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皐月賞でも一角崩しを期待したいマウントロブソン【スプリングSの回顧】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週は3日開催でしたが、重賞はそれぞれ見応えがありました。
とくに、阪神大賞典のシュヴァルグランと、スプリングSのマウントロブソンは強かった!

各開催場の馬場差

3月19日(土)
阪神 芝 +0.8 
阪神ダート-1.8 
中京 芝 +2.5 
中京ダート-2.1 

各開催場の馬場差

3月20日(日)
中山 芝 -0.5 
中山ダート-1.1 
阪神 芝 +0.7 
阪神ダート-1.0 

各開催場の馬場差

3月21日(日)
中山 芝 +0.1 
中山ダート-0.7 
中京 芝 +0.3 
中京ダート-1.2 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

 
中山は、日曜の芝は時計が速かったが、月曜は時計がかかっている。ダートは、両日ともに時計が速い。

阪神は、土日ともに芝の時計がかかり、ダートは速かった。

中京は、雨の影響で、土曜の芝はかなり時計が遅く、ダートの時計は抜群に速かった。月曜の芝は持ち直したものの、まだ時計がかかっており、ダートは速くなっている。

皐月賞でも一角崩しを期待したいマウントロブソン/スプリングS

日曜の中山で行われた、皐月賞トライアルのスプリングSから振り返る。
馬場差-0.5で、レースタイム差が-0.7

時計が速い馬場で、レースタイム差-0.7なら悪くはない。
ただ、悪くはないという程度では、残念ながら皐月賞にはつながらない。

×マイネルハニーが1角で先頭を奪い、800m通過48.3秒、1000m通過60.3秒の平均ペース。

勝ったマウントロブソンは、今回のメンバーの中でもっとも時計に向くタイプで、レースタイム差-0.7の速い時計が功を奏した。
それでも、直線でいったん◎プランスシャルマンにかわされてひるんだような素振りを見せながらも、そこから再び加速して、セーフティにも思えた×マイネルハニーを差し切ったレースは見事。

クラシック戦線が混戦模様であれば、皐月賞の有力馬として推しておきたいところだが、弥生賞組とサトノダイヤモンドという強敵と比べると、どうしても一枚劣ってしまう。
しかし、3強の一角を崩せる力はあるはず。
その皐月賞で好走するための条件としては、有力馬が時計勝負でこそのタイプなので、ある程度タイムが遅くなってくれれば。

1番人気のロードクエストは、相変わらずゲートが安定しない。
4角10番手から35.0秒の末脚では、それほど見るべきところはなかったというのが本音で、ちょっと期待外れだった。

◎プランスシャルマンは、そのロードクエストからコンマ2秒離された4着。
3角あたりでポジションを上げるために脚を使ったため、最後の最後に脚が止まってしまったが、こうしたレースで連対を確保できるようにならないと、少なくともG1には届かない。
それでも、オープンでのめどは立ったし、経験を積んでいけば重賞でも足りる。

3番人気ドレッドノータスは、折り合いはついていたが、直線でまったく伸びず7着敗退。
敗因がわからないが、引っ掛かるくらい元気が良くないとダメなのかもしれない。
でも、掛かると距離延長には耐えられないし、一度短いところを使った方が良い。


 

一躍春天のスターダムにのし上がったシュヴァルグラン/阪神大賞典

次は、日曜の阪神で行われた阪神大賞典を振り返る。
馬場差+0.7で、レースタイム差が-2.2。
雨の影響で時計がかかった馬場コンディションで、レースタイム差-2.2は相当に速い。

逃げたのは◎カレンミロティックで、1000m通過61.6秒で、前半は平均ペース。そこから中盤までペースは上がらなかったが、3角手前から後続馬がペースアップすると、◎カレンミロティックも同調してレースが動いた。

勝った×シュヴァルグランは、4角前から動き出し、直線は外を回してラスト34.9秒で突き抜けた。
折り合いも見事についており、鞍上の福永騎手は、内を突いて行き場をなくした○アドマイヤデウスとは違って外を回す好騎乗。

時計面でも評価できるし、天皇賞・春に向けてこの上ない結果を残したといえる。

◎カレンミロティックは、ゴール前は3着争いからも脱落して、1.1秒差の6着に敗れた。
速い時計はお手の物だし、スローでは切れ負けするのでペースも良かった。休み明けの分を酌量しても、ちょっと走らなさすぎた。

ここを叩いて良化したとしても、春天ではちょっと足りないかもしれない。

2番人気▲トーホウジャッカルは、直線に入るとまったく手応えなく、2.0秒差の7着に大敗。
休み明けで、+18キロと重め残りだったので、連対までは厳しいとは思っていたが、掲示板を外す大敗はいただけない。

時計勝負はもってこいのタイプだし、長距離戦も問題ない。いまだに菊花賞の反動というわけでもないだろうから、現状では力不足ということだろう。
ここを叩いて、次走が試金石になりそう。
 
 

3歳戦の注目馬はマインシャッツ/500万下戦(阪神ダ1800m)

土曜の阪神第8Rに行われた3歳500万下戦(ダ1800m)の時計が速かった。

勝ったマインシャッツの勝ちタイムは1.49.9。馬場差-1.8で、レースタイム差-3.9

3歳戦で1分50秒を切ったのは、過去10年を見てもマインシャッツを含めて2頭だけ。
その1頭は、2011年のあおぎりS(1000万下)を勝ったタガノロックオン。
タガノロックオンは、その後ジャパンダートダービーで3着、師走Sを勝っており、時計だけ見ればオープン級。

また、この時計でクビ差2着に踏みとどまったフォンターナリ―リは、3着馬には7馬身差をつけおり確勝級。さらに、昇級しても十分通用する。

とにかく、この2頭はダート戦線で注目しておきたい。
 
 

次走の注目馬・バシレウスライオン

土曜 中京第11R ファルコンS(G3)・芝1400m6着バシレウスライオン

この日の中京芝の馬場差は+2.5で、ファルコンSのレースタイム差は+2.4

中京芝1400mは、もともと時計がかかるコースで、さらにレースタイム差+2.4だから、時計は相当に遅い。

バシレウスライオンは、今回のメンバーの中でもっとも時計が速い馬場に向くタイプで、さすがにこの時計では走れない。
さらに不利枠を引いてのレースでもあり、それをコンマ9秒差6着だからかなり頑張っている。

前々走の萌黄賞(小倉芝1200m)でも、レースタイム差-0.9で押し切っており、やはり時計が速くなってこそなのだろう。
時計が速くなれば、重賞でも力は足りる。

ただ、胴が詰まった体形を見ると短距離向きで、これ以上の距離延長は厳しいかもしれない。
 

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