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【菊花賞2024の展望】人気馬の死角と穴馬の資格|注目馬ピースワンデュック

菊花賞の展望
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こんばんわ、ウキョーです。

先週の京都芝は、土日ともに高速馬場でした。今週も多少の雨予報は降るようですが、コンディションにそれほど影響はなさそうです。引き続き、時計勝負に強いスピードタイプに分があると思われます。

菊花賞は過去9年で1回しか当たっていません。京都芝3000mは年に数回しか行われないので、データが集まらないんですよね。言い訳です。

菊花賞の予想
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菊花賞といえば、デルタブルースを思い出します。豪国のメルボルンCを、日本馬で初めて制した馬です。当時のオーストラリアでは、「知っている日本人は?」というアンケートで、鞍上の岩田康騎手の名が上がるほどでした。なのに種牡馬になれなかったんですよね。ホントに残念でなりません。

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京都芝3000mの傾向

有利枠1枠・2枠・4枠・5枠
不利枠3枠・7枠・8枠
脚質先行
騎手3割超ルメール騎手
人気
人気薄
 予想優先順位
1位
タイム
2位
騎手
3位
戦績
4位
コース特性
5位
展開
京都芝3000m
京都芝3000m|有利枠・不利枠、騎手連対率の最新データ【開催終了ごとに更新】京都芝3000mのコースデータを徹底攻略|有利枠・不利枠・騎手ランクを公開...

京都芝3000mは時計が速く、それでいて二度の坂越えをこなせるスタミナも必要となる。タフなレースの経験値がものを言い、スピード一辺倒では太刀打ちできない。

先行馬に有利で、逃げ切りは至難の業。1986年以降、菊花賞を逃げ切ったのは1998年セイウンスカイと、2021年タイトルホルダーの2頭だけ。

有利枠は1枠、2枠、3枠、7枠で、不利枠は4枠、5枠、8枠。

連対率3割を超えるのはルメール騎手(アーバンシック騎乗予定)だけ。データが少なく、人気、人気薄での好走率が出せないので、ランク内の騎手に優劣はない。

菊花賞2024で人気、話題になりそうな馬

S評価A評価
ピースワンデュックアドマイヤテラ
メリオーレムウエストナウ
ヘデントール
B評価C評価
ダノンデサイルアーバンシック
ショウナンラプンタ
ビザンチンドリーム
D評価E評価
エコロヴァルツなし
コスモキュランダ
メイショウタバル

アーバンシック  評価:C
戦績ランク6位 スピードランク11位

相性の良いコースで【2 0 0 1】と悪くないが、相性の良いコースで行われた日本ダービーで11着と大敗しているのがマイナス材料となっている。ただ、相性の良いコースで行われたセントライト記念からの臨戦過程は理想的だ。
前走のセントライト記念勝ちがレースタイム差-1.0の高速決着で、時計勝負に対応できるスピードはある。とはいえ、レースタイム差-3.5だった皐月賞で4着に負けているため、スピードランクは11位どまりとなっており、今回に限てっは若干時計がかかってほしい

アドマイヤテラ  評価:A
戦績ランク3位 スピードランク10位

相性の良いコースで【2 1 0 0】の安定感。春は若葉S4着→京都新聞杯4着と、あと一歩及ばなかったが、前走で2勝クラスを勝ち上がって大舞台へ駒を進めてきた。ただ、前走の茶臼山特別が相性の悪いコースなので、ローテーションはいただけない。
前走の茶臼山特別がレースタイム差-1.7の高速決着で、前々走の阿寒湖特別がレースタイム差-0.6だから、高速決着に対応できるだけのスピードは持ち合わせている。ただ、重賞で結果を出せていない分、GIに入るとスピードランクは10位となり、今回は時計がかかってほしい

ウエストナウ  評価:A
戦績ランク10位 スピードランク1位

相性の良いコースで走ったことがなく、菊花賞を狙うには厳しいローテーションといえる。ただ、相性の悪いコースで行われた神戸新聞杯11着からの臨戦過程は好感が持てる。
今春の未勝利勝ちが、レースタイム差-2.6の超高速決着で、レースタイム差-1.3だった京都新聞杯でも2着に好走。そして、京都新聞杯よりレースタイム差にして0.6遅かった神戸新聞杯で負けていることから、時計が速くなればなるほどアドバンテージになる。

エコロヴァルツ  評価:D
戦績ランク6位 スピードランク16位

相性の良いコースで【0 0 1 1】と走れておらず、相性の良いコースで行われたダービー8着→セントライト記念3着という臨戦過程も、菊花賞を勝つためのローテーションとは思えない
直近の連対レースが、レースタイム差+-0の朝日杯FSで、時計が速くなりすぎると厳しい。それは、レースタイム差-3.5の超高速決着だった皐月賞で7着に負けていることからも明らか。ここも、ある程度時計がかかってくれないと好走は難しそうだ。

