こんばんわ、ウキョーです。
今週はジャパンCです。昔ほどわくわくすることはなくなりましたが、今年は実績馬3頭が来日!
関係者の皆さま、本当にありがとうございます!
ジャパンCで思い出すのは、2005年の勝ち馬アルカセットです。ホーリックスが叩き出した2.22.2というもはや破られることはないと思われた記録を塗り替えました(勝ちタイム2.22.1)。
調教師クマーニ師は、鞍上のデットーリ騎手を見習い騎手として迎え入れ、育て上げた恩師。
デットーリ騎手は、アルカセットに騎乗したことがなかったのに、師にジャパンCへの参戦を勧めたそうです。
ゼンノロブロイを退けて、ハーツクライの追撃を封じ込めたハナ差の勝利。凄い馬でした。
東京芝2400mの傾向
有利枠 | 3枠・4枠・5枠・8枠 | |
不利枠 | 1枠・2枠・6枠 | |
脚質 | 差し・追込 | |
騎手 | 3割超 | ルメール騎手・川田騎手・戸崎騎手 |
人気 | ルメール騎手・川田騎手 | |
人気薄 | 横山典騎手 |
予想優先順位 | ||||
1位 騎手 | 2位 タイム | 3位 展開 | 4位 戦績 | 5位 コース特性 |
東京芝2400mは、かなり時計が速くなる。最終週になるが、先週も馬場差はマイナス。今週もある程度の時計は出そうだ。
差し馬と追い込み馬が強いコース。逃げ切りはかなり難しく、逃げ切ったのは2003年の勝ち馬タップダンスシチーだけ。
有利枠は3枠、4枠、5枠、8枠で、不利枠は1枠、2枠、6枠
連対率3割を超える騎手はルメール騎手(オーソリティ騎乗予定)、川田騎手(シャフリヤール騎乗予定)、戸崎騎手(ワグネリアン騎乗予定)。
人気で安定しているのは、ルメール騎手(オーソリティ騎乗予定)と川田騎手(シャフリヤール騎乗予定)。
人気薄なら、横山典騎手(シャドウディーヴァ騎乗予定)。
ジャパンCで人気、話題になりそうな馬
アリストテレス 評価:B
戦績ランク7位 スピードランク4位
相性の良いコースで【0 2 0 0】。着外はないものの、勝鞍がないのはG1では弱材料。また、唯一の重賞勝ちが相性悪いAJCCだから、ローテーションとしては最悪。
前走の京都大賞典は、レースタイム差-1.9の高速決着を2着好走。それまでレースタイム差-1.3の宝塚記念、-0.9の天皇賞(春)で敗退していただけに、時計勝負に対応できたのは収穫。とはいえ、AJCC勝ちがレースタイム差+4.8だから、本質的には時計がかかった方が良い。
オーソリティ 評価:B
戦績ランク13位 スピードランク7位
相性の良いコースで【1 0 0 1】。キャリアは少ないが、青葉賞勝ちがあり可もなく不可もなし。それ以外の重賞2勝がアルゼンチン共和国杯2勝で、これは100mしか変わらないが、相性は良くないので要注意。
そのアルゼンチン共和国杯が、昨年がレースタイム差+0.4で、今年がレースタイム差+1.2だから、時計はかかった方が良いタイプ。最終週で、思ったより時計がかかってくれればチャンスあり。
キセキ 評価:B
戦績ランク13位 スピードランク5位
相性の良いコースで【0 3 2 6】。ジャパンC2着、大阪杯2着とG1でも好走歴があり、勝鞍はないものの悪くはない。相性の悪いコースでは2回しか走っておらず、3歳時の500万下1着と金鯱賞5着。
2ケタ着順に敗退したのは有馬記念だけで、今年は金鯱賞5着、QEⅡC4着、宝塚記念5着、京都大賞典3着と大崩れはない。前走の京都大賞典はレースタイム差-1.9の高速決着に対応しており、まだまだスピードの衰えはない。
コントレイル 評価:S
