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【有馬記念2018の展望】レイデオロにもキセキにも死角あり

有馬記念の展望
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こんばんわ、ウキョーです。
平成最後の有馬記念です。オジュウチョウサンを含めて、G1馬が8頭も登録してきました。かなりの好メンバーとなりそうです。

中山芝2500mの傾向

有利枠1枠・3枠・7枠・8枠
不利枠2枠・5枠・6枠
脚質先行・差し
騎手3割超え戸崎騎手・ルメール騎手
人気岩田騎手・武豊騎手
人気薄田辺騎手

 

 予想優先順位
1位
戦績
2位
タイム
3位
コース
4位
展開
5位
騎手

中山芝2500mは、本質的には時計が速いコースだが、最終週に行われる有馬記念は時計がかかることが多い。

先行・差しに有利なコースで、逃げ切りは困難。

有利枠は1枠、3枠、7枠、8枠で、不利枠は2枠、5枠、6枠

連対率3割を超える騎手は戸崎騎手(スマートレイアー騎乗予定)と、ルメール騎手(レイデオロ騎乗予定)。人気で安定しているのは岩田騎手(マカヒキ騎乗予定)と、武豊騎手(オジュウチョウサン騎乗予定)。
人気薄なら田辺騎手(サクラアンプルール騎乗予定)。

有馬記念で人気、話題になりそうな馬

オジュウチョウサン  評価:30点
戦績ランク10位 スピードランク16位
戦績のトータルは「+-0」で、出走登録馬中10位とイマイチ。
前走の南武特別(東京芝2400m)ではレースタイム差-1.6の高速決着を制しているが、さすがにこのメンバーに入るとスピードランク16位と時計が足りない。その南武特別が相性が悪い東京芝2400mなので、戦績面でも弱材料。スローの瞬発力勝負になると明らかに切れ負けするので、スタミナを生かす消耗戦になるのが望ましく、その点ではキセキの存在はありがたい。アドバンテージといえるのは、他馬に比べて疲労度が少ないということと、コース得意の武豊騎手が騎乗予定であることくらい。

キセキ  評価:30点
戦績ランク15位 スピードランク5位
戦績のトータルは「-2」で、出走登録馬中15位とまったく走れていない。
天皇賞・秋(東京芝2000m)、ジャパンC(東京芝2400m)とすばらしいレースを立て続けに好走してきた実力は、もはや疑いようがない。ジャパンCの驚愕レコードで2着に来ているように、時計はここでもトップクラスだが、その2戦ともに相性の悪いコースで、さらに言えば、勝った神戸新聞杯(阪神芝2400m)も相性が悪いコースであり、中山芝2500mには向いていない。もっとも心配なのは、究極の消耗戦を2戦走った疲労である。出走に踏み切るからには見た目の疲れはないのだろうが、間違いなく疲労はマックスのはず。できれば休ませてあげたかった。

クリンチャー  評価:40点
戦績ランク10位 スピードランク14位
戦績のトータルは「+-0」で、出走登録馬中10位とイマイチ。
相性の良いコースでは京都記念(京都芝2200m)勝ちに菊花賞(京都芝3000m)2着と悪くないが、セントライト記念(中山芝2200m)で1.1秒差の9着に負けているのが弱材料になっている。フランス遠征の2戦では結果を出せず、精神面でのケアが必要だと思っていただけに、もう少し休ませてあげても良かったのではないか。また、G1戦の海外帰りで騎手が乗り替わった場合、過去10年で【3 3 1 29】と低調で、勝ったのはブエナビスタとジャスタウェイ、オルフェーブルの3頭だけ。クリンチャーは福永騎手がテン乗りとなり、さらに弱材料となる。

サトノダイヤモンド  評価:75点
戦績ランク1位 スピードランク11位
戦績のトータルは「+4」で、出走登録馬中1位と安定感抜群。
相性の良いコースのトータル成績が【5 0 1 1】で、掲示板を外したのは今年の大阪杯(阪神芝2000m)7着の一度だけ。その中身も、菊花賞、有馬記念を勝っており、今年も京都大賞典(京都芝2400m)勝ちを上積みし、中山芝2500mはピッタリ。齢を重ねて時計勝負には対応しづらくなっており、前走のジャパンC(東証芝2400m)のレコード決着による敗戦は気にしなくていい。最終週で時計がかかりそうなのはアドバンテージになる。

シュヴァルグラン  評価:45点
戦績ランク5位 スピードランク17位
戦績のトータルは「+2」で、出走登録馬中5位とかなりの安定感。
相性の良いコースで【3 3 3 4】の安定感で、今回のメンバーに入っても胸をはれる。去年のジャパンC(東京芝2400m)では流れるペースの消耗戦を制しており、今年のジャパンCでもタフなレースで4着に好走している。瞬発力勝負より消耗戦の方が良いタイプなので、キセキが演出するペースはもってこいのはず。さすがに前走のジャパンCほど時計は速くならないだろうから、巻き返しがあっても驚けない。

