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ウインガニオンの強さは本物【中京記念のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週の中京記念を買ったウインガニオンは強かったですね。
完全に本格化したと思っていいでしょう。

各開催場の馬場差

7月22日(土)
   福島 芝-0.1
   福島ダート-0.4
   中京 芝-2.9
   中京ダート-2.5
   函館 芝-1.5
   函館ダート-2.6
7月23日(日)
   福島 芝-0.2
   福島ダート-0.9
   中京 芝-2.7
   中京ダート-1.7
   函館 芝-1.2
   函館ダート-1.7

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の福島は、最終週らしく芝の時計はかかっており、ダートも日曜は若干速くなったが、例年通りの水準だった。

中京は、見た目にも芝がぼこぼこなのに、なぜか時計が抜群に速い。こんな馬場で走った馬たちは本当に大丈夫なのか、心配になってしまう。

函館は、土曜に雨が降ってダートの時計は速くなった。ただ、芝コンディションは良好で、時計は速いままだった。

ウインガニオンの強さは本物/中京記念

サマーマイル第1弾の中京記念は、×ウインガニオンが完勝。

馬場差-2.7で、レースタイム差-1.9。

かなりの高速馬場で、中京記念のレースタイム差も-1.9と速かった。とはいえ、中京マイルはそもそも時計が遅いコースなので、このレースタイム差でも基準タイムとほぼ同じ。
つまり、時計勝負に強い馬は伸びあぐねる場面が多い。その典型だったのが、後方から追い込むも3着止まりだったブラックムーンだろう。

さて、勝った×ウインガニオンは、トウショウピストにハナを譲ったが、800m通過46.3秒の平均ペースを、4角手前から自ら動いて先行勢を掃除し、その上2着◎グランシルクに2馬身半差をつける完勝だから、かなり強い内容だった。

暑くなって調子を上げるタイプなので、秋になってどうなのかの不安は残るが、3連勝はフロックではなく本格化と見ていいだろう。

2着◎グランシルクは、またしても届かず2着。
時計面からも、展開面からも絶好の舞台となったはずだったが、それでもこの結果ということは、重賞ではどうしても一歩足りない。
こうなると、未勝利を勝ったときように、自分からペースを動かすレースに移行した方が良いかもしれない。

1番人気ブラックムーンは、前記の通り、時計が合わずに3着が一杯。とはいえ、この時計でも安定して走れたのは収穫。
これまで、重賞では6着、9着、8着とイマイチだったが、これで重賞でも通用する力は見せられた。


カシアス勝利も内容面からは強調できない/函館2歳S

2歳世代初の重賞ウィナーは、キンシャサノキセキ産駒の△カシアス

馬場差-1.2で、レースタイム差-1.7。

時計が出る馬場だったので、レースタイム差-1.7と速い決着となったが、時計自体はそれほど強調できない。
また、600m通過34.5秒のハイペースを押し切ったとはいえ、函館2歳Sはたいてい33秒台後半~34秒台前半のハイペースとなるが常で、今年のレースはそこまでではなかった。

2着×ウインジェルベーラは、2番手追走から逃げたパッセを競り落としての2着確保。内容としてはまずまずと言えるが、これが次走につながるかというと疑問符がつく。

◎アリアは、後方から差を詰めてコンマ1秒差の3着。
鞍上の丸山騎手が仕掛けてもスピードに乗るまで時間がかかっており、1200mは短かった。
距離が延びてからのレース振りを見てみたい。

2歳戦の注目馬はスカーレットカラー/未勝利戦(中京芝1600m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の中京第1Rに行われた未勝利戦(芝1600m)である。

馬場差-2.7で、レースタイム差-3.0。
時計が出る馬場だったとはいえ、2歳戦でレースタイム差-3.0なら評価していい。

アクアレーヌ
の逃げは半マイル46.8秒のハイペース。
スカーレットカラーは、道中口を割って折り合いがつくまで時間を要したが、落ち着いてからは一気にまくり上がると、直線は外から猛追して、2着以下に2馬身半差の完勝。

レースの上がりが12.2秒-11.9秒-12.3秒だから、スカーレットカラーはすべて11秒台で上がっており、かなりの潜在能力を秘めている。

距離が延びたときに折り合いが心配になるが、成長しだいでは重賞も狙える。

次走の注目馬・スペチアーレ(白河特別・福島芝1200m)

土曜 福島第11R 白河特別・芝1200m 4着スペチアーレ

土曜の福島芝の馬場差は-0.1と、最終週らしく時計がかかっており、白河特別のレースタイム差は+0.1だった。

福島芝1200mはそもそも時計が速くないコースなので、このレースタイム差では時計勝負に強いスピードタイプでは勝負にならない。
実際、勝った×テンテマリがスピードランク6位、2着リバティーホールがスピードランク9位である。

これでは、スピードランク1位の▲ミエノドリーマー、同2位のスペチアーレにとっては厳しい。

どちらも次走は注目したいが、▲ミエノドリーマーは人気になりそうなので、ここではスペチアーレを取り上げておく。

次走が新潟なら本命級。

 
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