイル重賞だけ。強敵となりそうなのは、中距離重賞3勝のディサイファだけ。

時計は速い方が良いので、先週の日経新春杯のような時計でなければ、ここでも勝機は十分。
 
 

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