ブラストワンピース  評価:35点
戦績ランク15位 スピードランク2位
戦績のトータルは「-2」で、出走登録馬中15位とまったく走れていない。
そもそもの時計が速い新潟芝2000mの新潟記念を、レースタイム差-0.6の高速決着で制しており、時計勝負に強いタイプ。前走の菊花賞(京都芝3000m)はレースタイム差-0.6の高速決着だったにもかかわらず4着敗退と、G1だと若干足りない。ただ、消耗戦となった天皇賞・秋(東京芝2000m)やジャパンC(東京芝2400m)を使っていないのはアドバンテージで、強い3歳世代にもまれて来た経験が生かせれば勝ち負けになっても不思議はない。

マカヒキ  評価:90点
戦績ランク1位 スピードランク12位
戦績のトータルは「+4」で、出走登録馬中1位とかなりの安定感。
相性の良いコースのトータル成績が【1 2 1 1】で、掲示板を外したことは一度もない。近3走を振り返ると、レースタイム差-1.5のジャパンC(東京芝2400m)で4着、レースタイム差+1.1の札幌記念(札幌芝2000m)で2着、レースタイム差-4.6のジャパンCが7着と、時計が速くなると苦戦傾向。暮れの中山芝2500mは時計がかかることが多いので、その点はアドバンテージになる。問題は、キセキが演出するハイペースについていけるかどうか。天皇賞(秋)のようなペースだと厳しい。それでも、騎乗予定の岩田騎手がコースを得意にしており、有利枠を引ければ好走も可能。

ミッキーロケット  評価:40点
戦績ランク9位 スピードランク8位
戦績のトータルは「+1」で、出走登録馬中9位と可もなく不可もなし。
前々走の宝塚記念(阪神芝2200m)では、最初の3Fが12.2秒-10.8秒-11.4秒というハイペースを、7-5-3-2の積極的なレース運びで押し切っており、タフな競馬になっても問題ない。ただ、レースタイム差-2.3だった天皇賞・秋(東京芝2000m)で伸びきれなかったように、時計勝負になると甘くなるので、とにかく時計がかかってほしい。それにしても、なんで和田竜騎手から乗り替わりなんだろうか。宝塚記念を勝っていながらの乗り替わりは、本当に解せない。

モズカッチャン  評価:55点
戦績ランク14位 スピードランク10位
戦績のトータルは「-1」で、出走登録馬中14位とまったく走れていない。
相性の良いコースで【1 0 2 1】と悪くはないのだが、相性の悪いコースでも【1 1 1 0】と好走しており、行って来いで弱材料となる。去年のエリザベス女王杯(京都芝2200m)勝ちがレースタイム差+1.2で、3着だった札幌記念(札幌芝2000m)がレースタイム差+1.1、エリザベス女王杯がレースタイム差+0.3だから、時計はかかった方が良いタイプで、最終週で時計がかかりそうな馬場状態はアドバンテージ。また、休み明けだとテンションが高くなってしまうので、ひと叩きした今回こそ真価が発揮できる。

リッジマン  評価:85点
戦績ランク5位 スピードランク14位
戦績のトータルは「+2」で、出走登録馬中5位と安定している。
相性の良いコースで【2 2 0 4】とそれほど強調できないが、相性の悪いコースでは掲示板入りすらない戦績はアドバンテージ。丹頂S(札幌芝2600m)勝ちはレースタイム差+1.4と平凡そのものだったが、ステイヤーズS(中山芝3600m)ではレースタイム差-3.7の高速決着を制しており、ここにきて成長著しい。ただ、それでもこのメンバーに入るとスピードランク14位と時計が足りないので、ここもある程度時計がかかった方が良い。騎乗予定の蛯名正騎手がコースを得意にしているので、前走からの連続騎乗は心強い。

レイデオロ  評価:40点
戦績ランク10位 スピードランク1位
戦績のトータルは「+-0」で、出走登録馬中10位とイマイチ。
戦績面のマイナスは、相性の良い皐月賞(中山芝2000m)で5着に負け、逆に相性の悪いダービー(東京芝2400m)、天皇賞・秋(東京芝2000m)を勝ち、ジャパンC(東京芝2400m)でも2着に来ていることである。また、スピードランク堂々の1位はすばらしいのだが、それほど時計が速くならない中山芝2500mでは残念ながらアドバンテージにはならない。究極の消耗戦となったジャパンCをパスした臨戦過程は評価できるが、人気になるなら買いたくない。

有馬記念の注目馬はサクラアンプルール

今回、戦績項目とタイム項目の両方でプラスを計上した馬は、プラチナムバレットだけだが、おそらく出走は叶わないだろう。
したがって、ここでは95点でマカヒキと同点ポイント次点のサクラアンプルールを取り上げる。

相性の良いコースで【3 1 2 5】とそれほど強調はできないが、相性の悪いコースで【0 1 0 3】と走れていないので、戦績面では好材料。
また、今回のメンバーに入るとスピードランク7位となっており、そこそこ時計がかかりそうな最終週の中山芝2500mも合いそうだ。

騎乗予定の田辺騎手は、コース連対率15.2%でランク13位。
これで有利枠を引ければ本命候補だ。


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