各開催場の馬場差
中山 芝 | -0.2 | |
---|---|---|
中山ダート | -0.5 | |
京都 芝 | -0.6 | |
京都ダート | -1.5 |
中山 芝 | +0.1 | |
---|---|---|
中山ダート | +0.4 | |
阪神 芝 | -0.1 | |
阪神ダート | -1.7 |
※全Rタイム差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の中山競馬は、土曜日が芝・ダートともに若干速くて、日曜日は時計がかかってきた。ただし、両日とも誤差の範囲でほぼ基準通りだった。
京都競馬は、土日ともに芝・ダートで時計が速く、とくに芝の時計は相当に速くなった。
先週は、日曜日に京成杯と日経新春杯の2つの重賞が行われた。
まず中山の京成杯。オトコギイッポンの逃げは、1000m通過61.9秒のスローペース。馬場差+0.1秒でこのペース、先行勢にアドバンテージのある中山芝2000mとはいえ、残り800mを切ってから急激にペースが上がり、先行勢は壊滅状態となった。ただ、それでも好位からレースを進めたコスモナインボール(13着)、○バルビエール(16着)は物足りない。
勝った◎ベルーフは、直線まで後方で我慢して大外からの差し切り。勝ちタイムは+0.7秒でそれほど評価できないものの、レースの幅が広がったという点では評価できる。▲タケルラムセスは、2着△ブラックバゴと同じような位置から同じようなレースでコンマ4秒差の9着。悪くはなかったが、現時点では力差を感じさせるレースとなった。
京都で行われた日経新春杯は、馬場差-0.1でタイム差は-0.3秒。もともと時計が速くなる京都芝2400mなので、勝った▲アドマイヤデウスのタイムはかなり速い。
この時計で恩恵を受けたのが、2着△フーラブライドである。ただ、そうはいっても牡馬に混じって55キロを背負った結果だけに、フーラの2着は評価できる。
逆に、この時計なら上位に来てほしかったのが、11着○サトノノブレスと、8着◎トウシンモンステラの2頭。サトノは58キロのトップハンデもあったと思うが、調子落ちだった感じ。トウシンは、オープンではまだ力不足で、もっと経験を積まないとダメ。
重賞以外で取り上げたいのが、日曜中山第10Rの初富士S(1600万下芝1800m)である。
馬場差+0.1秒の中で、勝ったラングレーの勝ちタイムは-1.6秒と破格の時計。逃げたクラウンロゼの1000m通過58.1秒の暴走ペースのおかげともいえるが、それを5番手から1 1/4馬身差をつけたのだから評価していい。次走に時計の速いコースなら、重賞でも通用しそう。東京新聞杯か小倉大賞典あたりなら、狙って面白い。
次走の狙い馬
土曜 中山11R ニューイヤーS(OP特別)9着アルフレード
アルフレードは、時計の速い馬場でこそのタイプで、そもそも時計がかかる中山芝1600mには向いておらず、さらにタイム差0.4秒では手も足も出なかった。しかし、時計の速い馬場に替われば、まだまだ見限れない。今回の敗退で人気が落ちるなら、絶好の狙い目となる。