こんばんわ、ウキョーです。
コントレイル、デアリングタクトが出走を回避し、ラヴズオンリーユーの登録もありません。やや小粒感は否めませんが、それでもクロノジェネシス、レイパパレらが参戦してきました。見ごたえのあるレースを期待しましょう。
それでは、宝塚記念の人気馬たちの死角について、重箱の隅をつついてみます。
同時に、穴馬になれる資格のある馬たちを探します。
阪神芝2200mの傾向
有利枠 | 2枠・6枠・7枠・8枠 | |
不利枠 | 3枠・4枠・5枠 | |
脚質 | 差し・追込 | |
騎手 | 3割超 | 武豊騎手・川田騎手 |
人気 | 武豊騎手・松山騎手 | |
人気薄 | 池添騎手 |
予想優先順位 | ||||
1位 戦績 | 2位 展開 | 3位 騎手 | 4位 タイム | 5位 コース特性 |
阪神芝2200mは、時計が速くなるコースだが、とにかく上りがかかる。上り34秒を切ることも難しいタフなコースで、瞬発力勝負で結果を出してきた馬には厳しいコースです。
差し馬と追込馬に有利なコースで、逃げ切りは厳しい。
有利枠は2枠、6枠、7枠、8枠で、不利枠は3枠、4枠、5枠
連対率3割を超える騎手は武豊騎手(アリストテレス騎乗予定)と、川田騎手(レイパパレ騎乗予定)。
人気で安定しているのは、武豊騎手(アリストテレス騎乗予定)と、松山騎手(カデナ騎乗予定)。
人気薄なら池添騎手(モズベッロ騎乗予定)。
宝塚記念で人気、話題になりそうな馬
アリストテレス 評価:A
戦績ランク2位 スピードランク2位
相性の良いコースで【1 3 0 0】の安定感で、その中身は菊花賞2着、AJCC勝ちと、G1勝利はないものの実績で見劣ることはない。前走の天皇賞(春)はハイペースを好位追走から、上り37.3秒でコンマ5秒差なら、タフな競馬になりやすい阪神芝2200mもOKだろう。
スピードランク1位なので、なるべく時計が速くなってほしいだけに、週末の雨予報ははずれてほしい。
カデナ 評価:C
戦績ランク11位 スピードランク11位
相性の良いコースのトータル成績は【2 0 1 9】で、勝ったのは京都2歳Sと弥生賞。実績面は問題ないのだが、弥生賞以降10連敗を喫しており、G1メンバーに入ると戦績項目は伸びない。
近3走のレースタイム差は-1.2、+2.0、-1.2。着差コンマ9秒以内のレースがレースタイム差マイナスのレースなので、どちらかというと時計は速くなってほしい。
カレンブーケドール 評価:A
戦績ランク2位 スピードランク5位
相性の良いコースで【1 3 2 1】の安定感で、掲示板を外したことは一度もない。唯一の馬券圏外は去年の有馬記念5着だけ。その有馬記念も勝ったクロノジェネシスからコンマ6秒差だから、G1勝ちはないものの実績面では見劣らない。
相変わらず勝ち味に遅いが、ハイペースの天皇賞(春)でも3着に好走しており、タフな競馬になれば本領を発揮する。騎乗予定の戸崎騎手がランク外なので、できれば有利枠が欲しい。
クロノジェネシス 評価:S
戦績ランク4位 スピードランク3位
相性の良いコースで【4 1 0 0】と安定感抜群で、その中身も秋華賞、宝塚記念、有馬記念とG1を3勝しており、戦績・実績面では頭ひとつ抜けている。レースタイム差+1.5の有馬記念勝ちに、同-1.2の大阪杯2着と、タフな展開になれば時計不問で力を発揮できる。
死角は見当たらないが、強いてあげればルメール騎手への乗り替わりか。とはいえ、ルメール騎手は連対率25.0%でランク5位だから、そ
モズベッロ 評価:B
戦績ランク10位 スピードランク7位
相性の良いコースで【1 3 1 6】と強調できないが、11戦消化はキセキに次ぐもので、ここは狙いすましたローテーションといえる。前走の大阪杯はレースタイム差+2.0で2着。唯一の重賞勝ちである日経新春杯もレースタイム差+2.2なので、時計がかかった方が良いタイプで、本質的には阪神芝2200mは合わないのだが、大阪杯のように消耗戦になれば上位争いも可能。
ユニコーンライオン 評価:B
戦績ランク8位 スピードランク3位
相性の良いコースで【1 1 0 2】と強調できない。勝ったのがデビュー戦で、2着がデビュー2戦目のつばき賞だから、ここを狙ったローテーションとは言えない。前走の鳴尾記念に全力投球だったと思われる。その鳴尾記念はレースタイム差+0.1で、前々走の弥彦Sが同+1.2だから、時計がかかった方が良いタイプ。週末の雨予報はアドバンテージだ。
レイパパレ 評価:A
戦績ランク4位 スピードランク1位
相性の良いコースのトータル成績が【3 0 0 0】のパーフェクトで、チャレンジC、大阪杯と2連勝しているのは他馬にないアドバンテージ。チャレンジCは前半1000m62.0秒のスローペースを、4角先頭から上り34.4秒で瞬発力勝負を制した。大阪杯では、一転1000m通過59.8秒のハイペースを逃げ切りと、展開不問の脚力は驚異的。
ただ、チャレンジCがレースタイム差+0.1、大阪杯が同+2.0だから、時計が速くなると苦戦しそう。
宝塚記念の注目馬はキセキ
今回、戦績項目とタイム項目の両方でプラスを計上した馬は、カレンブーケドールだけ。
ここでは、戦績項目とタイム項目のどちらかに加点があり、かつどちらにも減点がなく、さらに騎手項目に加点があるキセキを取り上げる。
昨年の宝塚記念では、1000m通過60.0秒、ラスト2F12.1秒-12.3秒の消耗戦を、上り37.2秒で2着。アーモンドアイが驚異的なレコードを記録したジャパンCでは、レース上り34.4秒の瞬発力勝負で2着好走と、時計も展開も不問で走れるのは強材料。
騎乗予定の福永騎手はコースを得意にしており、これで有利枠でも引ければ逆転の目も現実味を帯びてくる。