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ライジングリーズン時計は遅いが価値ありの勝利【フェアリーSのタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週は、中山も京都も雨の影響が色濃く出る結果となりました。

各開催場の馬場差

1月5日(木)
中山 芝 +0.1 
中山ダート+1.3 
京都 芝 -0.5 
京都ダート-0.4 

各開催場の馬場差

1月8日(日)
中山 芝 -0.6 
中山ダート+-0 
京都 芝 -0.8 
京都ダート-0.8 

各開催場の馬場差

1月9日(日)
中山 芝 -0.7 
中山ダート+0.9 
京都 芝 +2.4 
京都ダート+0.1 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

中山は、金杯デーは芝もダートも遅かったが、土日は芝が速くてダートの時計が遅かった。

京都は、日曜の雨の影響が凄いことになっており、芝の馬場差はまさかの+2.4。時計勝負に強いタイプには厳しい結果となった。

ライジングリーズン時計は遅いが価値ありの勝利/フェアリーS

フェアリーSを制したのは、10番人気のライジングリーズン。

フェアリーSは、馬場差-0.7で、レースタイム差+0.2

午後から降り出した雨の影響もあり、時計自体は遅くなっているが、レース内容はなかなかの高評価を与えられる。

ツヅクの逃げは、2F目から11.0秒-11.2秒-11.4秒のハイラップで、レースの上がり3Fが36.7秒というタフなレースとなった。
3歳牝馬が、このハイペースを経験できたのは、今後に糧となるはずで、フェアリーS出走全馬の次走以降に注目したい。
とくに、逃げたツヅク、2番手追走から2着に粘ったアエロリット、先行集団からコンマ2秒差に踏みとどまったアルミューテンパフォームあたりは、非常に楽しみだ。

さて、勝った×ライジングリーズンは、このペースを6-10-7といったん位置取りを下げながら、ラスト35.4秒で見事な差し切り。
本来は時計が速くなった方が良いスピードタイプなだけに、このタフなペースを勝ち切ったことは評価できる。
スローの瞬発力勝負になったアルテミスS(東京芝1600m)では13着に負けているので、今回のようなタフなレースで本領を発揮するのだろう。
ペースが速くなりがちな桜花賞でも、良い勝負になるのではないか。

◎ヒストリアは、この時計なら3着以内は欲しかったところで、現状では力負け。
ただ、今回のレースの経験値は計り知れないので、次走は連対圏までもってくるだろう。

このペースと遅い時計で割を食ったのが、8着×コーラルプリンセスと、9着▲アマノガワ、12着キャスパリーグの3頭である。
ハイペースを経験したことで、次走以降は追走もラクになるだろうから、3頭とも次走には注意を払いたい。


キョウヘイ馬場差に左右されたがレース内容は悪くない/シンザン記念

8番人気のキョウヘイが勝ったシンザン記念を振り返る。

馬場差+2.4で、レースタイム差+2.5

かなり雨量が多く、時計がかかる馬場で、シンザン記念のレースタイム差も+2.5とかなり遅くなった。

ただ、レース内容は悪くはない。
600m通過34.5秒と速い流れで、レースの上がり3Fが38.1秒だから、フェアリーS同様かなりタフなレースとなった。
これでは、先行勢にはかなり厳しいペースといえる。

勝ったキョウヘイは、4角12番手からラスト36.7秒で差し切り勝ち。
ただ、キョウヘイは時計勝負になると甘くなるタイプなので、今回は馬場が味方した可能性は高く、次走以降で時計勝負になったときは未知数。

それよりも、2着の×タイセイスターリーの方が高評価。
そもそも時計勝負に強いタイプなので、この時計で連対圏に残れたのは驚きであり、このペースを経験できたことも糧になるはず。

今回の馬場でレースにならなかったのが、14着大敗の◎コウソクストレートである。
時計勝負にならないとダメなタイプで、この時計での敗戦はノーカウントでいい。
時計が速いコースに替わって、改めて見直したい。

また、8着のエテレインミノルも、時計が速いコースで、もう一度オープンでの走りを見てみたい。

 

2歳戦の注目馬はハイランドピーク/未勝利(中山ダ1800m)

先週の2歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の中山第2Rに行われた未勝利戦(ダ1800m)である。

土曜中山の馬場差が-0.6で、この未勝利戦のレースタイム差が-1.8。

この日ダート戦は7鞍あったが、レースタイム差-1.0より速かったのはハイランドピークだけだった。

レースは、ハイランドピークが600m通過36.9秒-800m通過49.9秒のハイペースで逃げ、そのまま後続を寄せつけずに、2着馬に8馬身差の圧勝。
ラスト1Fで13.5秒を要しているが、流してのものなのでまったく問題ない。

この時計なら、昇級しても即通用。オープンに入っても遜色ない。
次走が楽しみだ。
 
 

次走の注目馬・トミケンスラーヴァ

木曜 中山第11R 中山金杯・芝2000m 6着トミケンスラーヴァ

木曜の中山芝は時計がかかる馬場で、中山金杯のレースタイム差も+0.8と遅くなった。
勝ったツクバアズマオーがスピードランク4位で、2着×クラリティスカイが同13位、3着×シャイニープリンスが同9位だから、時計勝負に強いタイプの馬には厳しかった。

とくに、スピードランク1位△ストロングタイタン、同2位ドレッドノータス、同3位トミケンスラーヴァの3頭はレースにならなかった。

この3頭の中で次走に注目したいのは、2番手追走からコンマ6秒差6着に踏みとどまったトミケンスラーヴァである。
準オープンの身で、51キロの軽ハンデに助けられた面はあるが、このメンバーに入ってこの結果なら及第点以上。

次走は自己条件に戻ると思われるが、時計が速いコースなら確勝級。
オープンでも、ハンデ戦なら好勝負可能。
 

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