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ブラックスピネルまさかの時計で予想は大ハズレ【東京新聞杯のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週の京都は時計がかかるだろうと思っていましたが、まさか東京まで遅くなるとは思わず、予想は見当違いなものになってしまいました。

各開催場の馬場差

2月4日(土)
東京 芝 -1.1 
東京ダート+0.1 
京都 芝 +0.6 
京都ダート-0.3 

各開催場の馬場差

2月5日(日)
東京 芝 +0.8 
東京ダート+0.8 
京都 芝 +2.5 
京都ダート-2.1 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の東京は、土曜の芝コースは時計が速いままだったが、日曜の後半になって突然時計がかかり出し、馬場差はまさかのプラスになった。これは読めない!

京都は、土日ともに芝の時計はかかっており、ダートは時計が速かった。とくに、雨の影響で日曜の芝コースはかなり時計が遅く、時計勝負に強いタイプの馬たちには厳しいコンディションとなってしまった。

ブラックスピネルまさかの時計で予想は大ハズレ/東京新聞杯

東京新聞杯は、○ブラックスピネルが初重賞制覇を飾り、1番人気のエアスピネルは人気を裏切る3着という結果になりました。

馬場差+0.8で、レースタイム差+2.0。

日曜の東京は、8Rから突然に時計がかかり出し、東京新聞杯のレースタイム差はまさかの+2.0!
この時計はさすがに読めなかった。

この少頭数で逃げ宣言がなかったので、ペースが緩むのはわかっていたが、800m通過49.8秒-1000m通過62.2秒の超スローペースは想定外。
まるで未勝利戦のようなペースで、逃げた○ブラックスピネルに勝ってくださいと言わんばかりのペース。

2番手につけたマイネルアウラート騎乗の柴田大騎手が、なぜプレッシャーをかけに行かなかったのか、理由がまったくわからない。
ここまでペースが落ちてしまえば、究極の瞬発力勝負となるのは明らかで、それは切れないマイネルアウラートにとっては避けたい展開だったはず。

案の定、上がり32秒台の馬が10頭中7頭に及ぶというヨーイドンのレースとなってしまった。
○ブラックスピネルの上がりが32.7秒だから、これでは後方勢は手も足も出ない。

このラップ、ペース、時計では、このレース自体、まったく評価できない。

ダントツ1番人気の×エアスピネルは、5番手追走から32.3秒の上がりを記録するも、最後はプロディガルサンにも切れ負けする形で3着。

このスローペースでも折り合えたことは収穫だったが、それ以上でも以下でもない。
賞金を加算できなかったことが、今後のローテーションに影響を及ぼさなければいいが……。

◎ブラックムーンは、時計勝負に強いタイプなので、この時計では負けて当然のレース。
ここまで時計がかかるとは思っていなかったので、予想は見当違いの大ハズレ。
また、後方からしかレースをできないので、この超スローペースも合わなかった。

2番人気△ヤングマンパワーも、時計勝負に強いタイプだけに、この時計では走れない。
次走以降、時計が速いコースに替われば見直せる。


アメリカズカップ時計がかかったスローペースで経験値なし/きさらぎ賞

きさらぎ賞でも、ダントツ1番人気サトノアーサーが期待を裏切る結果となった。

馬場差+2.5で、レースタイム差+2.4。

日曜の京都は雨の影響でかなり時計がかかっており、きさらぎ賞もレースタイム差+2.4と遅い決着となった。

勝ったアメリカズカップは、今回のメンバーでもっとも時計勝負に向いていない馬で、この時計なら圧勝も納得。
また、2着のサトノアーサーは、スピードランク6位で、時計がかかって良いタイプが上位を占める結果となった。

その割を食ったのが、スピードランク1位の△タガノアシュラと、1位タイの▲プラチナヴォイスの2頭である。
△タガノアシュラは、コンマ1.8秒離される大敗を喫したが、今回の敗戦はノーカウントでいい。
次走、時計が速いコースで人気を落とすようなら、狙って面白い。

さて、1番人気を裏切ったサトノアーサーだが、前述のように時計がかかる分には良かったはずで、1000m通過61.6秒の平均ペースで勝ち切れなかったのは不満。
ここで勝てなかったということは、つまりスローのヨーイドンでしか結果が出せないのか、重馬場が不得手なのかのどっちか。
重馬場がダメとなると、活躍の場は時計のかかる良馬場ということになり、いずれにせよ、クラシック戦線への殴り込みには黄信号がともった。

勝ったアメリカズカップは、スピードランク8位が示すように、時計がかからないとダメなタイプで、重馬場も合ったのだろう。
この勝利でクラシック云々とは言えないが、ローテーションは楽になった。

 

3歳戦の注目馬はキャプテンキング/500万下(東京ダ1400m)

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の東京第7Rに行われた500万下平場戦(ダ1400m)である。

馬場差+0.1で、レースタイム差-0.7。

土曜の東京ダートは多少時計がかかる馬場だったので、キャプテンキングのレースタイム差-0.7はかなり速い。

600m通過35.9秒-800m通過48.2秒のスローペースを、4角12番手から35.5秒の豪脚で一閃。
もちろん上がり最速で、レースの上がりが36.7秒、上がり2番手が36.3秒だから、かなりの破壊力を秘めている。
さらに、ワーストランク入りの野中騎手を背に乗せて、不利枠を克服してのものだから価値がある。

脚質的に安定感は望めないかもしれないが、オープンに昇級しても十分足りる。
 
 

次走の注目馬・ヴァイサーリッター

日曜 京都第10R 山城S・芝1200m 6着ヴァイサーリッター

きさらぎ賞でも書いたが、日曜の京都芝コンディションは最悪で、とにかく時計がかかっていた。
山城Sも例にもれず時計がかかっており、そのレースタイム差は+1.5。
この時計では、時計勝負に強いタイプではどうにもならない。

×ヴァイサーリッターはスピードランク1位で、今回のメンバーでもっとも割を食ったと言っていい。
それでも、4角8番手から上がり35.5秒で、勝った×ウインムートとはコンマ8秒差だから、時計が速いコースに替われば見直せる。
 

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