こんばんわ、ウキョーです。
先週の京都記念はかなり時計がかかり、戦前の予想通り、マカヒキは伸びを欠いて3着まで。
また、共同通信杯ではスワーヴリチャードがクラシック戦線へ向けて、前途洋洋の勝利をあげました。
各開催場の馬場差
2月11日(土)東京 芝 | -0.8 |
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東京ダート | +0.3 |
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京都 芝 | +1.6 |
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京都ダート | -1.9 |
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各開催場の馬場差
2月12日(日)東京 芝 | +0.4 |
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東京ダート | +0.5 |
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京都 芝 | +0.6 |
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京都ダート | -0.8 |
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小倉 芝 | -0.3 |
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小倉ダート | -0.6 |
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各開催場の馬場差
2月13日(月)小倉 芝 | -0.4 |
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小倉ダート | +0.2 |
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※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
先週の東京は、土曜の芝は若干速かったが、日曜の芝、ダートは時計がかかっており、最終週となる今週の馬場もパンパンの良馬場は望めそうもない。
京都は、先週の馬場から多少は回復したものの、芝は土日ともに時計がかかっており、ダートは時計が速かった。
小倉は、土曜が積雪で代替となったため、それほど時計は速くならなかった。芝の馬場差はマイナスになっているが、通常の開幕週に比べればかなり時計がかかっている。ダートは、月曜の時点ですでに時計がかかっており、今週の馬場が読みづらそう。
サトノクラウン大得意の馬場コンディションで圧勝/京都記念
想定通り時計がかかる稍重となった京都記念は、緩い馬場をものともしない○サトノクラウンの圧勝。
馬場差+0.6で、レースタイム差+1.3。
京都の馬場は先週から悪化の一途をたどり、今週もかなり時計がかかる馬場となり、京都記念もレースタイム差+1.3と遅い決着となった。
この馬場でこの時計なら、現役屈指の重の鬼○サトノクラウンで順当勝ち。
○サトノクラウンは、時計のかかる馬場にめっぽう強く、レースタイム差が1.0を超えるような馬場では無類の強さを発揮する。
しかし、高速決着になると結果が伴わないので、毎度毎度、上位を賑わせるタイプではない。とはいえ、香港ヴァーズを勝っているように力は確かなので、少しでも時計がかかるようなら、G1でも台頭のチャンスはある。
2着◎スマートレイアーは、決して重馬場が得意というわけではないが、速い時計にも遅い時計にも対応できる柔軟性が他馬より秀でており、重賞3勝馬の面目躍如といったところ。
また、適性外の距離で、このメンバー相手に2着確保だから、明けて7歳になるが力はまだまだ衰えていない。
さて、ダントツ1番人気を裏切ったマカヒキの敗因は、馬場に尽きる。
マカヒキの好走パターンは、高速決着の瞬発力勝負である。今回のような緩い馬場では、まったく力を発揮できない。3着なら、むしろ頑張っている。
また、1000m通過60.2秒の平均ペースではあったが、2F目から4F目までが11.5秒-11.9秒-11.8秒とペースが上がったとき、鞍上ムーア騎手が促したときに頭を上げていたので、おそらく完調手前だったのだろう。
時計が速くなるコースに替われば見直せる。
2番人気△ミッキーロケットは、出遅れが響いたのは確かだが、そもそもこの時計では走れない。
こちらも、時計が速い馬場なら変わってくる。
スワーヴリチャード皐月賞での好勝負を約束させる勝利/共同通信杯
共同通信杯は、スワーヴリチャードが勝って、クラシック戦線に名乗りを上げた。
馬場差+0.4で、レースタイム差-1.0。
日曜の東京芝は若干時計がかかっていたが、共同通信杯はかなり時計が速くなった。日曜の東京芝レースで、レースタイム差がマイナスになったのはスワーヴリチャードだけだから、価値ある勝利と言える。
レースは800m通過48.3秒-1000m通過60.6秒のスローペースで、ラスト3Fが11.6秒-11.4秒-11.7秒の瞬発力勝負となった。
勝ったスワーヴリチャードは、直線に入ると馬なりで先頭集団を交わし、34.2秒の末脚で2着以下に2馬身半差の快勝。
このスローペースで2馬身半差は圧勝と言っていい。少なくとも、現時点では2着以下との力差は明らか。
スワーヴリチャード自身は、皐月賞へ向けて前途洋洋と言える。
2着エトルディーニュは、4角2番手からの粘り込みで、このペースだとそれほど評価はできないが、賞金を加算できたことはアドバンテージになる。
3歳戦の注目馬はアドマイヤミヤビ/クイーンC(東京芝1600m)
先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、土曜の東京第11Rに行われたクイーンC(芝1600m)である。
馬場差-0.8で、レースタイム差-1.3。
土曜の東京芝は時計が速い馬場で、クイーンCも高速決着となった。
レースは、レーヌミノルが2F目から3F目にかけて11.1秒-11.4秒とペースを上げたが、1000m通過59.1秒の平均ペース。
○アドマイヤミヤビは、このペースを11-8-6の位置取りからラスト33.6秒の豪脚で抜け出した。
前走の百日草特別(東京芝2000m)からの距離短縮が懸念材料だったが、まったくの杞憂に終わった。
マイルが適距離とは言えないだけに、桜花賞では難しいかもしれないが、ここでの賞金加算はオークスへ向けてかなりのアドバンテージである。
次走の注目馬・スーサンジョイ
日曜 東京第10R バレンタインS・ダ1400m 7着スーサンジョイ
日曜の東京ダートは馬場差+0.4と時計がかかる馬場で、バレンタインSもレースタイム差+0.9とかなり時計がかかっている。勝った◎ブラゾンドゥリスがスピードランク6位だから、時計勝負に強い馬たちには厳しかった。
その中で、コンマ3秒差に踏みとどまったスーサンジョイは、次走、時計が速くなれば巻き返す余地は十分。
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