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【エリザベス女王杯2024の展望】人気馬の死角と穴馬の資格|注目馬シランケド

エリザベス女王杯の展望
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こんばんわ、ウキョーです。

先週の京都競馬場は、季節外れの大雨の影響で土曜第8Rが中止になるなど、日本の季節はなくなっちゃったんだと思い知らされました。それでも競馬ファンは、金杯で年が明け、桜花賞で春を感じ、ダービーで梅雨入りを知り、京成杯AHで秋になったと思い込むものです。

エリザベス女王杯は、過去9回予想して、2回しか当たっていませんね。ラッキーライラックが2連覇を達成した2019年以来、当たっていないので、そろそろ的中させたいところです。

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エリザベス女王杯といえば、上記で書いた通り、2連覇を果たしたラッキーライラックでしょう。アーモンドアイという怪物と同期でありながら、GI4勝をあげた名牝です。アーモンドアイがいなければ、あと1つ、2つは勲章を上積みできたのではないでしょうか。

ラッキーライラック
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京都芝2200mの傾向

有利枠4枠・5枠・6枠・7枠
不利枠1枠・3枠・8枠
脚質差し・追込
騎手3割超ルメール騎手・藤岡佑騎手・岩田望騎手
人気ルメール騎手・武豊騎手
人気薄藤岡佑騎手・松山騎手
 予想優先順位
1位
戦績
2位
展開
3位
コース特性
4位
タイム
5位
騎手
京都芝2200m
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京都芝2200mの時計は、標準~標準やや速めになっている。GIになれば高速決着も珍しくない。先週は、雨の影響があったにもかかわらず日曜の馬場差は-0.9で、雨が降らなければ高速馬場が想定される。

差し・追込み馬に有利で、逃げ切りは至難の業。京都芝2200mのオープン戦で逃げ切ったのは、2014年の京都記念のデスペラードを最後に現れていない。エリザベス女王杯を最後に逃げ切ったのは、2009年のクイーンプスマンテで、とにかく逃げ馬には厳しいコースになっている。

有利枠は4枠、5枠、6枠、7枠で、不利枠は1枠、3枠、8枠。

連対率3割を超えるのはルメール騎手(レガレイラ騎乗予定)と藤岡佑騎手(エリカヴィータ騎乗予定)、岩田望騎手(コンクシェル騎乗予定)。

人気で強いのがルメール騎手(レガレイラ騎乗予定)と武豊騎手(ハーパー騎乗予定)で、人気薄なら藤岡佑騎手(エリカヴィータ騎乗予定)、松山騎手(コスタボニータ騎乗予定)。

エリザベス女王杯2024で人気、話題になりそうな馬

S評価A評価
シランケドキミノナハマリア
シンティレーションコンクシェル
 ホールネス
レガレイラ
B評価C評価
サリエラスタニングローズ
ハーパー
モリアーナ
D評価E評価
シンリョクカなし

キミノナハマリア  評価:A
戦績ランク1位 スピードランク12位

相性の良いコースで走ったのは、2歳時のエリカ賞3着だけだが、相性の悪いコースでフローラS11着、オークス18着と走れていないのは好材料。どちらとも2ケタ着順に沈んでいるので、よけいに相性の良いコースでの好走率が高まる。
前々走の五稜郭Sがレースタイム差+1.7で、その前の連対レースになる北大路特別がレースタイム差+2.0だから、明かに時計がかかった方が良いタイプで、時計が速くなる京都芝2200mには向いていない

コンクシェル  評価:A
戦績ランク1位 スピードランク7位

相性の良いコースで【2 0 0 1】の安定感。相性の良いコースで行われた府中牝馬S9着からの臨戦過程はマイナス材料だが、相性の悪いコースで2敗しているのは強材料となる。今回のメンバーは戦績レベルが低いため。十分勝負になると思われる。
直近の連対レースが今年の中山牝馬Sで、レースタイム差+1.6で、その前の連対レースになる初音Sがレースタイム差-1.3と、時計不問で好走できているのは好感が持てる。とはいえ、オープン実績で時計がかかっているので、スピードランクは7位までとなっており、今回は時計がかかった方が良い

サリエラ  評価:B
戦績ランク17位 スピードランク1位

相性の良いコースのトータル成績が【1 0 0 1】で、負けた一戦で掲示板を外している。また、相性の悪いコースで【2 0 1 0】と安定して走れており、エリザベス女王杯を狙ったローテーションとは言えない
直近の連対レースが3走前のダイヤモンドSで、レースタイム差-1.9の高速決着。その前の連対レースが昨年の白富士Sでレースタイム差-0.6だから、時計勝負に強いスピードタイプといえる。時計が速くなりそうな今の京都芝は合っている。

シンティレーション  評価:S
戦績ランク4位 スピードランク3位

相性の良いコースでは【0 2 0 0】と勝鞍はないものの、3着以下がないのは強材料。また、相性の良いコースで行われた府中牝馬S2着からの臨戦過程は好感が持てる。その府中牝馬Sは古馬になって初めての重賞挑戦だったが、ブレイディヴェーグにコンマ2秒差だから、今回の相手でも格負けはしない。
前走の府中牝馬S2着がレースタイム差-1.1で、前々走の新潟日報賞がレースタイム差-2.5の高速決着。時計勝負に強いスピードタイプで、初めてのGI挑戦となるがスピードランクは3位と、このメンバーでも時計負けはしない