コスモキュランダ  評価:D
戦績ランク18位 スピードランク6位

相性の良いコースで【0 1 0 2】と走れておらず、逆に相性の悪いコースで【1 3 0 1】と掲示板を外していない安定感。相性の良いコースで行われたセントライト記念2着からの臨戦過程は好感が持てるものの、さすがに菊花賞を狙ったローテーションとはいえない
前走のセントライト記念がレースタイム差-1.0の高速決着で、その前の連対レースになる皐月賞がレースタイム差-3.5の高速決着。スピードランクは6位だが、時計が速くなる分には問題ない

ショウナンラプンタ  評価:C
戦績ランク6位 スピードランク8

相性の良いコースで【1 1 0 1】と安定しているものの、唯一の着外がダービー15着で、勝ったダノンデサイルから1.5秒も離されており、戦績ランクは一歩届かず6位まで。戦績面からは強く推せない
直近の連対レースが青葉賞で、レースタイム差-0.1。その前の連対レースになるゆきやなぎ賞がレースタイム差-0.5だから、時計が速いコースはそれほど得意ではない。時計が速い今の京都芝が合っているとは思えない。

ダノンデサイル  評価:B
戦績ランク16位 スピードランク3位

相性の良いコースで【1 0 0 1】と悪くないが、相性の悪いコースでも【2 0 0 0】と負けなしなのは弱材料。ただ、相性の良いコースで行われたダービー1着からの臨戦過程は好感が持てる。
前走のダービー勝ちがレースタイム差+-0で、その前の連対レースになる京成杯がレースタイム差-0.1だから、高速決着に対応できるかは未知数。それでも未勝利勝ちがレースタイム差-1.1なので、高いポテンシャルは持ち合わせている。スピードランクも3位と、時計が速くなっても大丈夫だと思いたい。

ビザンチンドリーム  評価:C
戦績ランク10位 スピードランク12位

相性の良いコースで走ったのはダービー17着だけで、相性の悪いコースでは【1 0 0 2】。相性の悪いコースで行われた神戸新聞杯6着からの臨戦過程は理想的といえるが、戦績面からは菊花賞を勝てるようなローテーションには思えない
直近の連対レースはきさらぎ賞で、レースタイム差-0.8。その前の連対レースになる新馬戦がレースタイム差-2.2。レースタイム差-3.5の皐月賞で大きく崩れたことでスピードランクは12位だが、時計勝負になっても問題ないだろう。

ヘデントール  評価:A
戦績ランク10位 スピードランク5位

相性の良いコースのトータル成績が【2 1 0 1】で、掲示板を外したのは青葉賞8着だけ。また、相性の良いコースで行われた町田特別1着→日本海S1着からの臨戦過程にも好感が持てる。ただ、相性の悪いコースでも【2 0 0 0】と走っており、戦績ランクは10位とGIでは一歩足りない。
前走の日本海Sがレースタイム差-1.1で、前々走の町田特別がレースタイム差+0.9。時計不問で好走できているのは強材料といえる。

メイショウタバル  評価:D
戦績ランク16位 スピードランク7位

相性の良いコースで走ったのはデビュー戦4着だけ。逆に、相性の悪いコースで【3 0 0 2】と安定して走れており、さらに相性の悪いコースで行われた神戸新聞杯1着からの臨戦過程もマイナス材料で、菊花賞を勝つためのローテーションとは思えない。
前走の神戸新聞杯がレースタイム差-0.7で、その前の連対レースになる毎日杯がレースタイム差-0.1。時計勝負になっても対応できるが、レコードが出るような超高速馬場では一枚割り引き。また、逃げ馬苦戦のコースであり、展開面からは大きく弱材料

メリオーレム  評価:S
戦績ランク1位 スピードランク4位

相性の良いコースで【2 1 1 0】の安定感を誇る。また、相性の良いコースで行われた西部スポニチ賞1着→相性の悪いコースで行われた神戸新聞杯5着の臨戦過程も理想的。叩き良化型でもあり、前走を叩いた今回が真価発揮の場となる。
前々走の西部スポニチ賞がレースタイム差-2.8での超高速決着で、時計が速い今の京都芝は向いている。渋った馬場が苦手で、稍重だった前走の神戸新聞杯は5着なら頑張っている。春先にはすみれS3着、プリンシパルS2着と、オープンでも差のない競馬を続けており、格負けはしない。

菊花賞2024の注目馬はピースワンデュック

今回、戦績項目とタイム項目でプラスになったのはピースワンデュックメリオーレムの2頭だけ。ここでは、人気にならなそうなピースワンデュックを取り上げる。

戦績ランク3位 スピードランク2位

相性の良いコースでは【3 0 0 0】のパーフェクト戦績で、相性の良いコースで行われた未勝利(東京芝2000m)1着→1勝クラス(東京芝2400m)1着→阿賀野川特別(新潟芝2200m)1着からの臨戦過程は理想的。重賞初挑戦になるが、相性の良いコースで3連勝というのは、GIに入っても通用していい。

前走の阿賀野川特別はレースタイム差-0.4と、時計面ではそれほど強調できないが、前々走の1勝クラスがレースタイム差-2.3の超高速決着で、時計勝負になっても対応できる。時計が速い今の京都芝は合っているはず。

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