戦績ランク2位 スピードランク2位
相性の良いコースで【3 1 1 0】の安定感。日本ダービー勝ちに、去年のジャパンC2着、大阪杯3着と、今回のメンバーでは実績は抜けている。
前走の天皇賞(秋)はレースタイム差-1.6の高速決着を2着に好走。スピードランク2位と、時計勝負は願ってもない舞台。ただ、ここまでハイペースだった昨年のジャパンC、大阪杯ともに負けており、タフな消耗戦になると一歩及ばない。ここも展開次第といったところだが、力は十分足りる。
シャフリヤール 評価:S
戦績ランク3位 スピードランク1位
相性の良いコースで【3 0 1 0】。負けたのは共同通信杯3着だけ。その共同通信杯がレースタイム差-0.1。毎日杯勝ちがレースタイム差-3.1、ダービー勝ちがレースタイム差-3.8なので、時計が速くなればなるほどアドバンテージ。
前走の神戸新聞杯はレースタイム差+3.4と、苦手の時計がかかる馬場。コンマ7秒差4着なら、まったく意に介する必要はない。戦績もスピードも本命級だが、ハイペースを一度も経験していないのは注意点。初古馬戦となり、ここもスロー~ミドルなら本領発揮できる。
ジャパン 評価:C
戦績ランク9位 スピードランク12位
前走のBCターフは、デルマー芝2400m。コーナーを6つ回る小回りコース。ジャパンのG1勝利は、ヨーク芝2050mのインターナショナルSと、ロンシャン芝2400mのパリ大賞典で、どちらかというと大箱のコースで結果を出してきた。BCターフは、コースそのものが合わなかった。
3走前のメルドS勝ちが基準タイム差+4.9、BCターフが基準タイム差+0.9。やはり時計がかかった方が良いタイプなので、高速馬場の東京芝2400mにどこまで対応できるかがカギになる。
ブルーム 評価:B
戦績ランク9位 スピードランク2位
デルマー芝2400mで行われたBCターフで、半馬身差の2着好走。そのデルマーを含め、カラやサンクルー、ロンシャン、アスコットなどさまざまなコースで好走を繰り返しており、順応性は抜群といえる。
BCターフは基準タイム差+0.9と時計がかかっているが、勝ちタイム2.25.9は当コースのレコードタイム。今年10戦目にして、自己最速の時計をマークしている。東京芝2400mの高速決着は不安だが、同馬自身は時計勝負に対応できるスピードを持ち合わせている。
ユーバーレーベン 評価:B
戦績ランク13位 スピードランク6位
相性の良いコースのトータル成績が【2 0 0 1】で、掲示板を外したのは前走の秋華賞13着だけ。オークスを勝っており実績面は引けを取らないが、相性の悪いコースで【0 1 1 0】と着外なし。ローテーションは微妙。
オークスがレースタイム差-2.5だから、時計勝負になっても問題ない。札幌2歳Sでハイペースの消耗戦を経験しており、休み明けを叩いた今回が試金石となる。
ジャパンCの注目馬はグランドグローリー
今回、戦績項目とタイム項目の両方でプラスを計上した馬は、コントレイルとシャフリヤールの2頭。
上記で紹介した馬以外にめぼしい馬がいないので、外国馬のグランドグローリーを取り上げる。
前走のオペラ賞は、前半1000m67.4秒-後半1000m63.7秒の超スローペースで、上り3Fが34.8秒の超瞬発力勝負。
グランドグローリーは中団6番手あたりを追走し、直線手前からスパートを開始し、最後の最後にルジールの末脚にハナ差屈したものの、かなり長い脚を使えていた。
そのオペラ賞が基準タイム差+11.4という極悪馬場だったため、時計がかかった方が良いのは確かだが、瞬発力勝負に対応できるのはアドバンテージになる。