シンリョクカ  評価:D
戦績ランク15位 スピードランク6位

相性の良いコースで【0 0 0 3】とまったく走れていない。その内訳も、府中牝馬S10着、エリザベス女王杯9着と、牝馬限定戦となっており、戦績面から買い材料は見当たらない。デビュー時から20キロ増と晩成傾向にありながら、阪神JFで2着に来ているポテンシャルの高さに期待。
前走の新潟記念勝ちはレースタイム差-0.6と目立たないが、新潟芝2000mはそもそも時計が速いコースで、基準タイム差に直せばー1.6の高速決着である。時計勝負になっても対応できるスピードは持ち合わせているが、その前の連対レースが2歳時のものなので、スピードランクは6位までとなっている。

スタニングローズ  評価:C
戦績ランク10位 スピードランク8

相性の良いコースでは秋華賞勝ちと、大阪杯8着。これだけなら可もなく不可もなしといった感じだが、相性の悪いコースで行われたオークス2着の好走歴が戦績ランクを押し下げている。好走するためには、他項目のプラスがほしいところだ。
直近の連対レースは一昨年の秋華賞まで遡り、レースタイム差は-2.5の高速決着だった。時計勝負になっても問題ないとも言えるが、古馬になってから高速決着で結果が出ていないのは弱材料。近走も僅差で頑張っているが、騎乗予定のC.デムーロ騎手もランク外では、現段階では狙いが立たない。

ハーパー  評価:C
戦績ランク10位 スピードランク9位

相性の良いコースで【0 1 1 2】とイマイチな結果となっており、掲示板を外したのが2回で、大阪杯13着、府中牝馬S15着では、戦績面から強くは推せない。とくに、相性の良いコースで行われた府中牝馬Sで2.1秒の大敗を喫してからの臨戦過程は弱材料と言わざるを得ない。
直近の連対レースが昨年のオークスで、レースタイム差-1.2。その前の連対レースはレースタイム差-0.2だったクイーンCとなっている。時計勝負にも対応できるが、古馬になってからの実績が足りず、スピードランクは9位まで。今回は時計がかかった方が良い

ホールネス  評価:A
戦績ランク6位 スピードランク4位

相性の良いコースで走ったのは3走前の熊野特別(中京芝2200m)1着だけ。GIメンバーに入ると、さすがに相性の良いコースでのキャリアが浅すぎる。重賞実績も、52キロのマーメイドS3着だけでは、強くは推せない。
前走の新潟牝馬S勝ちがレースタイム差+1.0で、3走前の熊野特別勝ちがレースタイム差+1.7と、時計がかかったレースで好走している。ただ、1勝クラス(中京芝2000m)勝ちがレースタイム差-1.8の高速決着で、ある程度時計が速くなっても対応はできそうだ。

モリアーナ  評価:C
戦績ランク7位 スピードランク10位

相性の良いコースで走ったのが、前走の府中牝馬Sだけ。その府中牝馬S8着からの臨戦過程というのはマイナス材料。紫苑S1着、秋華賞5着、AJCC4着と中距離でも結果は出ているが、個人的にはマイラー寄りだと思っているので、2200mは長いと思う。
直近の連対レースが、前記の紫苑Sでレースタイム差-2.6の高速決着。ただ、古馬になってから高速決着での実績がないため、スピードランクは10位まで落としてしまっている。コース得意の岩田康騎手が騎乗予定なのは心強いが、それだけで戦績ランクとスピードランクのマイナスを相殺するのは難しいだろう。

レガレイラ  評価:A
戦績ランク4位 スピードランク11位

相性の良いコースで走ったのは2歳時のアイビーS3着だけで、相性の悪いコースではダービーで5着に負けている。戦績レベルが低い今回のメンバーでは、これだけで十分に太刀打ちできるだろう。
直近の連対レースは、2歳時のホープフルSでレースタイム差-1.8の高速決着。とはいえ2歳時のもので、その後はレースタイム差-3.5の皐月賞で6着、レースタイム差-0.8だったローズSで5着に負けているため、スピードランクは伸びずに11位。時計が速くなりそうな今の京都芝には合っていない。ただ、54キロで走れるのはありがたい。

エリザベス女王杯2024の注目馬はシランケド

今回、戦績項目とタイム項目でプラスになったのはシランケドシンティレーションの2頭だけ。

どちらを取り上げるか迷ったが、戦績ランク、スピードランクともに上位になっているシランケドを取り上げることにした。

戦績ランク1位 スピードランク2位

相性の良いコースのトータル成績が【1 1 1 0】で、掲示板を外したことは一度もない安定感。相性の悪いコースでは走ったことがなく、エリザベス女王杯を狙うローテーションとしては理想的といえる。

前走の魚沼S勝ちがレースタイム差+0.6と時計がかかっているが、基準タイム差に直せばー0.8となり、決して悪くはない。実際、前々走の猪苗代特別をレースタイム差-1.4の高速決着で勝っており、時計勝負になっても対応できる

紫苑S3着以来の重賞挑戦がGIとなり、相手関係が一気に強化されるのは懸念材料で、現時点で騎手も決まっていないのも不安。できれば、コース得意のM.デムーロ騎手の連続騎乗をお願いします。

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