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一転時計がかかってスピードタイプ全滅【高松宮記念のタイム分析】

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こんばんわ、ウキョーです。
先週の中京は、日曜の雨で時計がかかってしまい、前日予想はまったくの見当外れとなってしまいました。
スピードタイプは全滅し、時計がかかって良いタイプが上位を独占する結果となりました。

各開催場の馬場差

3月25日(土)
中山 芝 +0.6 
中山ダート+0.2 
阪神 芝 -0.6 
阪神ダート-0.7 
中京 芝 -1.6 
中京ダート-1.2 

各開催場の馬場差

3月26日(月)
中山 芝 +1.8 
中山ダート+0.3 
阪神 芝 -0.2 
阪神ダート-0.9 
中京 芝 -0.7 
中京ダート-1.4 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

先週の中山も時計がかかっており、芝もダートも遅かった。とくに、雨の影響で日曜の芝はかなり時計がかかっている。

阪神は、芝もダートも時計は速かったが、日曜になって芝の時計が若干かかりだしていた。

中京は、芝もダートも時計が速く、とくに雨の影響でダートはかなり速くなっていた。

一転時計がかかってスピードタイプ全滅/高松宮記念

群雄割拠のスプリント界を制したのは、新星セイウンコウセイだった。

馬場差-0.7で、レースタイム差-0.3。

中京は朝からの雨が1回やんだが、午後から再び降り出したため、高松宮記念は一気に時計がかかってしまった。
レースタイム差は-0.3だが、中京芝1200mはそもそも時計がかかるコースなので、このレースタイム差だとG1としては物足りない。
そのため、時計勝負に強いスピードタイプの馬たちは揃って馬群に沈んだ。
勝ったセイウンコウセイがスピードランク12位で、2着×レッツゴードンキが同15位、3着レッドファルクスが同8位である。

セイウンコウセイは、600m通過33.8秒-800m通過45.2秒のハイペースを、4番手追走からラスト34.5秒で栄冠を手にした。
重馬場が得意だったのもあるが、ハイペースの淀短距離S(京都芝1200m)を制した経験が生きた。
高速決着になったときにどうかという懸念は拭いきれないが、スプリンターズSが行われる中山芝1200mも時計がかかるコースなので、秋も楽しみな1頭であることに間違いない。

2着×レッツゴードンキは、ゲートを出たなりの後方待機。もう少し出していくかと思ったら、岩田騎手曰く「次のヴィクトリアマイルを考えると出していきたくなかった」ということ。
今回は時計がかかったことが功を奏した格好となったが、今後も後方待機でレースをするとなると、高速決着に対応できない可能性が高い。

◎メラグラーナは、序盤からペースに乗れず、後方のまま見せ場なし。時計がかかる分には問題なかったはずだが、昨秋の京阪杯(京都芝1200m)でも惨敗を喫しているように、渋った馬場がダメなのだろう。
今回で力が足りない結論付けるのは早計だが、現状では、時計がかかる良馬場が理想。

時計勝負に強い馬たちは壊滅状態で、その中で次走に注意したいのが×ナックビーナスである。
ゲートはすんなり出たものの、序盤からペースに乗りきれずに直線に入っても反応が薄かった。
それでも、このメンバーに入ってコンマ8秒差8着に踏みとどまれたのだから、時計が速くなってくれれば重賞戦線での活躍も期待できる。


ゴールドアクターに衰えをかんじた/日経賞

土曜の中山で行われた日経賞では、1番人気の▲ゴールドアクターが人気を裏切った。

馬場差+0.6で、レースタイム差-0.2。

今週も中山は時計がかかっており、土曜の中山芝コンディションも悪かった。
日経賞のレースタイム差は-0.2で、時計自体は速くはないが、馬場状態を考えれば悪くはない。

ヤマカツライデンが800m通過49.0秒-1000m通過61.6秒-1300m通過80.5秒の平均ペースで逃げたが、その後は一度も13秒台のない淀みのないラップで、レースの上がり36.2秒という地力勝負になった。
この流れで結果を出してきた▲ゴールドアクターや、×ディーマジェスティにとっては絶好だったはずが、5着、6着と両頭ともふるわなかったのは、時計が遅かったから。

ただ、▲ゴールドアクターは、これまで時計がかかってもタフな地力勝負なら結果を出してきただけに、年齢による衰えを感じさせるレースとなってしまった。

さて、勝った×シャケトラは、前走の日経新春杯(京都芝2400m)でハイペースを経験していたおかげで、このペースでもリズムを崩すことなく残り1000mの地点から動き出して、ラスト35.0秒での差し切り。
キャリア6戦目の馬とは思えない豪快な勝利で、手放しに誉めていい。あとは、時計勝負になったときに同じような脚を使えるかというところだが、今回のような地力勝負で結果を出せたことは糧となるはず。

2着×ミライヘノツバサは、スピードランク16位が示すように、時計がかかったことが好走の要因だが、前走のAJCC(中山芝2200m)ではレースタイム差-0.9で3着に来れているように、ある程度の時計なら対応は可能で、今後の重賞戦線でも面白い存在となりそうだ。

◎ツクバアズマオーは、ハイペースの金杯(中山芝2000m)を勝って、スローペースの中山記念(中山芝1800m)で負けていることから、ペースが流れてくれればこのメンバーでも勝負になると思ったのだが、まったく抵抗できずに11着惨敗。
この距離では力不足だったということで、距離を短縮して出直しをはかりたい。

 

3歳戦の注目馬はミッキースワロー/未勝利(中山芝2200m)

先週の3歳戦で、もっとも見どころがあったのは、日曜の中山第4Rに行われた未勝利戦(芝2200m)である。

日曜の中山は雨の影響でかなり時計がかかっており、芝の馬場差は+1.8にもなっていた。
そんなコンディションの中で、ミッキースワローのレースタイム差は、なんと-1.2である。

午前中は良馬場で行われていたことを勘案しても、このレースタイム差は出色と言っていい。
1000m通過62.0秒の平均ペースを、14-15-16-5という位置取りで、ラスト36.3秒でまとめて2着馬に3馬身半差だから、ここでは格が違った。

この時計なら昇級しても即通用。
 
 

次走の注目馬・マインシャッツ

土曜 中京第11R 名古屋城S・ダ1800m 5着マインシャッツ

土曜の中京ダートは時計が速かったが、名古屋城Sのーレスタイム差は-0.2止まり。
中京ダ1800mはそもそも時計がかかるコースなので、このレースタイム差では時計勝負に強いスピードタイプには厳しい。
実際、勝った×スズカリバーがスピードランク14位、2着ドラゴンバローズが同7位、3着▲スリータイタンが9位である。

この時計では、スピードランク1位のマインシャッツにはハナから無理レース。
それでも、4角10番手から脚を伸ばしてコンマ8秒差なら頑張った。

次走以降、時計が速いコースに替われば上位を狙える。
 

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