レース回顧 PR

説明不要の強さ! ドゥラメンテ【中山記念の回顧】

記事内に商品プロモーションを含む場合があります

こんばんわ、ウキョーです。
ドゥラメンテは強かったですねー。
負けるならここだろうな、と思っていたのですが、まったくもっての完勝でございました。
無印にしてゴメンなさい。

各開催場の馬場差

2月27日(土)
中山 芝 -0.7 
中山ダート+0.4 
阪神 芝 -0.6 
阪神ダート+-0 
小倉 芝 -0.5 
小倉ダート-0.1 

各開催場の馬場差

2月28日(日)
中山 芝 -1.2 
中山ダート+0.3 
阪神 芝 -0.9 
阪神ダート+0.4 
小倉 芝 -0.6 
小倉ダート+0.8 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

 
中山は、例年の開幕週と同レベルの時計で、芝は速かった。しかし、ダートはパサパサで土日ともに時計がかかっている。

阪神も、中山と同じように芝は速くて、ダートは土日ともに時計がかかっている。

小倉は、先週とはまるっきり逆の馬場コンディションで、土日ともに芝が速くて、ダートは遅かった。

説明不要の強さ! ドゥラメンテ/中山記念

ドゥラメンテが2冠馬の貫録を見せつけた中山記念から、振り返ってみよう。
馬場差-1.2で、レースタイム差が-2.2

開幕週なので、ある程度の速さは想定していたのだが、この時計は相当に速い。いくら時計がかかる中山芝1800mとはいえ、ここまで速くなってしまうと、時計勝負に対応できない馬たちの出番はない。

私は時計勝負に強い馬たちの評価を下げてしまったので、予想はかすりもしなかった。

レースは、カオスモスが1000m通過59.4秒の平均ペース。ペースが落ち着くかと思ったが、△ラストインパクトが積極的に前へ出たことで、スローペースにはならなかった。

勝ったドゥラメンテは、4角過ぎから先頭を射程圏に入れ、残り200mで先頭に立つと、最後は34.1秒でまとめて後続を完封した。
ラストはお釣りがなかったものの、残り400m~200mのラップが11.1秒だから、ここで一気に脚を使って勝負を決めている。それでも、惰性でラストが11.8秒なのだから、驚くべき持続力と言うほかない。

また、共同通信杯や皐月賞で見せた気性の荒さは影を潜め、気性面でも成長を見せた。
今回も時計の速い決着となったことで、時計がかかったときに同様のパフォーマンスを見せられるかは未知数だが、相性最悪のコースで完勝したドゥラメンテにとっては、杞憂に終わりそうな気もする。

◎イスラボニータは、若干出負けたが、許容範囲。それが、4角で離されるとまったく動けず9着敗退。
◎イスラボニータにとっては時計が速すぎたのはたしかだが、それにしても負けすぎ。
ゲートがうるさかったのも気になるし、一旦、休養を挟んだ方が良さそう。

〇レッドレイヴンは、今回のメンバーの中ではもっとも時計勝負に向かないタイプだったが、コンマ4秒差の5着に踏みとどまれたのは力の証。
次走、時計がかかるコースに替われば勝機十分。

2着アンビシャス、3着リアルスティールは、ともに時計が速くなったのが良かった。
どちらも明け4歳馬で、ドゥラメンテには完敗だったが、2頭とも、今後の将来性は明るい。とくにリアルスティールは不利枠を克服してのものだから、上位2頭と力差はない。


 

やっぱり逃げた方がイイ! ミッキーアイル快勝/阪急杯

次は、日曜の阪神で行われた阪急杯を振り返る。
馬場差-0.9で、レースタイム差が-0.8

×ミッキーアイルが、600m通過33.8秒、800m通過45.2秒の平均やや速めのペースで逃げ、ラスト34.7秒でまとめて2着オメガヴェンデッタに3/4馬身差で快勝。

開幕週らしい高速決着となり、時計勝負でこその×ミッキーアイルには願ってもない馬場となった。
時計もそうだが、何より気分良く逃げられたことが良かった。
陣営は脚質転換をはかっているようだが、この馬はやっぱり逃げた方が良い。

2着オメガヴェンデッタは、本来は時計がかかった方が良いタイプだが、今回は武豊騎手の好騎乗。
それでも、この時計で走れたのは収穫で、次走が時計のかかるコースなら重賞も勝てそう。

2番人気レッツゴードンキは、この時計だと速すぎて最後が甘くなるのは仕方ない。コンマ2秒差6着なら、休み明けとしては及第点。
前半の速いラップにも戸惑っておらず、短距離のレースにも対応できていたが、個人的には1400mは短いような気がする。秋華賞は時計が速すぎて大敗したが、1600m~2000mくらいの方が持ち味が生きる。

◎タガノブルグは、この時計なら結果がほしかった。
いつもと同じ最後方からの競馬だったが、今回は出負けて序盤におかれる形となったのが痛かった。
そのため4角手前で脚を使わざるを得なくなり、内から伸びかけたものの残り100mで止まってしまった。
相変わらず乗り難しいタイプで、鞍上を固定化した方がいい。
 
 

3歳戦の注目馬はアルカサル/水仙賞(中山芝2200m)

土曜の中山第9Rに行われた水仙賞(芝2200m)の時計が速かった。

勝ったアルカサルの勝ちタイムは2.13.8。
馬場差-0.7で、レースタイム差-2.8

時計が出る馬場だったとはいえ、このタイムはかなり速い。
1000m通過60.5秒の平均ペースを、アルカサルは10-9-6-2と早めにまくると、34.7秒の上がりで押し切って、2着以下に2馬身半差の圧勝。
この時期の3歳戦で、2分13秒台で走れるのは、すでに完成されているか、もしくは潜在能力の高さの証。

前走の新馬戦もひとまくりの大味競馬であり、果たしてオープンに昇級して、この戦法で通用するかわからないが、時計面では重賞でも通用する。
 
 

次走の注目馬・ブリュネット

日曜 小倉第11R 関門橋S(1600万下)・芝1800m5着ブリュネット

この日の小倉芝の馬場差は-0.6で、関門橋Sのレースタイム差は-0.9。
そもそも速い小倉芝1800mだから、この時計はかなり速い。

また、600m通過から12秒台が一度もない激流となり、かなりタフなレースとなった。

こうなると、時計勝負に対応できないタイプは勝負にならない。
その最たる馬が、ブリュネットである。
それでも、この激流を4角6番手からコンマ8秒差5着なら、かなり頑張っている。

準オープンに昇級してから、なかなか勝てないでいるが、ここでハイペースを経験できたことが、現級突破につながるはず。
次走、時計がかかるコースに替われば、勝機十分。

ちなみに、この激流を4角先頭で押し切ったキャンベルジュニアは、かなり強い競馬をしている。
キャンベルジュニアは時計勝負でこそのタイプで、オープンに入っても時計勝負になれば通用する。
 

にほんブログ村 競馬ブログ 競馬予想へ
応援よろしくお願いします!

COMMENT

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA