各開催場の馬場差
中山 芝 | 0.2 | |
---|---|---|
中山ダート | -2.4 | |
阪神 芝 | +1.9 | |
阪神ダート | -2.5 | |
福島 芝 | +0.2 | |
福島ダート | -0.9 |
中山 芝 | -0.1 | |
---|---|---|
中山ダート | -1.4 | |
阪神 芝 | +1.2 | |
阪神ダート | -1.6 | |
福島 芝 | -0.6 | |
福島ダート | -0.3 |
※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。
中山はダートは速いままだったが、先週までの高速馬場から一転し、土曜日の芝は時計がかかった。日曜はやや回復したが、それでも標準の時計。とにかく今の中山は馬場が読みにくく、予想の方も散々な結果となってしまった。
阪神は、雨の影響が顕著で、芝は土日ともに時計がかかり、ダートは両日ともに時計が速くなっている。
福島は、雨が降って稍重まで馬場は悪化したが、開幕週らしく芝の時計はそれほど遅くはなっていない。日曜日の芝は速かった。ダートは、土日ともに速かった。
桜の結果はオークスに直結するか!?
圧倒的な1番人気ルージュバックが馬群に沈んだ桜花賞から。
馬場差+1.2で、レースタイム差が+1.5。走破タイムは遅かったが、馬場差が+1.2なので、時計的にはほぼ標準。速くはないので評価はできないが、見た目が遅くても評価が落ちるわけではない。
レースは、1000m通過62.5秒という未勝利戦なみの超スローペース。断然人気の△ルージュバックを意識しすぎたのか、どの馬も身動きできず、◎レッツゴードンキにラスト33.5秒で上がられたら手も足も出ない。◎レッツゴードンキは展開に恵まれた面があるのは確かだが、このスローペースで、2着▲クルミナル以下に4馬身差をつけたのは、力があってこそ。
9着に負けた△ルージュバックは、時計勝負に強いタイプなので、この勝ちタイムでは遅すぎる。◎レッツゴードンキには1秒差をつけられたが、2着からはコンマ3秒差。時計の速いオークスに舞台が変われば、巻き返せる余地は十分ある。
ほかの人気どころでは、アンドリエッテが物足りなかった。最速の上りで6着まで差を詰めたが、勝ってもおかしくない時計。2着以下となら良い勝負になるだろうが、少なくとも勝った◎レッツゴードンキとは、現時点では力差がある。
この結果がオークスに直結するかというと、上位陣も安穏とはしていられない。オークスで面白いのは、7着×キャットコイン。本質的に時計が速い方が良いので、桜花賞のタイムは遅かった。△ルージュバックより食指が動く。
阪神牝馬Sを勝ったカフェブリリアントの可能性
土曜日に行われた2つの重賞のうち、見所があったの阪神牝馬Sである。
馬場差+1.9で、レースタイム差+0.4なら、及第点以上の評価を与えられる。レースは、バーバラが逃げて600m通過34.8秒のスローペース。
勝ったカフェブリリアントは、展開と少し時計がかかった馬場が味方したが、準オープンを勝ち上がったばかりとは思えないパフォーマンス。ヴィクトリアマイルでは、もう一段階、時計を詰めないといけないため、すぐさま飛びつくわけにはいかない。
1番人気で4着に負けた▲スマートレイアーは、もうちょっとタイムが速くならないとこんなもの。それだけに、時計が速い馬場に替われば見直せる。
今週で注目したいレースは、日曜日の阪神第4R 3歳500万下戦(ダ1800m)。
馬場差-1.6で、レースタイム差-3.1なので、時計的には及第点以上。
勝ったタガノクレイオスは、不利枠を覆しての勝利で、時計面でも優秀。ただ、雨が降って時計が速くなったのがアドバンテージだったのは確かなので、パサパサに乾いた馬場で走れるかどうかは未知数。
次走の注目馬・ミッキークイーン
日曜 阪神第9R 忘れな草賞(OP・芝2000m)1着ミッキークイーン
忘れな草賞は、馬場差+1.2で、レースタイム差+2.0。時計面ではまったく評価に値しないが、勝ったのが時計勝負に強いタイプのミッキークイーンだから驚いた。
これは、格が違ったということ。桜花賞を除外になって回った忘れな草賞だったが、ラクな勝ち方で賞金を加算できたのは嬉しい誤算だった。オークスに出走できれば注目したい。