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G1馬5頭をなで斬りアンビシャスが春の主役に躍り出る/大阪杯

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こんばんわ、ウキョーです。
大阪杯もダービー卿CTも、面白かったですね。
大阪杯を勝ったアンビシャスは、負かした相手が相手ですから、この勝利は価値大でしょう。

各開催場の馬場差

4月2日(土)
中山 芝 -0.1 
中山ダート-0.2 
阪神 芝 -1.3 
阪神ダート-0.4 

各開催場の馬場差

4月3日(日)
中山 芝 -0.4 
中山ダート-0.4 
阪神 芝 -0.8 
阪神ダート-0.5 

※馬場差:当日の全レースを対象にしたタイム差。マイナスなら時計の速い馬場、プラスなら時計のかかる馬場。

 
中山は雨の影響で馬場は渋ったが、時計面ではほぼ標準通り。日曜日の芝が、若干速かった。

阪神は、土日ともに芝の時計がかなり速く、とくに土曜の芝は速かった。ダートもそこそこの時計が出ている。

G1馬5頭をなで斬りアンビシャスが春の主役に躍り出る/大阪杯

G1馬5頭という豪華メンバーによって行われた大阪杯から振り返る。
馬場差-0.8で、レースタイム差が-0.3

◎キタサンブラックが1000m通過61.1秒の超スローペースで逃げたため、それほど速い時計は出なかったが、G1馬を押さえて優勝した×アンビシャスは、手放しで誉めていい。

いつも引っ掛かり気味な馬なので、◎キタサンブラックの単騎が見込まれた今回は、戦前から折り合いが不安だったが、序盤若干かかり気味ではあったものの、すぐに折り合いがついて成長を感じさせた。
これまでは、折り合い重視で中団以降からのレースが多かったが、今回は番手からの競馬。
それでも、しっかり折り合ってラスト33.4秒でまとめているのだから、今後はもう負けないのではないかというくらいの安定感。

逃げた◎キタサンブラックがラスト33.6秒で2着、勝った×アンビシャスがラスト33.4秒で上がってしまったら、3番手以降の馬たちに出番はない。
上位2頭の強さが際立った。

1番人気○ラブリーデイは、中団から脚を伸ばすが、コンマ4秒差の4着。
時計やペースは、昨秋の天皇賞(秋)と同じようなレースだったが、当時5着だった×アンビシャス、4着だった▲ショウナンパンドラに逆転を許し、新興勢力の◎キタサンブラックに及ばなかった。

天皇賞(秋)のときは4番手から競馬ができていたのに、このスローペースで前に付けられなかったのは、おそらく有馬記念の後遺症だと思う。
あのときの消極的なレースを払拭できない限り、昨年のような快進撃は期待できない。

3番人気△ヌーヴォレコルトは、正攻法のレースでコンマ7秒差の6着。
時計面では△ヌーヴォレコルトにとっては絶好だったが、上位2頭にまったく抵抗できず、イスラボニータにも半馬身及ばなかった。これが、香港遠征の影響なら叩いた次走での巻き返しはあるが、戦前のコメント通り、影響がないのだとしたら力負け。


 

まだまだ衰えていないロゴタイプ/ダービー卿CT

次は、日曜の中山で行われたダービー卿CTを振り返る。
馬場差-0.4で、レースタイム差が-0.7
先週より時計が速くなった馬場状態で、そもそも時計がかかる中山マイルとしては、時計が出ている方。

キャンベルジュニアが予想外のハナへ立つと、半マイル通過46.9秒の平均やや遅めのペース。
ただ、2F目から12秒を切ることのない淀みのないペースで、先行勢には厳しいペースだった。

キャンベルジュニアがハミを噛んで走っていたように見えたが、ラップを見ると納得できる。
初めての逃げで、馬が怒っていたようにも見えた。あれでは直線失速するのも仕方ない。

◎サンライズメジャーは、2番手追走から直線粘り切れずにコンマ4秒差の5着。
いったん馬群に沈みかけたが、ゴール前で盛り返してきた。
これならハナに立った方が良かったが、淀みのないペースで行くに行けなかった。
それに、◎サンライズメジャーはもうちょっと時計がかかった方が良い。

1番人気キャンベルジュニアは、時計が速くならないとダメなタイプで、この時計ならもうちょっと抵抗したかったところだが、人馬一体とは程遠いレースだったので酌量の余地はある。
改めて次走の走りを見てみたい。

勝った▲マジックタイムは、53キロのハンデとペースに恵まれたところもあったが、牡馬を一蹴しての勝利は価値あり。
シュタルケ騎手の手腕も抜群だったが、デビュー時から30キロ以上馬体を増やしていることからもわかるように、成長力のなせる業だろう。
初重賞が牡馬混合戦というのも素晴らしく、ヴィクトリアマイルも、多少時計がかかってくれれば出番はありそう。

今回のペースで、背負って外を回って動いた○ロゴタイプが、もっとも強い競馬をしている。
皐月賞以来、勝ち星から遠ざかっているが、まだまだ力は衰えていない。
時計がかかる馬場が有利なタイプなので、そもそも時計がかかる中山マイルは向いているが、58キロを背負ってこの競馬ができるなら、コースが替わっても大丈夫だろう。
 
 

3歳戦の注目馬はストロングバローズ/伏竜S(中山ダ1800m)

日曜の中山第10Rに行われた伏竜S(ダ1800m)の時計が速かった。

勝ったストロングバローズの勝ちタイムは1.52.4。馬場差-0.4で、レースタイム差-2.2

この日の中山全レースでレースタイム差-2.0より速くなったのは、ストロングバローズだけ。

ミッテルレギの逃げは、1000m通過61.5秒のハイペース。
このハイペースを、ストロングバローズは3-2-5-5といったん包まれながらも、直線でラクに抜け出して、2着グレンツェントに1 3/4馬身差の圧勝。

昨秋のデビュー戦でもわかる通り、時計が速くなってこそのタイプだが、ミッテルレギのハイペースからラスト38.1秒でまとめているのは力の証。
今後も、重賞戦線で十分にやっていけるだけの力はある。
 
 

次走の注目馬・ステイブラビッシモ

土曜 中山第9R 山吹賞(3歳500万下)・芝2200m5着ステイブラビッシモ

この日の中山芝の馬場差は-0.1で、山吹賞のレースタイム差は-0.5。

レースタイム差はマイナスだが、中山芝2200mは時計がかかるコースなので、この時計でも▲ステイブラビッシモにとっては、まだまだ遅い。

時計が速い馬場に向く○シュペルミエールや×オーナードリブンが連対に届かなかったことからも、時計勝負に強い▲ステイブラビッシモにも厳しかった。
それでも、7-6-3-2の位置取りからコンマ5秒差なら頑張っている。

時計が速い馬場に替われば、改めて見直したい1頭。
個人的には2200mは長い気がするので、できれば距離短縮で狙ってみたい。
 

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